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あと一人 物語#3

A「心霊スポットいこーぜ!」
いつもの5人(A.B.C.D)で遊んでいる時に1人が突然そう
言い出した。
自分は怖いのが無理なので
僕「え〜嫌だよ〜…」
B「いいじゃん、行こうぜ」
C「それ最高!夏休みっぽいし!」
D「いいね、懐かしいし。」
A「いや懐かしいかは知らんけど…」
という風にみんなめっちゃ乗り気で結局行く流れに…


場所は有名な心霊スポットの〇〇トンネルと言う所。
車にぎゅうぎゅう詰めで乗ってきた。
周りに全く人気はなく、そもそもこのトンネルだれが使うの?って感じだった。
C「いや〜何かいたりするのかなぁ!幽霊さーん!いますかー!」
D「留守なんじゃないかなぁ」
A「そんな場所離れることあるかぁ?」
B「てかなんか寒くね?」
僕「だよね…寒くなってきた…もう帰ろうよ…」
C「えー!まだはいったばっかだよ!」
A「流石にビビりすぎw」
D「そうそう、襲っきたりするような奴らじゃないよ。」
タ…ペタ…
なにか音がした。その時は前日雨が降ってたのでその水が滴り落ちる音だと想って
気にとめなかった。
それが長いトンネルの真ん中だと言うことも
知らずに…


本格的に皆が寒気を訴えだした。Dを除いて
D「僕って霊感が全くないんだよね。」
その時だけはそれをすごく羨ましく思った。
そしてトンネルの出口が近づいてきて、安堵していると、
A「…なんか出口金網で塞がれてるくね?」
B「そんなわけない…ッな!」
C「えーこれじゃ出れないじゃん!誰かー!開けてー!」
そしてここであることに気づく。
さっきより水が滴り落ちる音が大きくなってる。
いや、正確には近づいてきていた。
D「あれ…なんか怒ってる?」
その瞬間、僕達は意識をなくし、気づいたら行きに乗ってきた車の中にいた。
A「あれ…さっきまで…」
B「飛んだ…のか?」
C「さっきまでトンネルにいたんじゃなかったっけ!?」
僕「だよね…」
僕達はしばらく黙り込んだあと、何か音が聞こえた気がしたので、すぐに車を出して家に帰った。
帰ってる途中に話してて気づいたのだが、みんな記憶がごちゃごちゃだった。
でもみんな共通して忘れている部分もあった。
帰りは車のアクセルが緊張がほぐれたせいか、
行きより軽かった…


あとがき

ショートストーリー書くって言ってたのに結局ちょいと長くなってしまった。
やっぱり物語を書くほうが楽しいし、筆が乗る。
時間を忘れちゃうのは難点だけど…
意外とこのマイブーム続きそうね。


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