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#9 [インタビュー] ワンマンライブから更に勢いを増してきた若きロックンローラー達へインタビュー

▪️2017年に結成されたハードロックバンド
LEATHER ROSE(レザーローズ)
コロナの影響による活動自粛、メンバーの脱退を乗り越えて新しく加入したシンガー''Aki''
そしてバンドとして2枚目となる音源の発表、ワンマンライブを企画し新たなスタートを切って今波に乗っているLEATHER ROSEのメンバー達に脱退後どうしていたのか、今何を思うのか、これからの展望なども話してもらいました。


左からサポートベーシスト''Ataru'' Drums ''真矢''
Vocal ''Aki''  Guitar ''澪''

▪️8月26日はバンドとして初のワンマンライブお疲れ様でした。

メンバー全員:
ありがとうございます。来ていただきありがとうございました。

▪️LEATHER ROSEとしては久しぶりのライブであり、さらには初のワンマンライブでしたが、まずは久しぶりにステージに上がってライブをやった感想を聞かせてください。

真矢:
ワンマンライブまで約2年間のあいだヴォーカルとベースが抜けて、この先ほんま大丈夫かなと心配でした。
メンバー募集もしていて、アタルさんにサポートベースで入ってもらい、そして何よりスーパーヴォーカリスト''あきよしくん''(Aki)が加入したのが大きかったですね‼︎
まあ、そこから2年ぶりのステージがワンマンなのでバチバチに気合いも入れて、最高のショウにしてやろう‼︎って思ったわけです。

▪️会場に入ると80年代の音楽をリアルタイムで聴いていないであろう、若い世代の方々も多く見受けられました。

真矢:
自分たちもワンマンライブは初めてやりましたけど、すげぇ気持ち良かったし、チケットも売り切れでお客さんたちもたくさん来てくれて盛り上がって楽しんでもらえたので最高でした

Aki:
自分はLEATHER ROSEに加入する前にバンドをやっていて、そのバンドが2022年の夏にワンマンライブをやって、その後にLEATHER ROSEに加入しました。

LENN:
そのワンマンライブは観に行ったもんね‼︎

Aki:
自分がこのバンドに加入した時点でワンマンライブをやるとは思ってなかったけど、色々とやっていくうちにワンマンライブやるかってなって、やるってなったらみんな本気でやるし今まで自分がやってきたことよりももっと上のレベルを求めてくるLENNくんとか、意外と細かいところを気にしてくれる真矢くんとか。こんな見た目ですけど。(一同笑い)
ちゃんと真摯に向き合ってくれるメンバーとワンマンライブできたのが嬉しかったし、自分にとっても大きな経験になりました。


▪️あきよしくんが加入して、音源が出ます、ワンマンライブもやりますってどんどん大きく進んでいってるなとびっくりしました。

Vocal ''Aki''



真矢:
化学反応というか…

LENN:
相乗効果というか…

真矢
:心 技 体っすかね‼︎
(一同笑い)

LENN:
バンドからメンバーが抜けちゃって、活動休止になり、その後メンバーが加入しました、シングル出します、ワンマンライブやります、Sold Outしてドーンと行った感じなんですけど、もともとその流れは自分の頭の中で予想できていて、でも2年間活動できていないという事に焦りを感じていて。
徐々に活動するよりも、応援してくれている人たちにも「帰ってきたな」と思わせるのと、衝撃がそこにあればいいなと。
あっくん(Aki)が加入するという話もシングルを出すというのもだいぶ前に決まっていて、ワンマンライブの日にちを先に決めてからさっきのシングルの話や加入の発表を調整したという感じでした。加入してしばらく間が空くよりはすぐライブをやったりすぐ動いた方が面白いんじゃないかと思いました。

Guitar ''LENN''


でも正直個人的にはワンマンライブは楽しめてないところもあって…気にすることが多くて。
構成とか照明の当たり具合とか、立ち上げたのもワンマンライブの案を出したのも自分であって、みんなが共感してくれてその為に時間やお金を使ってくれたりしてるんだと思うとワァーッとなったりもしました。

真矢:
次に繋がるステージもできたし、それが良かったってところもあるしね。

▪️メンバーに対しての想いとかも聞いてみたいのですが、まずは新しく加入したシンガーあきよしくんに対しての印象などはどうでしょうか。

LENN:
もちろん歌が上手いというのは最低条件だったんですけど、前にやってたバンドの音源を聴いた時にヴォーカルの歌詞の言葉遊びが良くて。例えば「LOSE」(ルーズ)という言葉ですけど、最後の「ズ」を発音せずに「ン〜」と発音していて、後に残る声だけで歌っててアレンジセンスというか、本当に音楽で楽しんでいるんだなと。そこが良いなと思いました。

真矢:
私は、いやオレは実際に音やノリを合わせてみたくて池袋のスタジオでセッションしました。んで''QUIET RIOT''の曲を合わせてみたんですけど、こんな若い人でも歌えるやつおるんじゃ‼︎おもれぇなと、ぶちおもろいな〜、オレのドラムのビートに火がつくぜ‼︎と思いました。
今インタビュアーさん笑っとります。何より今一緒にできとるのが一番です。

Drum ''Shinya''



Aki:
最初は正直加入するのが怖かったんですよ。ハードロックは好きだったけど歌ったことは無くて聴くだけで、以前のバンドでもポップス寄りのバンドでしたし…
最初にLENN君のギター弾いてみた動画やYou Tubeにあがっている作品を観て、「このギターが横にいたらやべえな。」と。バンドの雰囲気やパフォーマンスを見て、本当に同世代なのかなとか思ったしこのバンドに入れば、自分はこの道もあるんだと思えるんじゃないかと。
ドラムに関してはまず、うるさいなと。音がでかいし、叩き方もかっこいいし、2人とも本当に上手いし、今まで一緒にやってきた誰よりもかっこよかったです。
だから、自分が伸ばせるとこ伸ばしていけばこのバンドでやっていけると思いました。
▪️3人からサポートベースのAtaru氏に対しての印象はどうでしょうか。

Support Bass ''Ataru''


LENN:
ずっと自分たちはベーシスト不足が続いていて、何回かはAtaruさんに声は掛けていたんですけど、当時僕たちは地元広島から全員で出てきていてそこに「自分が加入するのは気が引けるし、雰囲気をぶち壊してしまうから」と。今では当時のメンバーも抜けて、今のタイミングだったらサポートできるよと言われていたので、サポートしていただいてます。
Ataruさんは言ってしまえば、超絶テクニックを持っているわけでもないし、歌もめちゃくちゃ上手いってわけでもない、ステージングも合わせるのを忘れたりだとか…そしてずっと喋ってるし(笑)
でもLEATHER ROSEにとって大事なルックス、髪が長いし、スピーカーに足を乗っけられるようなベーシストである。もう、Ataru兄やんしかいないと思いました。

真矢:3年くらい前に初めてAtaruさんにお会いしていて、その時は「この人かっこいいな」と思っていました。今はサポートで加入してもらっていて、お世話になっております。
酒を呑んでいてめちゃくちゃで、時々いい加減にしろよと思いますけど、でもサポートで弾いてもらっていて感謝していますね。
まあ髪も長いけ、おもしろいし、ええんやないすかね‼︎
いつもありがとうございます。

Aki:自分はこのハードロック、ロック界隈に入ったのも最近だし彼の存在すら知らなかったんですよ。たしか柏でAtaruさんが路上ライブしているのを観たことがあって、「この人なんか知ってる」ってなったんです。
いざ一緒にプレイするようになって、Ataruさんのイメージがやっと最近できてきて、彼は兄貴肌で、スタジオの帰りも残り2駅くらいまで一緒で北千住まで一緒に帰る事が多いので、いろんな話を聞かせてくれるし、自分の話を聞いてくれるし個人的には見た目もそうですけど、人間性とか素直でいてちゃんと「ここはこうだ、こう思う。」とか言ってくれたりだとかそういうところもバンドを支えてくれています。

▪️演奏、見た目以外でも人間的にも支えてもらっている部分も大きいようですね。

LENN:
自分たちは冷めた様な人には声は掛けたくなかったので。Ataruさんは僕たち以上にいろいろやってくれていますね。

▪️この間発表されたLEATHER ROSEとしては2枚目となる音源「2nd Single」についてですが
以前のメンバーの時の音源よりもサウンドも洗練されていてバックではこれまでに聴いたことが無いような音も鳴っていたりこれまでハードロックを聴いたことが無い人たちにも気に入ってもらえるのではと思いました。

2nd Single


LENN:もちろん今までに比べてサウンドも変化したし楽曲の感じも変化はしたんですけど、自分的には新たに加入した"あっくん''の存在が大きかったですね。

真矢:あー企業秘密…

Aki:俺って企業秘密だったんだ(笑)

LENN:元々彼は2000年以降のパンクやポップスからも影響を受けていて、自分なんかはギターだけでいくとハードロック、ブルース、終わりみたいな感じです。
''あっくん''はピアノも弾けるしそれによって幅も広がって彼のセンスが光ったし、その部分が今回の作品に反映されたと思います。

▪️音はハードロックですけど、歌はポップで耳に残りますよね。

LENN:自分らは音はハードで歌はポップなやつをやりたくて。伝わって良かったです。

真矢:最初に出した音源も良かったんですけど、技術的にヘボすぎた部分もありましたがそこは荒削りで良いと思っていて、そこがかっこいいと正直自分でも思ってました。
ただ‼︎ 2nd Singleはめちゃくちゃカッケェんよ!! LEATHER ROSEでは聴きなれない新しい音が入ってますが、それだけ幅も広がったんよ。
これを読んでいる皆さん。
僕のドラムはカッコいいんよ〜
もっと頑張ります。

Aki:2人が言っていることが100だと思います。ポップス寄りのメロディをのせるからかっこいいんだよ。って2人は言ってくれるんですけど、僕は色々な汲み取り方をするんです。
メロディはポップだけどハードロックを絶対崩さないようにアレンジしたいとか、この尺は長いとかこの部分の楽器は不要だなとかアレンジしている時間が本当に楽しかったです。

▪️昔から応援してくれているファンの方々からすると、音を聴いたときに新しい発見ができて更にLEATHER ROSEの2nd Singleを楽しめるのかなと思います。
個人的には3曲じゃ物足りないので、アルバムも期待していますが…

LENN:それめちゃくちゃ言われますねー

Aki:本当によく言われるよね。

▪️ちなみにこの間のワンマンライブの時に日本語で歌っている曲があったので、LEATHER ROSEにしては珍しいなと。

LENN:僕は英語歌詞を書けないのであっくんに任せていますが、たまに僕が書いたりしています。日本で活動しているからというのもあるんですけど自分たちはわかりやすさを出したくてというのもあります。
影響を受けたのは杉山清貴やZIGGYだったりですね。
今までは英語歌詞が似合う曲を作ってることが多かったですが、今はあっくんがポップスなアレンジをできるから日本語歌詞でもかっこいいなと。

▪️では最後になりますが、LEATHER ROSEのこれからの展望を教えていただけますか。

真矢:LEATHER ROSEとしてはどんどんライブをやっていきますし、もっと認知されるように頑張ります。

Aki:まとめてしまったね(笑)
まあ、照れ臭い話にはなりますけど3人で編集作業をするときやスタジオ入ったときに話したりするんですけど、何気ないことですが「絶対売れるよ」とかそういうポジティブな姿勢は大事だと思っています。
まあ細かい事はたくさんありますけど、You Tubeとかでも海外からコメントが来たり反応があったり決して通用しないわけでは無いのでこれからもLEATHER ROSEで磨けるものはどんどん磨いて、ひとつでも上のステージへ行こうと思います。

LENN:今の時代はひたすらライブをやるだけでなくSNSとかYou Tubeを駆使していかないといけないですが、自分たちがどう動きたいかと言うとオンライン上での活動が重要で今はまだ準備中ですけど、今後いろいろなコンテンツを用意しています。
SNSで自分たちを知ってくれてそこからライブを観たいと思ってくれたときにライブはやらないっていうのは勿体無いから、ひと月に1回は最低限ライブはしたいのでまずはオンライン上を活動メインにして、認知されたらライブの本数を増やしていきたいです。
ワンマンライブもSOLD OUTしたので、また自分たちの環境を整えて活動していきます。

Aki:これだけ言ってもいいですか。やりたく無いことはやらなくて良いっていつもLENNくんは言ってくれるんですよ。
そういう環境を作ってくれることに感謝してます。

真矢:我々はベーシストを募集、歓迎しとります。お前ら待っとるけぇ‼︎

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