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Webデザイナー・会社員ノマド。人を応援し、自分らしく生きる。

こんにちはみぞっちです。

私は今29歳で人生過渡期ど真ん中にいます。2023年6月、何歳からでも挑戦できると思えるようになりましたが、これまでは「30歳までに何も変えられないと自分は一生変われない」と思い込んでいました。

そんな私も7月末に、7年勤めた会社を辞めます。辞める報告もあり、お世話になった人と話す機会が増えました。話していると「私も何かしたいけど、年齢が……」と気にする人が体感で9割ほどいます。

聞くたびに「年齢は関係ないですよ!」と答えていますが、私のエールだと弱いなと感じます。説得力がまだまだ足りません。

というわけで!今回より仕事・人生に悩んでいるあなたへ、いろんな方からエールや、喝を送ってもらおうと、インタビューの記事を更新していきます。

第一弾の今回は、私が1月に参加していたノマドニアでWebデザイン・制作の講師を務めた「さあやさん(@saaya_journey)」へインタビューしました。

ノマドニアは、1ヵ月10種職種を海外でできる大人のキッザニアみたいなものです。詳しい説明は公式ホームページがあるので気になる方はこちらをどうぞ。

芯が強くて、心優しいWebデザイナー

ノマドはこんな場所でも仕事ができます

私がさあやさんを知ったのはノマドニアの講座が始まる少し前。ノマドニアでは、開催前にTwitterで講師紹介がされます。いつも流し読みをしていたツイートでしたが「会社員」の言葉を見て衝撃を受け、すぐにTwitterをフォローしました。

「会社員で海外ワークショップの講師とか何事!?」「そんな仕事あんの!?」選択肢が広げてくれる出会いの始まりです。

さあやさんは、京都のWeb製作会社でWebデザイナーとして働いています。2022年8月より会社の業務をフルリモートに変更。会社の業務のほかにノマドニアのWebデザイン・制作の講師や職業訓練のジョブトレの講師としても活躍されています。

1年半しっかりと会社に出勤し、社内から信頼を得たあと、自分の夢を叶えるため、フルリモートで働きたいと社長へ直談判。みずから新たな働き方を切り開く行動力には「すごい」しか言葉が出ません。

インタビューでは転機となる大学での経験、社会人になってからの歩みを中心にこれからの目標についてお伺いしました。

大学生で自分の芯ができた

ベトナムの海外ビジネス武者修行プログラムにて

さあやさんは芯が強いイメージがありますが、以前から変わりませんか?
昔は無難に、流されるままに生きていました。大学1年生のころに「自分の人生の主役は自分だから、楽しまないと損だなぁ」と気付いたことで大きく変わりました。

大学生でさまざまな挑戦をされていると思いますが。特に印象に残っていることはありますか?
2018年の大学2年生の時に参加した、ベトナムのホイアンで開かれた「海外ビジネス武者修行プログラム」というインターンです。全国の大学生が20人程度集まり、2週間で実在するお土産屋さんやカフェの売上改善・新規事業提案を行います。

自由度が高くて、店を燃やす以外は何でもやってよいというインターンでした(笑)。価値観が大きく変わった、とてもよい経験です。4人でチームを組んで、本音をぶつけ合いながら進めていました。

インターンに参加してよかったことをお伺いしてよろしいですか?
自分の壁を破れたことが一番大きいです。インターンに参加するまでは、周りの目をとても気にしており、人と本音で話すことができませんでした。

インターンはチームを組んで進めていたけれど、うまくいかないことだらけで「何でも話さなきゃいけない!」「恥ずかしがってる場合じゃない!」と思い、自分をさらけ出して本音でぶつかりました。

この経験以降「自分をもっと出してよいんだ」ということがわかり、芯が強くなったと思います。

やりたいことが見つからない時期にも決めていたこと

マルタ島へ留学した際に友人と

就職活動の期間は「しんどかった」とお伺いしました。
当時はやりたいことが見つからず、就職活動はとてもしんどかったです。

大学は商学部だったので、広く業界や会社を見ていましたが「この仕事をやりたい」と思うところがみつかりませんでした。志望動機に書くこともないし、面接まで行っても落とされますし。「やばい!どうしよう!」と落ち込んでいました。

最終的に人材ベンチャーの新規事業部配属に入社しました。人材ベンチャーの仕事をやりたいからではなく、ここで働けば新しいことを作り出す力が得られるのではないかと思ったからです。

やりたいことができた時に「できる自分」になっていたいと考えていました。実際に今やりたいことができているので入社してよかったと思います。

会社は東京にあり、2日間の研修を終えた翌日4月3日に緊急事態宣言が出ました。「明日から無期限休業です」と会社より通達があり、それから一度も出社せずに辞めました。

休業期間中には、会社の同期と事業計画書を練ったり自主学習することで、新たな事業を立ち上げる際に必要なことを学びました。会社は辞めることにはなりましたが、この時の経験は現職での新規事業の立ち上げに活きています。

その後、Webデザインをやろうと思ったきっかけはありますか?
きっかけは、大きく分けて2つあります。

1つ目は友達の会社のSNS運用広告運用を手伝っていた時に、デザインとデータアナリティクスの管理がありましたが、当時はデザインができず、データ管理を担当していました。その時のデザイン担当は男性スタッフさんで、デザインが男性寄りで制作される傾向にありました。

会社のターゲットには女性も含まれていましたが、取り逃がしてしまいました。もし自分がデザインもできればさらに貢献できたのではないかと悔しかったので、デザインを学びたいと思いました。

2つ目は、Twitterで転職の情報収集していた時に、旅をしながらWebデザイナーとして働いているはるなさん(@haru0127x)を見て「Webデザインだったらパソコン1つで働けるんだな」と思ったことがきっかけです。

Webデザインを学びたいと思い、何から始めましたか?
最初はデザインの本を読み「自分に合いそうか」「興味を持って情報収集ができるか」を確かめました。学び始めるとおもしろいと感じましたし、蔦屋書店に行くと自然にデザインの本に目がいくようになったため、学べるなと判断し職業訓練校を選択します。

職業訓練校は学費が無料で通えるため、新卒で貯金がなかった私にとって、とてもありがたい制度でした。基本的なことは職業訓練校で教えてもらいましたが、視野が狭くならないように、Twitterなどで情報収集も怠らないようにしていました。

気になるセミナーや講演には積極的に参加。今の最前線はこうなっているのかと、当時は全然わからなかったけれど、とりあえず参加していました(笑)。

自分らしく、人のためにできることをする

初めて講師を務めたノマドニアバリ島0期

仕事をするうえでモットーはありますか?
Webデザインの仕事は、依頼してくれたお客さまのため。講師の仕事は、学びに来た生徒のため。「相手のためになることは、何でもやる」ということが私のモットーです。

大学で参加した「海外ビジネス武者修行プログラム」のインターンに運営としても2回参加しました。その時に運営側の大人たちの「すべては参加者のために」「すべては学生のために」という思いを強く感じます。

初めは「深く関わりすぎたら迷惑なんじゃないかな?」という思いがありましたが、周りの熱い思いを感じいつの間にかなくなっていました。人のために何かをしたいと思うと、よりがんばろうと思えます。その思いに反応してもらえるのもうれしいし「おせっかいになってよいんだ」と新たな発見がありました。

さあやさんの将来の目標はなんですか?
目標は3つほどあります。まず1つ目は、ディレクターの道を極めたいです。人がどういう課題を抱えていて、そこに対してどう貢献できるかを考えることが好きなので続けていきたいです。そのために、Webデザインやコーディングの技術をさらに伸ばしたいですね。

2つ目は昔からの夢でもありますが、海外で仕事したいです。海外に行き、現地で仕事を取ってディレクションをしたい。そのためにも英語の力をもっとつけなきゃいけないなと思っています。

国によって文化や好まれるデザインテイストが全然違うので、いろんなデザインを見て視野を広げたいです。

3つ目は講師や人材育成の分野へ、継続的に携わっていきたいです。新しく人に出会うと、今まで蓄えてきた自分の知識や、当たり前になっていることが、他の人にとって有意義な情報になるんだと再認識させられることがあります。

人が好きなので、自分が関わることで人が前を向いたり、新しい道を進みたいという気持ちになったり。それを応援できることに幸せを感じますし、ありがたいことだなと思っています。

仕事以外の目標はありますか?
会社員ノマドの働き方をしてみると「こんなに毎日が色鮮やかで、充実しててよいんだ」「社会人になっても濃い毎日を送れるんだ」とわかったので、自分らしく生きられる人をもっと増やしたいなと思っています。

私も社会人になったあと、どん底に落ちたことがあったけれど、諦めずに進みました。諦めず進むと、素敵な未来(現在)にたどり着けました。社会人で心を病んでしまう方も多いと思いますが、そんな方たちの希望となる存在になりたいです。

最後に、自分は何もできないと思っていたり、働き方に悩んでる方へ伝えたいことをお伺いします。
「後悔のない人生を」という言葉を送ります。

私はやらなかった後悔を引きずるタイプのため、迷った時には「後悔しないか」を自分に問いかけて決めています。

仕事をどうするか決めることは、人生でも大きな決断だと思います。私は、新卒でスキルもない、社会人経験もない、お金もないゼロの状態から、今の働き方になりました。

社会人経験やスキルがあることは、それだけで財産だと思います。なんとでもなります。がんばれば、あとからいろんなものがついてきます。

決断するのは難しいと思いますが、不安とワクワクを天秤にかけて、自分の不安材料を解消できる手段を模索しつつ、自分の一番よいと思うほうにわがままになってよいと思います。

正解を選ぶのではなく、自分の選んだ道を正解にしていきましょう。

編集後記

書きたい内容があと5,000文字ありました……。カフェ起業、マルタ島への留学、シェアアパートで過ごしたことなど。

尊敬する人に出会うと、最初からできる人だと思ってしまうけれど、さまざまな経験をしながら努力したから、できる人になっていることを忘れないでいたいです。

行動しましょう。後悔しないように失敗しないようにがんばるのみです。

サポートありがとうございます!!咽び泣きます。とっても励みになります。これからもあなたの背中を押せるような有益な記事を作成したいなと思います!!