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【近況の記録】自分の人生を進めてみた(性別違和)

わざわざ書くこともなかったんですけど自分の考えを表に出してスッキリさせることで仕事も私生活も周りの人にモヤモヤさせずに気兼ねなく過ごしたかったので記録に残すことにしました。

お知らせ
性別違和の診断がとれたので名前が正式に変わっていきます。

↓だいぶ自分の備忘録な書き方してます

数ヶ月の間でお話ししていた方には伝えていたのですが、生来ジェンダーで悩んでいたのを隠すのを今年の春に辞めて、所謂トランスジェンダーで改名する段取りに入ったことを公表していました。

パートナーとの対話はそれまでにも長くしてきていて性別の転換するかの着地点はまだ先になりそうですけど、関係性として生涯一緒にいるのは変わらないところに着地できてきました。

性別違和の診断書も自分史作っていったら思ったよりすんなり診断され、戸籍上の名前もようやく変えられるようになりました。ずっと悩み続けてた割にすんなりいくんだなという感想でした。

現行法律では戸籍の性別変えるためには末子が成人しなければならず、戸籍は別でもダメってことなので私の場合は12年は無理ということが最近になってわかり。。となると手術は当面しない形になる、でも結婚するなら今のままでないとできなくなるとなったので結婚の障壁が急になくなりました笑。来年には動き作れそう。

この激動の裏側の事情として、実は8月にコロナ感染していて、ブレインフォグという後遺症で2ヶ月まるっと仕事ができない状態になってました。一時は認知症の入り口くらいまで悪化していて記憶が溶ける日々に頭を抱えていました。

そんな渦中でも同棲しているパートナーが支えてくれて、改めて自分の残りの人生をどう在りたいか考え直すきっかけになり、墓場まで持っていくつもりだったジェンダーの悩みを全部パートナーに伝え対話ができた2ヶ月間は貴重な時間となりました。

最低な父親の影響で男性恐怖症だったのを我慢し続けて生来の性別での役割を果たすしかないのかと絶望しながら地元で長年過ごしてきましたが、東京に出てきて今のパートナーと出会ってから風向きが変わってきた感覚がありました。もう地元には2度と戻りたいと思わない笑

価値観とか交友関係も女性ばかりで子育て家事をしてる時に充足感があったりした経験もパートナーと一緒に振り返ってみたりして、今の歳になって本来の自分はどう在りたい?って人生の答え合わせができるようになりました。

トランスジェンダーのMTF(male to female)の中でも恋愛対象が女性となると、周りにほとんど話せる人いなかったのはつらみがありました。余談ですけどMTFって言っても異性装をしたい人、女性に戻りたい人(私はここ)、男性と結婚したいから自分が性転換したい人がバラバラの方向を向いてて混ぜるな危険状態なのかもしれません。各々はそれぞれの良さがあるのだけど不可侵にしてた方が平和になりそう。

私は幸い美容師やってきていて同棲している彼女がいてくれたから自然な移行が成立してるだけなのかもしれません。似たようなことで悩んでる人いたらお話ししてみたいとも思ってたりします。

結局は最後まで残っていた見た目を元に戻せたことが大きくて、感性や価値観は隠してたことを言えるようになったくらいの変化でした。美容師やパーソナルカラリスト、メイクを仕事で経験してて本当に良かった。

徐々に兆候あったとはいえパートナーを相当困惑させてしまった瞬間でもありました。ただ、自分の考えを押し切ろうとは全く考えてなくて、大事な相方と一生一緒にいるのが1番だって事を時間をかけて対話したり行動で気持ちを伝えたりしています。あと、辛いことはちゃんと辛いって言えるようになりました。パートナーの器の深さに救われてます。

仕事ばかりしてきた人間でしたが、ようやくパートナーシップの大事さが見えるようになった気がします。パートナーをちゃんと幸せにし続けたい。

戸籍が変わらないけど女性として生きていくので婦婦関係になるのをパートナーがねじれ国会みたいだねって笑。そんな話をしながら会社の共同経営を変わらずしていってます。プライベートは家で毎日女子会してます笑

仕事面は融資入れたりで本格的に自社開発でコードを書く日々で、もう少し事業フローが固まってきたら出版の企画を再スタートできるかなといった段階です。

つらつらと書きましたが、LGBTQって言っても自分の場合表立って活動家になるとかでもなく普段通り今までと変わらない生活ができればいいのかなーというところで考えてるので今後ともお付き合いいただけますと幸いです〜!

(写真はFaceAppじゃない自前の近影です笑)

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