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「私には魅力がない」という思い込みが強いほど振り回され、こじらせ、大切な人との関係が崩壊する~無価値感と被害者意識の関係~

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今日のテーマは「無価値感とパートナーシップ」です。

「私には価値が無い」「私には魅力がない」という思い込みが強すぎると、思わぬ「こじらせ」に繋がってしまい相手との関係が悪くなってしまうことも。

たくさんの事例とともに、無価値感の具体的な癒やし方まで解説しました。





【ツイートはここから】


心が折れやすい人の特徴は「私は無価値だ」という無価値感が強いこと。

幼い頃から否定的な家庭で育ったから。

「私は責められる」という思いが強く他人の不機嫌に過敏になる。

質問されてるだけなのに「私が悪いから詰められるんだ」と感じる。

自分は無価値だという意識はメンタル削ります。

大切なのは、「そのままの自分」をもっと認めてあげることです。


【ここまで】



「無価値感」というテーマについてたまにツイートしますがnoteでは最近あまり触れていなかったので解説してみようと思います。

無価値感とは「私には価値がない」「私には魅力が無い」「私はどうせ愛されない」「私は欠陥商品だ」というような潜在的な思い込みのことでして、多かれ少なかれ誰もが抱えている心理でもあります。



ーー心が折れやすい人の特徴は「私は無価値だ」という無価値感が強いこと。ーー



ツイートでは「心が折れやすい人は無価値感がつよい」と書きましたが、これは共感できる人も多いのではないでしょうか。

私の専門のパートナーシップ心理学で言えば、例えば「私は彼から心から愛されることがない」「私はどうせ誰とも深い関係を築けない」「私は彼を幸せにできない」と潜在的に強く思っていれば、恋愛やパートナー関係でポッキリ心が折れてしまいかねないでしょう。

例えば、ちょっとライン未読で放置されたり、彼が女友達と遊びに出かけたり、「最近なんか思いやりが無いんですけど、、、」みたいな出来事があったときに、
「あーもう私たちの関係は終了だ」「はいはいどうせいつもこの結末ね」「私はどうせ愛してもらえませんよもういいですよ」という風に、関係改善に向けて努力したり工夫したりするのではなく、心が折れて諦めてしまうのは無価値感強めな女子にあるあるな心理なのかなと思います。



あるいは、「自分なんかに全然価値がない」と考えているので、彼から愛されているということにいつも確信が持てず、いわゆる「試し行動」ばかりしてしまうのも無価値感強め女子の特徴のひとつです。

「私には価値がない」という無価値感が非常に強いとはいえ、「自分が価値ある存在だと信じていたい」「自分にはほんとうは価値があると思いたい」「誰かから必要とされたい」というのは人間の根本的な欲求です。

無価値感が強いからと言って、「自分に価値が無くなっても良い」と考えているわけではないのですね。

ここけっこう重要なポイントです。無価値感がいくら強かろうが、大切な人には愛されたいのです。

でも自分の存在価値に自信が持てない、自分が愛されてることに確信が持てない、自分がここにいて良いのか良くないのか全く分からない。。そんな心理から「試し行動」は現れてきます。



試し行動にはそれはもう、色々なパターンがあると思います。

例えば軽いものでしたらわざとちょっと不機嫌になってみたりだとか、ちょっとワガママを言ってみたりだとか、ちょっと振り回すような行動をしてみて彼の反応を伺うというものもあるでしょう。

わざわざ「なんかねー、高校時代の男友達から最近めっちゃメッセージくるんだよねー」とか言って彼の嫉妬を煽ってみたりだとか、些細なことで黙り込んでみたりして彼が「どうしたの?」「大丈夫?」と言ってくれるのを待ってみたりなどもあるでしょう。


ですが、強烈な無価値感の持ち主である私のメイン読者層(通称自立系女子)の人たちはそんな甘っちょろい試し行動では終わりません。

無価値感強め女子は日頃から色々な感情をため込む癖があるため、ふとしたきっかけでそれが大爆発してしまい、暴れたり発狂したりして彼がどういう反応をしてくるのか伺うようなことだってあります。(発狂状態の本人は「伺ってる」つもりはないのですが、無意識的なプロセスとして「発狂してる私でも愛してくれてるのか」を伺っています。)

あるいは、無価値感からくる不安があまりに大きくなりすぎると些細なことで「もう別れる」と言って引き止めてくれるのを何度も確認したりだとか、好きでもない男と身体の関係を持ってそれでもなお「愛してくれるのか」を試したりだとか、「妊娠した」と嘘をついて相手の反応を伺ったりだとか、半ば暴走的な行動に走ることもあるあるです。



読者のなかには「そんな女、頭おかしいんじゃないのか」「そんなやつ危険すぎないか」と感じる人もいるかもしれませんが、冒頭でもお話したとおり無価値感は多かれ少なかれ誰の中にも存在しているものです。

そして深層にある無価値感にはなかなか気づきにくいものです。

確かに、試し行動をする女子は「ヤベーやつ」に見えるかもしれませんが、そう感じた自分自身の中には果たしてどんな無価値感があるのか。自分自身にもそういう気配はないか。この機会に自己観察してみるのも良いかもしれません。「同族嫌悪」という言葉もあるとおり、嫌悪感や不快感を感じた対象には少なからず自分と似た部分があるものだからです。



試し行動に話を戻しますと、そういった行動をされるパートナーの側から見ると、それはもう大変疲れてクタクタになってしまうわけです。

ちょっとしたワガママなら受け止められるかもしれない、ちょっと不機嫌になるくらいなら寛容になれるかもしれない。

でも、その気もないのに急に「もう別れる!!」と何度も言われたりするのやはり心労がたまるものです。「そんなに何度も『別れる』って言うってことは、この子は僕のこともう愛してないんだな、、、」という思いにもなってしまうものです。

よって、無価値感からくる試し行動は多くの場合パートナーシップの崩壊を招きます。相手が疲れ果ててしまうんですね。相手のことを試して試して試しまくって、それで幸せな結果を得られることはきっとありません。

残るものは虚しさと、より強い「無価値感」だけです。そしてその強化された無価値感をまた新たなパートナーにぶつけてしまう。完全に負のスパイラルですね。



ーー自分は無価値だという意識はメンタル削ります。ーー



ツイートにはこのように書きましたが、無価値感は「試し行動」を引き起こしてパートナーを疲れさせてしまうだけでなく、自分自身のこともドッと疲弊させてしまうものです。

どんなに「私は無価値なんだ」と考えていたとしても、「幸せになりたい」と切に願っているし「愛されたい」と心から思っているし、「彼軸に振り回されずにありのまま暮らしたい」と思うのはしごく当然だと解説しましたが、
結局のところ無価値感が強ければ先ほども書いたように「破局」という結果に終わりますし、愛されたくても愛されないという結果に終わってしまいますし、幸せを遠ざけてしまいます。


もしあなたが、

「もう不幸になる恋愛はやめたい」
「もう彼を振り回すのも彼に振り回されるのもやめたい」
「何より自分のメンタルが荒れすぎててしんどい」
「いい加減幸せになりたい」

そんな風にめちゃくちゃ真剣に悩んでるとしたら、まずやるべきことは…



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