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時にフォーキーに、時にアンビエントに。今、こんな世界に必要な、優しくて穏やかなレコード。Natalie Evans『Movements』

こんにちは、Rodentia Collectiveです。

6月3日に当店がレーベルとして国内盤CDをリリースしたUKのSSW、Natalie Evansの『Movements』アナログがついに入荷しました。ご予約のお客様、長らくお待たせしてしまいましたがご予約いただきありがとうございました。商品レビューは下記から読むことができます。

さて、若干数ですが当店の販売在庫はございます。若干ですので気になる方はお早めにどうぞ。また、今回のアナログはUKのマスロックバンドDelta SleepのDaveがオーナーを務めるSmall Pondリリースとなります。国内ディストリビュートということで、私がイケてるなと思う個人店様・ディスクユニオン各店さまにもお取り扱いいただきます。

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国内流通しているものに関しましては、CDと同じ対訳(すごく拘りました!)を封入しておりますので歌詞も読んでいただきたいです。

オープニングを飾るトラック「Driving Home Late」のMVはもうチェックしましたか?ピアノのイントロから始まり、のちにギターが加わる。キラキラと輝くような音像を映し出すこの曲は、まさにアルバム全体を表現しているとも言えます。日中から夜にかける"瞬間"までの時間が、進んでいきます。ラストシーンでNatalieの瞳に映る景色はとても美しい風景です。

ハープの音色が印象的な「Movie」のビデオは、彼女が幼少期に始め、パンデミック期に再び再開したというダンス(新体操)で曲を表現しているMV。夜にぴったりなこの曲は、ダイナミックかつ繊細に踊る姿に心奪われます。まるで、mitskiのような内なる情熱をこのダンスから感じ取れます。

こちらの映像も「Movie」ですが弾き語り、生演奏の映像です。
黒のシックな衣装や今作のシンプルなアートワークなど、かなり統一されたイメージは前作『Better At Night』とはまた違った印象を受けます。
ライブ映像を観ると、本当に生でライブセッションを観たい気持ちが強くなります。

また、前作『Better At Night』のレコードは売り切れてしまっているのですが輸入盤CDはあります。

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アナログ派の方は、初期のEP『Houses EP』がオススメです。彼女のバックグラウンドにはエモ・マスロックがあるのですが、よりオルタナティヴに幅広いリスナーの評価を得た1stアルバム『Better At Night』とはまた違った彼女の一面が垣間見れます。インディーロック寄りに変化した最新作とは違い、どちらかといえばシンプルなマスロックやフォークの要素が強く、彼女のルーツを知ることができます。美しく、優しい作品です。

こちらのビデオ、自分は行ったことがない場所のはずなのになんだか懐かしい気持ちになってしまって、何回も観ています。レコードは前半が『Houses』、後半は2018年夏にリリースした1stアルバム『Better At Night』より6曲を新たにライヴ・セッションとして再録したものです。とても豪華なボーナストラックとなっています。

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『Better At Night』でNatalie Evansを知ったよ!という方にもオススメ、一家に一枚あってもいいですよ。

毎日不安なことだったり、落ち込むことだったりたくさんあると思います。というか、私は、すごくあります。日々を過ごすだけでもいっぱいいっぱいだったり、衝撃的なニュースに心をやられてしまったり。無理に元気を出すなんて非常に難しいので、SNSなどから距離を置いて、ぜひレコードを聴く時間だけでも作ってみてください。当店の商品が、すこしでも皆様の心の拠り所になってくれますように。

Natalie Evans関連商品はこちらからチェックできます。


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