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オリジナルソフビができるまで part.16

前回のnoteからまた少し時間が経ってしまいました。
ソフビ製作の工程はどんどんと進んでいるわけですが、販売をするのであればその他諸々のことも考えていかないといけません。
 
20代の頃は缶バッジやステッカーなどオリジナルグッズを作るのが楽しくて色々とリリースしていましたが、急に興味をなくして30代の頃はほぼ作っていない。
ちょこちょこは作って小さなイベントなどで販売していたのですが、本当にお遊び程度です。
たぶん、いつの頃からか企業さんとかと組んで自分のオリジナルプロダクト製品をリリースしたいという気持ちが強くなったので、良いのか悪いのか自分でリリースするということに興味を失っていったんですね。
 
最近だとこんな感じのアイテム。

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株式会社ローズ産業さんにリリースしていただいたオリジナル子供傘。

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株式会社大伸社ディライトさん運営・企画「SkyO Art week」のジークレープリント。

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有限会社サンクラールさんにリリースしていただいたSプリズムカード。
 
こういうのをどんどんしたいな〜と思ってました。
しかし!!今回のソフビは完全に自己リリース&発信です。
なので、リリースに向けて色々と準備しなければいけなことがあります。
 
まずは絶対に必要なのがパッケージ!!
今回のソフビをリリースしようと決めた時からめちゃくちゃ悩んでいました。
これまで自分がコレクションしているソフビのパッケージを見ながら、「箱にしようかブリスターもありか。」とか「ソフビと言えばタグだよな。」とか色々と考えました。
しかし、これまで自分が購入していた時のことを思い返したら、箱やブリスターやホッチキス止めされたものなどのいわゆる"パッケージを少なからず破損させて開封しなければいけないもの"というのは、そのままとっておきたいので開けたくなくなるんですね。
最近は箱パッケージでもテープ止めしていなくて元の状態に戻せる物もあるのですが取り出すと商品以外のパッケージがかさばって邪魔になる。
そう、玩具を集めたりしてる人にはあるあるかと思いますが、パッケージを開けるか否か、そしてかさばる問題です!!
コレクターというのはパッケージすら綺麗な状態で保管しておきたいのです。
それが中身を取り出すために破損しなければならない、かさばって場所をとるというのは個人的にもあまり好きではないのです。
ちなみに、自分のコレクションしているソフビでタグがホッチキス止めされているソフビはひとつも開封していませんし、箱パッケージを開ける時は絶対に底面開封してます(笑
 
などと考えているとどうしたものかと。
最近はチャック式の透明ビニール素材で熱圧着さえしなければ開閉を繰り返すことのできる本来は食品などをいれるパッケージをソフビパッケージとして使用している作家さんがちらほらいるのを知っていて、それがベストかなと思ったりするのですが「ソフビと言えばタグ!!タグ付けたいーーーっ!!」のような葛藤があったり(笑
思い切って海外のフィギュアなんかでよく見られる底面と背面と少しだけ側面があるだけのパッケージでフィギュアをそこに立たせて針金止めしているものもそのまま飾れるし良いなかもと思いましたが、「あれ、下の箱部分にホコリが溜まるのよね〜。」とか「万が一針金を外して再度戻そうもんなら綺麗に針金を絡ませて止められないのよね〜。」とか(笑
 
本当に1〜2ヶ月悩んでいました。
 
もう自分がこれまでにフィギュアとかソフビを買う側だったゆえのパッケージに対する意見がありすぎて、最終的に完全に思考停止。
 
しかしタイムリミットがあります。
そんな中、TOUMAさんがオススメしてくれていたこともあって上にも書いたチャック式の透明ビニール素材の食品用パッケージで再検討をすることにしました。
最初はこのパッケージの開閉の邪魔にならないようにタグを付けようかと考えましたが、そもそもタグというのは穴を開けて吊られることを前提としたパーツであって、いつの間にか「ソフビ=タグ」みたいなイメージに囚われすぎていたなと。
逆に自分の中でリリースしたいソフビに対する想いは「玩具じゃなく自分の作品の延長。」というものなので、"ソフビっぽい"仕上がりイメージのパッケージにこだわる必要もないなと決断しました。
 
ということで、ビニールパッケージに決定です。
さて、しかし。
ビニールパッケージにするのは良いですが、ここにどう商品情報などを取り込むのか。方法としてはステッカーを貼る方法と、ビニールパッケージに印刷を施す方法があります。(もちろんタグを付けるという選択肢もw)
ステッカーだとそこそこ安価で作ることができるし、ステッカーの種類を変更することで柔軟に変化させることもできるので優秀です。
しかし、またここでわけのわからないマガママが勃発しました。
 
「ステッカーを貼ったとして、ビニールパッケージって柔らかいものだし、パッケージがグニャってなったりした時にステッカーにシワが入ったりするのが嫌!!」
 
超個人的な感覚です(笑
 
たぶん基本的にどうでもいい部分だと思いますが、自分がフィギュアとかを買って貼られてるステッカーがダメージを受けていると、少しだけテンションが下がるのですね(笑
少し剥がれかかっていてそこに埃とか付着して綺麗に貼り直せないとかになると凄く凹む。新品なのに中古感覚。
一時的な気持ちなんですけどね、やっぱり気にしてしまう。
 
ということで、パッケージに直接印刷を施すという手法にしました。
今後、実際にそのパッケージを使って自分が気になることがあれば、もしかしたら変更するかもしれません。
しかし、今の自分の気持ちと予算ではこれがベストだなと。
そんなことで、早速業者さんに連絡を入れてパッケージ製作の準備を進めました。
 
とりあえず、パッケージはこれでクリアできたかな。
少し前進です(笑
 
つづく、、、
 
オリジナルソフビができるまで part.17

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