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リバーシティ21新川のエントランスに飾られたアートの秘密

こんにちは!リバーシティ21新川 広報担当です。
リバーシティ21新川には、エントランスに華を添えるアートが展示されています。

リバーシティ21新川 エントランス

こちらのアート、実はただの絵ではないんです。
今回はこのアートの秘密についてご紹介します。

『人の目に空見える』

サイズ:180×90㎝
素材:マンションリノベーション時の廃材
(襖、キッチンタイル、石膏、エアコンの銅線など)、桜

夜に明るく浮かび上がる桜の花びらと、力強い幹、建物の明かり。

こちらの作品は、リバーシティ21新川をリノベーションした際に出た廃材を使用して作られています

キャンバスは、お部屋の和室で使われていた襖(ふすま)です。
絵の具には、廃材のキッチンタイルや石膏、そして実際にマンションすぐ横を流れる隅田川沿いの桜が使われています。

作者の綾海(Ayami)さん

作者は、「エコアート」を描いている綾海(Ayami)さん。
都市大学の特別研究員も務めてらっしゃいます。

キャンピングカーで旅をする画家。 訪れた先で、地方で抱える課題や生産者の想いに向き合い「観る人に未来を考えてもらう作品」をその土地で取れる廃材を使って制作している。 アートを通したメッセンジャーとして活動。

HP(https://ecoart.or.jp/)より

なぜエコアートなのか

リバーシティ21新川は、”再生可能なマンション”を目指し、リノベーション時に廃材やエコマテリアルを積極的に使用しています。

リノベ直後は、装飾がなく、淋しい印象だったエントランスでした。
”なにかプラスするとしたら、マンションの想いと共鳴し、メッセージを伝えてくれるものがいい”
そんなスタッフの想いから、名前が挙がったのが綾海さんでした。

アートイベントでの掲示の様子

2023年8月15日、絵の完成を記念して、7階 7LOUNGEにて綾海さんを招いたアートイベントを開催しました。

エコアート製作体験

居住者のみなさまが描いたエコアート

リバーシティ21新川から出たタイルの廃材を砕いて、絵の具を手作り。
居住者のみなさまが思い思いのモチーフを描き、役目を終えたものが新たな価値として生まれ変わる瞬間を体験いただきました。

エコアートの展示

会場全体には、「人の目に空見える」をはじめ、綾海さんの作品を多数展示。ご本人による作品解説も行っていただきました。

エコアート作品の展示
綾海さんによる作品解説

綾海さんの作品コメント

享保2年(1717)、将軍吉宗は隅田堤に山桜100本の植樹を命じました。
庶民の娯楽の地をつくるという意味もありましたが、桜の根を張らせ、桜を見に来る人々が地面を踏み固めることで水害の多い隅田川の堤防を丈夫にするという目的もありました。
桜は美しく咲くだけでなく、隅田川沿いの地域を支えてきたのです。
今回はその桜と地域をテーマに描いています。

100年後、この絵が飾られているマンションのように、地上資源を使って生活することが当たり前になっています。さらに、人々は身近なものに目を向けて、地域資源を使って生活し始めました。
襖やタイルなど一度役目を終えた素材「地上資源」を使い、
地域を支えてきた隅田川の桜「地域資源」を合わせて、隅田川の風景とヤマザクラを描きました。
桜の幹は隅田川の流れをなぞっており、隅田川の桜という事を象徴しています。

綾海さんnoteより

その後、1階エントランスへ。
多くの関係者に見守られながら掲示を行いました。

設置の様子

隅田川沿いの歴史ある地と美しい景色、一度役目を終えた桜や廃材、マンションづくりにかける想い。

どれか一つでも欠ければ生まれることのなかった世界に一つのアートです。

みなさまをあたたかく出迎える”地球にやさしいアート”に、ぜひ注目してみてくださいね。

リバーシティ21新川では、今回ご紹介したアートイベント以外にも、マンション内で楽しんでいただけるイベントを定期的に開催しています。
詳細は居住者専用ポータルやエレベーター内の掲示にてお知らせします。

次回も、リバーシティ21新川の魅力をお伝えしていきますので、お楽しみに!

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