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僕は小学2年生の時、間違いなくMOTHERの世界で生きていた

とても面白い連載が始まって、毎日ドキドキしながら更新されるのを楽しみにしている。

MOTHERというゲームに関する連載だ。発売されたのは1989年。もう来年で30周年(!)だ。多分、最初にちゃんとやったRPGゲームはMOTHERだったと思う。

MOTHERの世界は、当時のRPGの主流だったドラクエやFFと違い、全てが地続きになっているのが特徴だ。
次の街にたどり着くまで、まるで本当に旅をしているかのような感覚。
現代のアメリカを舞台にしているから、鉄道があって、普通の学校があって、デパートがあって、キャッシュディスペンサーまである。セーブは黒電話でお父さんに電話する。

武器も伝説の剣とかじゃなく、”普通のバット”だ。

舞台はアメリカでも、架空の街を舞台にしているのでファンタジーではあるけど、妙に生活感のある世界観は、ドット絵でも数倍リアルに想像しながらゲームを楽しむことができる。

糸井重里がゲームデザインやシナリオを手がけているので、街の人たち一人一人のセリフも味わい深く、自分もこの世界の一員なんだと思わせてくれる。

自宅を飛び出して、動物園やお墓や砂漠、山や雪道を超えて線路沿いにひたすら歩き、次の街に辿り着く。学校の屋上から遠くに見えるホーリーローリーマウンテンを眺め、友達との出会いと別れに泣き、ライブハウスで激しく踊ったりもした。僕は小学二年生の時、間違いなくMOTHERの世界で生きていた。

あれから約30年が過ぎ、今じゃ僕も二児のパパだ。子供達も小学生になり、最近たまに一緒にゲームをしたりする。最近のゲームはグラフィックもすごいし、常にオンラインにつながっていて遊び方も多様になってきている。

でも残念ながら僕はMOTHER以降、本当の意味でのめり込めたゲームはないかもしれない。

来年息子が小学二年生になる。僕が最初にMOTHERと出会った年齢だ。
実家に置いてきたゲームボーイアドバンスと「MOTHER1+2」のゲームソフトを引っ張り出して、一緒にプレイしてみたい。息子がどんな目をしながらMOTHERを体験するのか今からとても楽しみだ。

【おまけ】
MOTHERの魅力を語る上で外せないのが、サウンドトラックとマザー百科。
この2つのアイテムを添えてゲームをプレイすると、さらに没頭できるのでオススメ。
これはまた別の機会にじっくり紹介したい。

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