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オリジナルソフビができるまで part.15

金型屋さんから金型完成予定の連絡をいただいて、すぐに成形業者さんに連絡。
金型が到着してから成形業者さんからすぐに連絡をいただけました。
 
とりあえず、金型できちんとソフビを抜くことができるのかというテストをするらしく、そのテストショットも問題なく完了。
次はソフビの素材"ゾル"を使って実際にソフビ化した成形サンプルを作っていただくことに。
※ゾルってあたかも知ってるかのごとくこれまで使ってきましたが、ゾルって何だ?と疑問に思ったので調べてみたら『塩化ビニルゾル』の略称でした(笑
 
成形サンプルはあくまでサンプルなので、実際に使用するゾルではなく業者さんの在庫の余っているもので業者さんにお任せの色で作っていただくことに。
この時、できれば形がわかりやすいゾルで作っていただけたらそうしてもらうように伝えてくださいとTOUMAさんにアドバイスをいただいていたのでそうしました。
成形サンプルは別に何個作ってももいいと思うのですが、バリや穴あけ等の処理が済んでいない金型から抜いた時のそのままの状態の各パーツを1体分と、バリ取り&穴あけ&組立と商品に近しく仕上げていただたい状態を2体の合計3体を発注してみました。
そして仕上がってきた成形サンプルがこちら。

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届いたらオレンジ色でした。
実際の商品はこの色では作らないのですが、「めちゃくちゃ綺麗な色だな。」と見惚れてしまったので、たぶんそのうちにこのゾルで限定版など作ることができたらと思っています。
 
さて、実際にソフビになるとテンションが上がります。
原型と何が違うんだ?と言われれば答えようがないのですが、やはり"ソフビ"になっていて、本体の軽さとか、動かせるとか、まあとにかく実際にソフビになると嬉しさしかありませんでした。
ここまでけっこう時間もかかっていますしね。
 
しかし、まだまだクリアしなければいけない工程はあります。
それのもっともなのが彩色マスクの発注です。
技術があったり、コストをおさえたいという理由で自分で彩色を行う作家さんもいらっしゃると思うのですが、自分はプロに任せるべきという考えもあるし、ど素人が安易に手出しするべきではないと思ったのと、TOUMAさんにもアドバイスをいただいたので彩色マスクを作っていただいた上で塗装まで業者さんにお願いする予定です。
 
彩色マスクの製造に必要なソフビのパーツを成形業者さんに作っていただき、彩色マスク屋さんに送っていただきました。
そうすると彩色マスク屋さんでこちらの着色したい箇所の彩色マスクを作るにあたっての見積もりをいただけたので正式発注いたしました。
 
細かくは言えませんが、今回のgood sleep babiesのソフビの場合、着色したい部分は「耳まわり」「メガネ」「口」「ひげ」「オムツ」の4箇所なのですが、実際にはこれを着色するには6個の彩色マスクが必要らしいです。
詳細を聞いたらなるほどと思えるので、これまた勉強になりました。
 
今後もし異なるキャラクターのソフビを作る時に今回勉強したことが絶対に参考になるので、今回は少しお金がかかったとしても勉強代だと考えています。
 
さて、彩色マスクが完成するまでに1ヶ月半程度かかると聞いているので、その間にパッケージ等の諸々の工程も完了していかなければいけません。
最終工程に入ってくるとけっこうやることが多いです。
最後まで頑張ろうっ!!
 
つづく、、、
 
オリジナルソフビができるまで part.16
 
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