見出し画像

バスの窓辺に映る君

離れたのは君のせい。
放したのは僕のせい。

僕と君は似た者同士。

笑ったり泣いたり、ほら、もうすぐバスが来る。

「じゃあね」と手を振る君は、晴れ晴れとした顔をして乗り込んだ。

さよならってこんなに辛いものなのか。

僕と君は似た者同士。

バスの窓から遠くを見つめる君の瞳は、きっと涙で濡れている。


この記事が気に入ったらサポートをしてみませんか?