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「なりたい自分」って言うけど、これ見つけるのが鬼のように難しいんだって

写真は、最近みつけたイチゴ味のチョコ。
製造会社名は知らなかったけど、すごく好みで、がんばって研究したんじゃないかなぁって関心しました。
近くで売っていないかな…


そして、今日も起業塾・営業講座のPR合戦

私のFacebookの広告はけっこう偏っています。
基礎化粧品と人材育成。
これ以外だと、だいたい以下のようなテーマばっかり。

自分らしく生きながら稼ぐ。
集客&CVRアップ。

総じて「自分の人生をあきらめない」的な感じが多いです。

そう、あの真矢ミキさんも
あきらめないでぇ★
って、おっしゃっていましたね。

そういやぁ、先日オンラインでご一緒していた方と一年越しくらいでリアル対面したら
「まえ、天海祐希さんに似ているなって、思ってたんですよ」
って過去形で言われましたw

関係ないんですけど、宝塚つながりで思い出したんで、すみません。
オンラインって悪びれずそういうのあるよねって、ことで。

で、そのあきらめないでぇ広告を目にするたびに、すごく気になってることがあって

なりたい自分で輝く。
とか
強みを活かして稼ぐ。
とか
●●で副業30万円。
とか

すごくいいんですけど、この広告を見て

私がなりたい自分像とは★★であります!
私の強みは■■にほかなりません!
その副業に対する私のアドバンテージは▲▲でございます!

ってなる人、いるのかなぁって。

もっと言うと、多くの人が実際はコレじゃんね。
て思うんです。


なりたい自分、とか、なに?


そもそも、そもそも、
これがわかっていれば苦労なんてしないんですよ!
って思います。

なんせ「なりたい自分探し歴20年」まあまあベテランの私です。

23歳、最初の会社を3ヶ月で退職して
アパレルのお店でバイト店員をして
本部に異動して何でも屋みたいな役割して
研修会社に転職して
バックオフィスやって
講師やって
営業やって
独立して

・・・・

気づいたら社会という大海原みなたいなところに出て、20年以上経っているんですよ。

その間、ずっとずっと「なりたい自分探し」やってきました。

10,000時間の法則を正しいとするのであれば「なりたい自分探し」で生計立てられるくらいです。

「なりたい自分、をどう探すのか、について、お伝えすることが私のmissionだったんです。それを20年探していました」
とか、意味不明な状態になりますけどww

実際のところ「なりたい自分」的なものを自覚したのって、本当にこの1年くらいです。

だから、先出のような広告のを見るたびに
「どうしていいかわかんないけど、どうにかしたい人が集まるよな」
って思います。

できれば、どうしていいかわからないレベルを3段階くらいで表記してもらえると助かるんですが。

たとえば…
私たちの講座はレベル2でありまして…
「それなりにあがいてきたけど、定まってはいない人」が対象です!
的な。

ちなみにレベル1は
「まだあがいていませんが、何とかしたい気持ちはホンモノな人」が対象。

最高レベルは
「どっちへ行くかは決まっていて、具体的な方法を探している人」対象。

的な。
そしたら、参加数は少なくともCVRは上がるような気がするんですけど。

あ、またどうでもいいお話になっちゃいました。


いや、ちょっと待って、あなたがた…


けっこう前になりますが、ある企業研修で。

最初に担当役員の講話がありました。
そこで役員はこんなことをおっしゃいました。

『みなさん、些細なことでもいいので、情熱をもって取り組めることをみつけてください』

あぁ、言っちゃった…
それ、コンテクストがめちゃくちゃ大事なメッセージなのに…
会社の方針が変わったという説明を起点にしたところで、届いていないだろうなぁ…
て思いながら聴いていました。

その研修は30代~50代のいわゆる旧一般職の方が対象。ちなみに30名近い受講者は全員が女性でした。
会社の方針で総合職・一般職の区切りがなくなり、これからはもっと活躍してくださいよー、っていうメッセージを発信していて、私の担当するテーマはいわば「自分の可能性を探してみよう」的なものでした。

なので、役員さんのお話は決してズレてはいない。

でもでもでもでも。

情熱をもって取り組めるなんてモンが、一日の研修でさくっと見つけられんなら、誰も苦労なんてしないんですよ!

てか、そんな人は、一期一会で赤の他人の私なんぞに、とやかく言われまでもなく趣味だの新たな挑戦だのバンバンやってるって!

そんな悪態に近い感覚を腹に抱えながら、登壇し始めました。
終日研修なので長丁場。
ちょこっとモヤってしながらも、場は滞りなく進んでいきました。

昼休み。
早めに教室に戻った私の耳に、3人の受講者さんの会話が入ってきました。

情熱とか言われてもね。
ねぇ…あればやってるよね w
そうそう。

この感覚、めちゃくちゃわかります。
少なくとも、会社の役員に言われ「かしこまりました!」ってなるようなテーマでもない。

でも、なんでしょう。

その人たちの【何気ない一言×3】には、猛烈に腹が立ちました。


あがいてもいない、あんたらと一緒にすんな!


って、思いました。

この研修は数年前なので、ボスと出会う前。
あがきのベテラン街道をひた走っている最中でした。

それでいて、自分自身、何も掴み切れていない中。

自分でなんとかしようともしない彼女らが、高見の見物的に
「そんなもんあるわけないじゃん」
みたいな発言をしたことにカチンときていました。

情熱を持てることが今あるか否か。
よりも
探しているかどうかなんだよ!!!

という感じだったんだと思います。


あがきなんて、あとからどうにでも結実するもの


ボスのマネージャーになって、たくさんのクライアントさんの悩みや本音や人生の一遍に触れる機会をいただきました。

みなさん、めちゃくちゃあがいていて、人生ってほんとぉぉぉに、おもしろいなって思います。

スマートに。
COOLに。
効率よく。

そんな人生って、やっぱり存在しないし、存在したとしても何ひとつ羨ましいと思わないw

なんせ、あがくほどに、目に見えないものが貯まっていくわけで、これは後に結実していくresourceがあるということ。

あがくことは面倒だし、怖いし、自信を失うこともあるし、変なループにハマることもありますけど、先に何かがあるって考えると、自分自身で選んだものに無駄ってないやーーーん!て思えるのです。

そして、実際のところ「なりたい自分」なんてものを掴むことは鬼難しいので、その手前で回収したいところ。

つまり、何かを掴めそうなときに、こう考えるといいなって思っています。

何か活かせるものはないかな?
過去を〝都合よく”解釈するとしたら?

そうすると、あら不思議。
なんか、つながるw

人に理解されるとか、一般的に価値があるとか、論理的整合性がとれているとか。
そんなもんはすっ飛ばしてよし!!

不思議につながれば、それでよし!!


あがきのベテラン、3つの提言


我ながらウザめのサブタイトルw

でも「なりたい自分」探しは本当に遠い旅だと思うので、大した参考にならないとしても、10年前の自分に伝えるつもりで、ここに、高らかに提言するであります!!!


其の一
オトナの正しいあがきは学習である!

と、思っております…
自分の世界だけ。目の前の事象だけ。
そんな狭いところで生きて「なりたい自分」なんて探せるわけがなく。
何をもって学習というかは人によりますが、新しい何かに触れて、未知だったことを知るっていうのが基本なんだと思います。

其の二
テーマが絞れないときは「人」で選ぶべし!

この分野を継続的に学びたい、ってなればいいのですが、なかなかそれが見つけられないこともあると思います。

その場合は、誰に教わるか。
それを決めるだけで、積み重なるものが変わると思っています。

この人の頭脳、人柄、雰囲気に触れていたい。
それだけで自分がもっている資本を投入する価値はあるよな、と。

ご参考までに…
ボスと出会ったことで、大事だ!と美しく整理できた「私が学びたい人の3つの条件」

高い知性。
他者に対する寛容さ。
人としての品位。

私が人生において憧れた人って3人くらいしかいないんですが、いずれの人もこの3つが頭抜けていたなぁと。

前職の社長。
HR系企業のある創業者(研修業界に入るきっかけとなった人)
今のボス。

もしいつか、今のボスから学んだり師事することができなくなったとしても、この3つの大事なことをもってまた誰かを探して、その時々に必要なあがきを続けたいと思っています。


其の三
この人は…と思いつつ、別のコミュニティも2.3押さえるべし!

この人は…にエネルギー、時間、お金を投入すればいいと思います。
でも「この人」がおかしなことなったり、ふと我にかえって「あ、この人、ちがう」っていう展開もあり得ます。

そんなときは、自分で冷静に判断する目とか基準とかが不可欠じゃないかなぁと思うのです。

誰かに、どこかに、没入しすぎない状態を守りたいな、と。


もしかしてだけど、人生って…!


私たちは、人生で何を成し遂げるのか?
みたいなテーマで考えたり、未来をつくろうとすることはあるでしょう。

でも、けっきょく人生ってなに?と考えると

もしかして、
もしかしてだけど、

この
「自分てなに?」
「何したいの?」
「何のために生まれたの?」
とあがく行為そのものを、人生って呼ぶじゃないかなぁとか思ったり思わなかったり。

だから、あがくのって人の宿命だし、逃げずにいたいなって思ったり。

その過程で、
どれくらいの功績があったとか、
人に影響を与えたとか、
後世に何を残したとか、
そういうことは〝本人以外の誰か" に判断は委ねられているのじゃないかなぁと。

あがいているというのは、ちょっと大袈裟にいうと、人生を真っ向から受け取っている、と解釈していいように思うのです。


今日は
全日本駅伝でほろりとして、
たまたま見つけたYouTubeに号泣して、
大河ドラマ『渋沢栄一』でうるっときて、
なんだか涙腺的にとても豊かな日でありました。

明日はまたたくさんのイベント(自分以外にとってはたぶんイベントというほどではない用事)が待っているので、わちゃわちゃやっていきます。

最後までお付き合い、ありがとうございました(*^^*)

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