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厳しい優しさを持つ、東南アジア進出支援コンサルティング会社の経営者

こんにちは、みぞっちです!

前回からはじまった、仕事・人生に悩んでいるあなたへ、いろんな方からエールや、喝を送ってもらう、インタビューの記事の第二弾です!

第一弾はこちら↓

早速ですが、今回インタビューのご紹介をします。

レンボンガン島の海をバックに

東南アジア移住歴10年!信頼と実績のコンサルタント

田渕智(たぶちさとる)さんです。以降は、愛称のたぶさんと呼ばせていただきます。

たぶさんは、私が参加したノマドニア・バリ島回の半年前にプログラムに参加された方です。(ノマドニアについては下記のHPをチェックしてください。)

たぶさんは、新卒で市役所に6年半勤めた後、シンガポールの日系企業へ転職・移住されました。

東南アジア歴は10年目になり、現在は東南アジア(主にベトナム・ホーチミン)への進出支援のコンサルティングの経営をしています。

本業以外にも、日本企業のバックオフィスサポートや人材エージェントの採用サポート、SNSの運用代行、Webライター業など手広く行い、的確なアドバイスをくれる頼れる兄さんです。

そんなたぶさんに、東南アジアで10年過ごされた経験や、転職したきっかけ、フリーランスを目指す人へリアルアドバイスをお伺いしました。

バリ島で山登り前の元気な姿

海外に行きたいという気持ちだけだった

ー新卒では公務員で市役所勤めをされていたとのことですが、公務員を選択した理由はありますか?
大学生の頃の自分は、新卒の就活が面倒に感じて、スキップするために公務員試験しか考えていませんでした。

やるからには上を目指そうと、キャリアの国家公務員Ⅰ種も受験します。結果は、市役所に合格して6年ほど勤めました。

市役所は、日本の闇を感じましたね(笑)。一般企業だとお客さんのブラックリストとかあると思うのですが、市役所はどんな人が来ても、対応しないとダメなので。

ーその後シンガポールに転職されていますが、きっかけはありましたか?
シンガポールに短期留学に行ったことがきっかけですね。

実は市役所に勤めているときに、1年に1回それぞれ2週間くらいの有給を使って、フィジー・セブ島・シンガポールに短期留学していました。

語学学校に行って英語を学んでいたのですが、シンガポールでは、現地採用や駐在している友達と会って実際の働き方を聞く機会がありました。

実際に働いている人に話を聞けて「海外転職できるわ」と思ったのがきっかけの一つです。

当時は30歳だったけど「海外行きたいから行こう」と思い、転職しました。特にやりたい仕事があったわけではありません。

ヨーロッパを回ることも

行動したらビジネスチャンスを見つけた

ーシンガポールに転職してどうでしたか?
このままシンガポールでも生きていけるけど「俺、このままでいいのか?」「会社の駒で終わっていいのか?」と考える時期がありました。

シンガポールでは日系の会社を1年半、シンガポール人の会社で1年半ずつ営業を経験。

未経験の職種をやり続けるのではなく、マネージメント側にいかないといけないなと感じていましたね。

ただ具体的なプランはなく「シンガポールで問題なかったから、国を変えても大丈夫でしょ」と思ってベトナムへ移住しました。

でも、最初に就職した日系の会社が少しブラックな広告代理店で、全然大丈夫じゃなかったです(笑)。

ー日系でブラックだったんですね
社内が統制できていませんでした。バックオフィスがダメだと、会社ってこんなに回らないんだなと実感した最初の経験です。

ビザとか社内ルール・仕組みができていなくて、辞める相談をした時も、相談したその日に退社させられました(笑)。

その会社は半年で辞め、日系の銀行に転職します。

ー銀行はしっかりしていそうですね
しっかりしていましたね。「これが会社だよね」と改めて思いました。

銀行ではベトナム進出支援の部署に配属され、いろんな会社を見て勉強もでき、独立へのよい経験になりました。

失敗する会社もたくさん見ましたが、商品が売れる売れない以前の問題で、バックオフィスが整っているかいないかはとても大事だなと感じました。

社内がガタガタだと、自滅するんですよね。その傾向をみて「ビジネスチャンスがあるな」と思い、東南アジアへの進出支援で独立を決意しました。

ー独立する際に自己投資はされましたか?
独立への自己投資は、飲み会に時間を使ったことですね。

銀行で繋がった現地の社長さんや自分で会社をやっている方にやりたいことを相談すると、新しい人を紹介してくれたりするので、つながりを増やしていましたね。

コンサルを始める時のパートナーも銀行の時のお客さんではなく、そういったつながりで知り合った人です。

ー独立されて4年ですが、パートナーさんとは揉めることはありませんでしたか?
共同で会社を始めて揉める原因は売上が立たない時だけなんですよ(笑)。最初の半年は少し揉めたかなと思います。

起業して半年経った段階でコロナが蔓延した時期に入ります。どの国にも入国する手続きが複雑になりましたよね。

それを見て、ビザ関係の手続き依頼の仕事を強化して仕事を取りました。ちょうど困っていた知り合いの旅行会社もいたので、一緒にやりましょうと持ちかけ進めたら、2021年に最高利益を出しました。

ーコロナが落ち着いた今はどのように仕事を取られていますか?
ホームページとクラウドワークスのDMからオファーがきていますね。

クラウドワークスのプロフィールにできること、やっていることをしっかり書いておくと「1回お話いいですか」と勝手に連絡がきますよ。

ずっと登録だけして何もしなかったけど、プロフィールを書き直しただけで、約1ヶ月で300件ほど閲覧されました。意外と相談が来ることは多いから、プロフィールはしっかり登録することをおすすめします。

人に愛されるたぶさん

やりたいことと別に、できることを増やしたほうがよい

ー自営業の仕事・フリーの仕事どちらにも共通する仕事のモットーなどはありますか?
自分がボールを持ってる状態にしません。早く相手にパスを渡すことを意識しています。

依頼されたことは早くやっておくことに越したことはありません。クオリティの評価は人によって違うけど、納期は絶対的なラインがあるし、絶対守るもの。

納期を過ぎてしまう人は論外です。これを当たり前に思っていないとダメ。

「納期を伸ばしてください」と泣き言は言っちゃダメだと思っています。

ー今後の目標はありますか?
シンガポールに移住してからの10年は激動だったので、静かに暮らしたいです(笑)。安定的に自分が楽しいと思える仕事を継続できて、好きな国で、ゆったーり暮らしたいなと思っています。

今受けている仕事の中でもリモートで続けやすい仕事が残るかなと思っていますが、自分がおもしろいと感じるものを続けたいですね。

ー最後に自分の働き方に悩んでる29歳へ、一言お願いします!
フリーランスや自営業で仕事をしたいのであれば「お金のためにやりたくない仕事でもやるんだよ」と。

もちろん、やりたいことが決まってる人なら、それをやればよいと思います。ただ、やりたいこととは別に、できることは絶対持っておいたほうがよい。

私もコロナの時にビザ関連の仕事をたくさんしましたが、手続きも面倒なので、できればやりたくありませんでした。それでも稼げる、ビジネスチャンスだなと思ったからやりました。

選り好みせずに、いざという時にお金になる、できることを増やしてください。

ー最後の最後にやりたいことが決まっていない人に向けてもあれば一言お願いします!
やりたいことがぼんやりでもあるのであれば、とりあえず発信してください。本人ができないと思っていたら、絶対できません。

その気持ちは、態度とかに出て相手に伝わるから仕事もきませんよ。パッと見た瞬間にどこまでスキルを持っているかわからないから、やる気がなさそうに見える人には仕事はこないです。

発信しない、芸能人でもない、ただの一般人に仕事なんか一生きません。マインドから変えましょう。

ーありがとうございました!!
たぶさんへのコンタクトはこちらから↓
Twitter:@asean_nomad
YouTube:@aseam-nomad
コンサルティング会社HP:BLACK SHADOW CO.,LTD.

編集後記

いろんな会社を見てきたからこそ感じた経験で仕事を見出した、たぶさん。なんでもそつなくこなすイメージがありましたが、想像以上の経験値でした。

最後の言葉は個人的に刺さりまくっています。フリーランスや個人でお金を稼ごうと思った時に、厳しいことばを伝えてくれる人は貴重です。優しさを感じます。

サポートありがとうございます!!咽び泣きます。とっても励みになります。これからもあなたの背中を押せるような有益な記事を作成したいなと思います!!