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自己肯定感の低さと家庭環境のネガティブな記憶~どうしていつも「しっかりしすぎ」で苦しむんだろう~

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「頑張りすぎ」

「ちゃんとしすぎ」

「しっかりしすぎ」

「パートナーを心から信頼できない」

「パートナーに委ねることができない」



そんな自立系女子について多くの記事を書いていますが、今日はそんな自立系女子のパートナーシップや恋愛における辛さや苦しみと自己肯定感の低さ、そして過去の家庭環境から続く深層心理の傷について書いてみました。

「彼との関係が上手くいかない」という女子はもちろん、男子にもおすすめの記事となっています。

ぜひご覧ください。





【ご相談ここから】


女性が「自立」しすぎて頑張りすぎてると「自己肯定感」は下がりますか?

もし下がるとしたらどうしてそうなるんでしょうか?


【ご相談ここまで】



Twitter(X)でこのようなリプを頂戴したのでお答えしてみたいと思います。

最近はけっこうTwitterのほうでもちょくちょくリプ返などしていまして、フォロワーのみんなと交流させていただいてます。

RKメンバーもTwitterやってる人多いと思うので、よかったら声かけてくれたら嬉しいです!

もちろんTwitterの字数ではその場で相談の回答とかはできないんですけど(文字数が短すぎてあまりに浅くなっちゃうので)、割とリプでも有益なこと言ってたりしますので参考にしてもらえたら嬉しいです。



さて、ご質問について。

まず、女子が「自立」しすぎてるとはどういうことを言うのでしょうか。



本来、「自立している女性」というのはかなりポジティブな意味で使われることが多いと思います。
例えば「経済的に自立している女性」と言ったら現代的で格好良い印象を受けますし、「精神的に自立してる女性」と言ったら婚活などでも非常に人気がありそうです。
最近は、男性が婚活で女性に求める条件として「経済的・精神的に自立してる女性」という項目が非常に人気なようですよね。

そういうことで、自立というのは前向きな意味で使われることがほとんどですし、特に「女性の自立」というのは男女平等を考える上でも重要な概念だとされています。



ここまでが世間一般のいわゆる「女性の自立」ということなのですが、私のnoteでは「自立系女子」なんて言葉もよく出てきますように自立のニュアンスが少々異なります。常連さんにはお馴染みかもしれませんが、日々多くのご新規様がこのnoteにはいらっしゃいます。ここで改めて「自立」ということについて解説していきましょう。

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端的に言いますと、このnoteでの「自立」の使われ方としましては「自分を犠牲にしてまで頑張りすぎている」「自分の心身を削ってまで人に尽くしている」「自分がとてもしんどい思いをしているのに人に甘えたり、人を頼ったりすることができない」「”良い人”になりすぎてしまい、もはや都合の良い人になってしまっている」「相手のために尽くしすぎてしまい特にパートナーシップでは自分の軸を保てなくなってしまいがち」そんな傾向を表しまして、そんな特徴を備えた女子を「自立系女子」なんて呼んでいるわけであります。

グサッときましたでしょうか。「私やん」ってなったでしょうか。それとも不快感がじんわり押し寄せてきたでしょうか。

いずれの場合でも以下を読んでいく価値はあると思いますので是非読み進めてみていただけたら嬉しいです。



自立系女子の特徴として「感情の抑圧と爆発」というものがあります。

パートナーシップ、恋愛の例が分かりやすいと思うのですが、前述のとおり自立系女子は非常に非常に「物分かりの良い子」であることが多いです。

「彼に会いたい」「彼との時間が欲しい」「彼に癒やして欲しい」と思っていたとしても相手が何だか忙しそう、相手がいつも頑張ってる、私との時間が彼の負担になりそう、、、そんな気配を察すると自分の本心を抑圧して良い子ちゃんになってしまい「私はあなたの一番の理解者だからね」なんて訳知り顔をするわけなのですが、
それは「彼に会いたい」という本来的な感情を「ワガママ言っちゃいけない」という自立系ストッパーでガッチリと抑え込んでしまってる結果なのですね。

どうして自立系ストッパーが働いてしまうのか、どうして自分の意見を「ワガママ」だと思ってしまうのかと言えば後述するように「良い子でいなきゃ私は愛されない」「物分かり良い子でなければいけない」「私のことは後回しでいい」という強力な観念があるからなのですが、とにもかくにも、自分の本来的な気持ち、自分の心を「頭」「理性」で押さえつけてしまうわけです。



そうしたことが彼と付き合っていくなかで繰り返されるとどうなっていくでしょうか。つまり、「物分かり良い子」「ちゃんとした子」「しっかりした子」の仮面のようなものを被り続けているとどうなっていくでしょうか。

きっと彼は、良い方を考えずに言えばとことん彼女のことをナメるようになっていくと思います。

「この子は後回しにしてもかまわない」「この子は俺を大好きだから何があっても離れることはない」「この子は俺の予定を最優先で考えてくれる」「この子は全部俺に合わせてくれる」そんな心理になっていく未来が見えます。

これもまたキツイ表現を使うならば、彼女のことを「都合の良い女」だと解釈するようになるわけですね。

もしかしたら、「彼女の優しさに気づいてくれる男かもしれないじゃないですか」「俺だったら彼女の優しさを尊重しますね」「全ての男がそうと言うわけではありません」という風に男性陣からの反論があるかもしれませんが、
読者の女子だったらよくよく知ってるはずです。「尽くしすぎればどうなるか」「全てを彼優先にすればどうなるか」「彼に合わせて”良い子”でいればどうなるか」…経験済みな人はきっと多いでしょう。

「良い子でいれば報われる」「彼に尽くせば私の優しさに気づいてもらえる」「いつかは仕事よりも友人よりも私を一番に扱ってくれる」そんなお花畑チックな期待は、、、、現実では打ち砕かれてしまうケースの方が多いわけです。(相変わらず辛辣でスミマセン)



一方で自立系女子サイドに目を向けてみると、「良い子」で居続けるのは膨大な心の体力を使うものでしてものすごくメンタル削られるものですよね。

「あなたが好きなようにしていいよ」「私はあなたのことを待ってるよ」「私はあなたの事情を第一に考えてるよ」という姿勢は本来的な心情とはかけ離れてるわけでして、「もっと会いたい」「甘えたい」「一緒にいたい」「大切にして欲しい」という自分の想いをとことん抑圧しているわけです。

「相手に対して不満がない」のではなく、「相手に対する不満をとことん押さえつけている」という状態ですよね。それは忙しい彼のためを思ってのことですし、ぶつかるのを怖れる心理からでもありますし、嫌われたくないという思いが強すぎる結果でもありますし、「私は本音を言ったら愛されない」という思い込みが強いからでもあります。



そして、「感情の抑圧」というのは決して感情を処理しきれているわけではありません。

自立系女子は「どうして私ばかり我慢しなきゃいけないの」「どうして大切にしてくれないの」「どうしてあなたの都合ばかり聞かなきゃいけないの」「どうして優しくしてくれないの」「どうして振り回されないといけないの」という彼への想いを、良い子でいるために嫌われないためにひたすら抑圧しますが、そういった感情は一見消えたように見えても、”おり”のように心にどんどん蓄積していくものです。

自立系女子は幼い頃より「我慢」「忍耐」「自己犠牲」が特技でしてそういった感情を見て見ぬフリして棚上げしちゃうのが得意なわけですが、それは「棚上げ」であって、問題を先送りしているだけなんですね。

よく「押し入れの例え」というのをお伝えしているのですが、散らかっている部屋のゴミやガラクタを押し入れに押し込んだところで、一見部屋は綺麗になっているようには見えますが、家の中からゴミがなくなったわけではありませんよね。むしろ押し入れの中で腐り続け表面的には部屋は綺麗になっても「家全体」で見れば事態は悪化しているわけです。



自立系女子の「我慢」「忍耐」「自己犠牲」によりネガティブ感情を抑圧するのも同様に、事態はより深刻になりまして、どんどんたまっていくネガティブ感情はやがてある一線を超えることになります。

結果として起きるのが「感情の爆発」ということになるんですね。



そんな風にため込んでため込んでため込んだ感情が爆発すれば「あなたはいつもどうしてそうなの」「なんで私のこと分かってくれないの」「私はいつもあなたを思ってるのに」と相手を感情的に責め立てることになり、彼は「何が何だか分からず攻撃されてる」「メンヘラ女」だと感じることになるでしょう。

ここで男性サイドの器が大きかったり男性サイドが経験豊富であれば「気づいてあげられなくてごめんね」「何が不満なのか分からないから言葉にして言ってもらえると嬉しいな」「今後はこれこれこういうことを気を付けるね」という風に彼女や奥さんの気持ちを汲み取ってあげることも可能なのでしょうが、
(私も含め)多くの男という生き物にそこまでの器があるわけもなく、逆に「いきなり怒りだしてなんなんだよ!」「情緒不安定とかやめて欲しいんだよね!」「過去のことで文句があるならその場で言えよ!」なんて彼女のことを逆に責め立ててしまい、最悪の場合、関係が修復不可能なところまでこじれて破局だったり離婚だったり、パートナー関係の崩壊にもつながっていくわけです。



この一連の話、あるあるだしツッコミどころも多いし情報量も多かったと思いますが、誰が悪くて誰に責任があるということではありません。

「察することができない男に問題がある」「器が小さい男のせいだ」と言うのは簡単ですし、「発狂する女が悪い」「情緒不安定なほうが悪い」という意見だってあるでしょう。



誰かを責めたり「男が悪い」「女が悪い」という風に責任を相手に押し付けあうのは簡単ですが、そこは本質ではありません。

本質は、「私はどうしたら幸せに自分らしくいられるんだろうか」という部分になります。
本質は、「私はどうしたらパートナー関係でずっと幸せでいられるんだろうか」という部分になります。

「相手が悪い」「誰が悪い」というのではなくて、自分の幸せに目を向けていくのが本質的な方向性です。

そこを踏まえて、以下、自立系女子が彼と幸せになっていくためには、自分らしく幸せになっていくにはどうすればいいのか。深く書いていきましょう…


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