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どのようなエクササイズが腹圧を高める?-”とりあえずプランク”をなくそう-

今回のテーマは「どのようなエクササイズが腹圧を高める?-”とりあえずプランク”をなくそう-」になります。
こちらの記事を最後まで読むと

・【腹圧】の理解が深まる
・腹圧の視点で体幹トレーニングを考えれる
・プランクの使う場面を参考にできる

基本的な腹圧については、前回の記事に執筆しているので、そちらからご確認ください。前回の記事の内容を読まれていない方もいると思いますので、少しだけ概要を説明すると…

・腹圧って〇〇
・腹圧に関与する筋肉は〇〇がある
・腹圧が上昇することで…

このような感じで解説しています。「いまさら聞けない」って思っている方が非常に多いと感じています。この機会に一度見てもらえるといいと思います。
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そして今回は、体幹トレーニングと腹圧の関係性についてです。

腰痛患者に対して【腹圧】の視点から体幹トレーニングを実施していくと思いますが、その中でもプランクエクササイズを選択する方が少なくないです。プランクとは【elbow-toe】で接地したブリッジ動作を指しています。

先に結論からですが…

腹圧という視点でプランクを使うべきではない

なぜ上記のように考えるのか?
実践的、かつ臨床的な話になってくるため、参考になる部分があるかなと思います!では、始めていきます!



◆腹圧の意味

なぜ腹圧が必要になるのか?

これは【脊柱の剛性化】によって脊柱の安定性を得ることです。

腹圧という視点は赤ちゃんの時から自動的に獲得しているものになります。赤ちゃんをイメージしてもらえるとわかると思いますが、筋力トレーニングしたから動作を獲得するわけでもないです。”腹圧が高い状態を維持する”ことができ、脊柱が安定することで歩行や立ち上がりなどにつながってきます。

腰部疾患患者の運動療法の目的として、脊柱の安定性獲得があります。腰椎が過剰に動いてしまう、ある分節が過剰に動いてしまうというように安定性の低下が問題になるケースは多いです。

そのような時にプランクを実施していませんか

□プランク=脊柱の剛性向上??

フロントプランクは、elbow-toeで行うブリッジ動作であり、腹筋群をメインとした等尺性収縮になります。等尺性収縮は腰椎の動きが生じないため、疼痛の要因を下げて運動療法を実施することができます。

プランクは脊柱を”板のように固定”するエクササイズですが、一般的に剛性を獲得できるなんて言われているものです。

しかし、このエクササイズ中の腹圧が高まらなければ剛性を獲得しているとは言いにくいです。

本題に入っていく前に、各体幹トレーニングの特徴についておさらいしていきましょう。

◆体幹トレーニングの特徴

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