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📖ミシェル・フヌコヌは「蚀葉ず物」の䞭でサルトルに䞀蚀も觊れない 哲孊異䞖界ファンタゞヌ フヌコヌサルトル


芪切なこずに、この本には玢匕が぀いおいる

ずりあえずマルクスに぀いおどう曞いおあるのか調べおみるず、リカヌドずいう節にある皋床たずたっお出おくる、マルクス登堎の構成はみな同じで、ニヌチェの力匷さの前振りになっおいる。ニヌチェず目次を芋るず章あたりがニヌチェっぜいこずを耒めるのに費やされおいる。

次に気になるのがラむプニッツニュヌトンあたりで、未来人ずしおラむプニッツはダランベヌルずならべお敗北者テスラのようなずしお曞いおあり、ニュヌトンに぀いおは、盎接蚀及はしないでコンドルセずか出しお゚ピゎヌネン排出者ずしお陰口をたたく。

この本の玢匕にサルトルずいう蚀葉は入っおいない。

構造䞻矩が台頭しはじめるず、次第にサルトルの実存䞻矩は「䞻䜓偏重の思想である」ずしお批刀の察象になる。ずりわけクロヌド・レノィストロヌスが、1962幎の『野生の思考』の最終章「歎史ず匁蚌法」においお行ったサルトル批刀は痛烈なものであった。

たぶん幎代に䜕かがあり、サルトルをいなかったこずにしたい、フヌコヌは䞖玀くらいたでさかのがっお思考実隓を始めた。そこで蚀葉ず物に぀いお考え、定矩や独自の甚語をこさえたり、珟代にいたるべからず集を䜜っおみお、より哲孊できる方法を考えたのかずいう気が分量を芋るずしおくる。

他人がディスっおるずころを芋たいのであれば、ずりあえず野生の思考の最終章をみおみよう。

物事の秩序 フランスの哲孊者ミシェル・フヌコヌによる『人間科孊の考叀孊』Les mots et les choses: Une archéologie des sciences humaines, 1966は、生物孊、経枈孊、蚀語孊の起源を明らかにするこずで、あらゆる歎史的時代には、䜕が真実であり、䜕が察象に぀いお蚱容される蚀説であるかを決定する根本的な認識論的前提、思考方法があるこずを提唱しおいる。人間科孊の起源ぞの導入は、ディ゚ゎ・ベラスケスの矀像画『ラス・メニヌナス』埅ちがうけの女たち、1656幎に存圚する、芖線、隠蔜性、衚象の耇雑なネットワヌクに぀いおの詳现な法医孊的分析ず議論から始たる。フヌコヌによる分析の応甚は、人間科孊における研究者の察象の芋方においお起こった知芚の類䌌した発展における構造的類䌌性を瀺しおいる。

https://en.wikipedia.org/wiki/The_Order_of_Things

フヌコヌは、『物事の秩序』The Order of Things フヌコヌは『物事の秩序人間科孊の考叀孊』の䞭で、歎史的な時代ずいうのは、゚ピステヌメヌ真理や蚀説に぀いおの思考法によっお特城づけられるず曞いおいる。゚ピステヌメヌは、知識の分野に共通するものであり、どのような考えを抂念化するこずが可胜か、どのような考えを真実ずしお肯定するこずが蚱容されるかを決定する。䟋えば、叀兞叀代玀元前7䞖玀玀元埌5䞖玀ず近代玀元埌1500幎の間の知的パラダむムシフトずしお珟れおいるように、受け入れられる考え方は時代の流れの䞭で倉化し、発展しおいく。
蚀語に぀いお䞀般文法から蚀語孊ぞ
生物に぀いお博物孊から生物孊ぞ
貚幣に぀いお富の科孊から経枈孊ぞ[1]。
フヌコヌは3぀の゚ピステヌムを分析する
ルネサンスの゚ピステヌメヌ類䌌ず盞䌌によっお特城づけられる
衚象ず秩序、同䞀性ず差異、分類ず類型化を特城ずする叀兞時代の゚ピステヌメヌ
この本の䞻題である近代の゚ピステヌメヌ
叀兞時代の゚ピステヌメヌでは、人間ずいう抂念はただ定矩されおいなかったが、語られおいた。人間は明確な認識論的自芚の察象ではなかった。

物事の秩序』で提瀺された認識論的実践の批刀は、文化史の研究方法を拡倧し深化させた フヌコヌは、思考方法に関する意識における文化的なシフトを提瀺し説明したこずで、科孊史家のセオドア・ポヌタヌに知識生産の珟代的な基盀を調査・怜蚎するよう促し、調査察象の過去に関する珟代史的知識にもかかわらず、本質的に理解䞍胜なたたである過去の人物や事物に察しお、科孊研究者が珟代的な知識のカテゎリヌを心理的に投圱するこずぞの批刀をもたらした[10]。

フランスでは、『モノの秩序』は囜内の知識人の間でフヌコヌの知的優䜍を確立した。哲孊者のゞャンポヌル・サルトルはその曞評の䞭で、フヌコヌは「ブルゞョワゞヌの最埌のバリケヌド」であるず述べおいる。サルトルに察しおフヌコヌは、「かわいそうなブルゞョアゞヌ。もし圌らが私を『バリケヌド』ずしお必芁ずしおいるのなら、圌らはすでに暩力を倱っおいるのだ」[11] ゞャン・ピアゞェは、『構造䞻矩』Le Structuralisme, 1968ずいう本の䞭で、フヌコヌの゚ピステヌメヌを、科孊哲孊者トマス・クヌンが『科孊革呜の構造』The Structure of Scientific Revolutions, 1962の䞭で提瀺したパラダむムシフトの抂念ず比范しおいる。

ヌヌヌフランスの実存䞻矩ずいうもの、日本ではこの頃ちょっず䞋火になったようですけれども、あの運動なんか、パリなんかでは実際に生掻の䞊に出おいるそうですが、そういうものは芋おこられたわけですか。
小林秀雄 生掻の䞊には出おいやしたせん。倧孊生ずか文孊青幎らしいのずかが髭をはやしお、階兵隊の服みたいな倖套を着おうろうろしおたす。あれが実存䞻矩者だず教えられたしたよ。
ヌヌヌ䞀時あれは昭和の初期、ダダむズムずいうものが入っおきお、日本でもそういうそれずよく䌌た生掻ずいうか、䜕ずいうか、しおいた人がありたすがね。ああいうものだず思えばいいんですか。
小林 そうじゃないかい。サルトルがそんな栌奜をしおいるわけじゃないんだから。
ヌヌヌそういう、極く䞀口に蚀えば異様な栌奜をした人たち、そういうのはカフェヌなんかにいるわけですね。
小林 いるわけだね。今の髭面の階兵隊が、ズボンをはいた小生意気な嚘なぞ぀れおぞんな顔をしおいるわけだ。銬鹿銬鹿しくお芋ちゃいられないよ。

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「そのころポン・ロワむダルには地䞋に小さな革で内装したバヌがあった。高玚な豚みたいなボヘミアンの溜たり堎だった。そこの隅の床にい぀も斜芖の、パむプをくわえた、青癜い顔をしたサルトルず、オヌルドミスみたいな情婊のド・ノォワヌルが、腹話術垫の芋捚おられた人圢のように方を寄せ䌚っお座っおいた。
『叶えられた祈り』

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カミュは、個人的には奜きだが、将来圌の䜜品が残るずは思えない。サルトルずかシモヌヌ・ド・ノォワヌルは勘匁しおくれ

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戊埌の新文孊の䞻流はたず䞀皮の実存䞻矩的気分からはじたったずいえたす。
実存䞻矩ずいうのはもずもず哲孊甚語で、キュルケゎヌル、ハむデガヌ、ダスパヌスなどの流れを汲んだ思想ずいわれおいたす。人生の䞍条理、偶然、醜悪を思玢の出発点ずする哲孊で、サルトルなどには専門の著述がありたすが、その思想が文孊化され、通俗化されるず、卑俗で滑皜な面が加わるこずは、どこの囜でも免れぬずころで、パリでも、実存䞻矩者ずいう青幎たちが、䞀皮特別な服装をしお、ある特定の地域のカフェに集たったりするようになりたした。これは男は顎髭をはやし、女は现いズボンをはけば誰でも実存䞻矩を気取るこずができるずいう意味です。ある思想が流行するのは、それを受け入れるような瀟䌚的颚土ができおいるずいうこずですが、流行した思想はやがお、瀟䌚気分に颚化されおしたいたす。
同様に我が囜でもフランスの他の囜々ず同じような瀟䌚的原因で同じような気分があったのは前述の通りですが、そこに茞入された実存䞻矩は思想ずいうより気分に匵られたレッテルの圹目をはたしただけのようです。怎名麟䞉の小説も、実存䞻矩ずいうより、感傷的なニヒリズムずいった色圩が匷く感ぜられたす。昭和䞉十䞉幎 䞭村光倫

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光倫の実感なのか、秀雄のたた聞き、たるでヒッピヌ芋るかのような実存䞻矩者の描写で、なんだか血肉になっおほほえたしくもある。

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