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第32回 ジャパン・チャレンジャー・アワードin 鎌倉

昨日、朝から鎌倉の建長寺でジャパン・チャレンジャー・アワードというビジネスコンテストが行われた。前期より社起大講師をして頂いている中川さんが主催団体の理事長だったこともあり、スポンサーもさせて頂いた。

 

テーマは地方創生。7人のファイナリストが諸々のコンセプトを競った。
チャンバラ合戦で日本に500ある城を使ったイベントの企画、
伊賀忍者をレーザー手裏剣で演出体験するイベントの企画、
コスプレで地域キャラクターを創造しイベントする企画、
野菜ピューレを絵の具に見立ててパンに描き朝食を豊かな場にする企画、
地元栽培のホップを材料に、地元産の牡蠣の殻で濾過するクラフト・ビールを醸造するという企画、
鍛冶屋さんのプロデユースする包丁研ぎ特化プロジェクト、
そして地域観光コンサルティングのプラットフォーム作り企画。
いずれも非常に熱く、また動的なプレゼンテーションが印象的だった。

 

今回のイベントの趣旨だったのであろうが、7名中5名が既にローンチされており2名が開始間近だったので、皆さん自信を持ったプレゼンテーションをされていた。たられば話ではないので具体的であり、こちらも聞いていて安心感のあるプレゼンテーションであった。演出はエンタメ系のコンセプトの方が多かったので、かなり凝ったものであったが、それを割り引いても説得力のあるものだったと思う。

 

グランプリには、コノミ・アキラさんというコスプレ地域起こしを提案された女性が選出された。審査員票、オンライン参加票で決まったそうだが、2位のクラフトビールの方と競りに競ったそうである。実は自分もコノミさんに一票を投じた。理由の第一はコスプレと彼女自身が強いパイプで結節されていること。学生時代にスキーでオリンピックを目指していたそうだが、競争に明け暮れるのに嫌気がさし、身も心も疲れたのであろう。ビジネスは協力型で行きたいとのこと。その後、押入れでコスプレやマンガを楽しむのが一番の楽しみになったそうだ。
ご自身、究極のオタクと言われていたが「自分にはコレしかない」とまで言い切っておられた。そして正直に経営ことはよく分かっていないとも。第二の理由として、コスプレは日本が世界に誇る数少ないエンタメ分野でのコンテンツであること。ひょっとすると途轍も無い市場が眠っている可能性もある。まだ荒削りではあるが、経営に強い脇固めをしてくれる人材が現れることを期待したい。そして彼女は得意な創作やイベントオペレーションに全力を注げばいいと思う。

 

敢えて難点を申し上げると、皆さん鰻登りの売上計画でその根拠は少々甘いように感じた。
利益計画も同様。しかしそんなことはさておき、この厳しいコロナ状況下で堂々と前進する7人の方々の成功を心から祈りたい。

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