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黒良 龍太
2021年11月2日 20:00
マガジン「天気図の世界」のコンテンツは、様々な種類の天気図の紹介やMetPyを利用した天気図作成コードの解説、豪雨などの事例解析などからなっています。コードにのみ関心がある方、事例解析にのみ関心がある方などもいらっしゃると思います。そこで、コンテンツの分類と各コンテンツの簡単な紹介をします。気になったコンテンツを読んでいただければ幸いです。今後も、コンテンツを増やしていきます。紹介しているコー
2024年4月7日 11:51
関東地方南部では、冬季に本州の南岸を東へ進む低気圧、南岸低気圧によって雪が降り、積雪になることがあります。この気象学的な構造はよく知られていて、東京管区気象台のホームページに詳しい解説があります。2024年2月5日、低気圧が関東の南海上を東北東へ進みました。東京では雪が降り積雪する中、同時に雷も観測されました。過去にも関東地方南部において、南海上を低気圧が接近・通過する際に降雪と発雷した事例が
2023年10月15日 13:41
前記事では、香川県小豆島で記録的な大雨となった1976年9月11日の事例について、雨量の観測値や当時の天気図を示して気象や災害の状況を確認しました。さらに気象庁第3次長期再解析(以下、JRA-3Qと略)を利用した等圧面天気図を作成し、この日の総観場を考察し、台風が屋久島付近の海上で停滞したこと、日本海西部から東北地方へのびる前線が強化し、また四国の南海上から四国付近に暖かく湿った空気が継続的に流れ
2023年10月10日 22:42
気象庁第3次長期再解析(以下、JRA-3Qと略)を利用して、日降水量の全国第5位(2023年9月現在)である1976年9月11日香川県内海 765.0mmの大雨事例について総観規模から要因について調べます。合わせて、JRA-3QのGRIB2データの入手や読み込み方、作図のコードなども記事にします。なお、JRA-3Qは1947年9月から現在までを対象とした気象庁が作成している再解析です。この記事作