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卵子の質が改善する(かもしれない)サプリ

歳を取ると、体内に自然に存在する抗酸化物質が減るため、酸化によってミトコンドリアが損傷して、卵の質が下がると考えられています。
なので採卵に向け、卵子の質を上げる、というよりも正確には質の低下を抑制する効果があるというサプリを飲みはじめました。

イギリスで妊活する人には有名な本『It Starts With The Egg』(ISWTE)で紹介されていた中から、私(40代、原因不明不妊、既往症なし)に当てはまりそうだと思ったサプリが主です。


ビタミンD

日光が少ないイギリスでは、白人でさえ不足しやすいというビタミンD。
コロナ禍の初期に肌の色からビタミンDが足りない傾向にある有色人種の医師が次々亡くなったことなど、ビタミンDは自然免疫力の向上・維持に必要不可欠!
そのためだけにでもサプリを摂る価値はあると思います。

ビタミンD欠乏症はインスリン感受性→糖尿病発症との関連も指摘されています。

生殖においては、ビタミンD不足だと子宮筋腫ができやすい、流産しやすくなるなどと言われていますし、生殖医療の結果との関連を示した論文も。
一般的なメリットに加え、ビタミンDの妊孕力との関係をオーソモレキュラー栄養医学研究所がまとめてくれています。

ISWTHGでは2000〜4000iuを推奨、私はサプリ摂取を始めてからずっと最低2000iuを続けています。

コエンザイムQ10

CoQ10は、卵子のミトコンドリア機能を支え、エネルギーとなるATPの生産を助けることによって、卵子が胚になる力を高めるほか、染色体異常率を下げる効果が期待されるんだそうです。

UbiquinolのほうがUbiquinoneよりも吸収効率が良いと言われていますが、例外的に薦められていたUbiquinoneがPharma-Nord社のBio-quinoneです。(アフィリエイトリンクではありません)

私はこれを毎日5粒(500mg/日)、150粒で1万5千円=ひと月分とだいぶ高価ですが、これもミトコンドリア活性のため!

メラトニン

メラトニンは睡眠を制御するホルモンですが、実は卵胞内にも存在するんだそうです。強力な抗酸化力があり、フリーラジカルを無効化しますが、加齢で減少するので卵巣が酸化の影響を受けやすくなり、卵巣予備能低下につながるとありました。
メラトニンが多い女性はAMHが高く、卵胞の数も多いんだとか。

さらに、メラトニンの量は採卵数や胚の質にも比例するため、ある研究ではメラトニン摂取後に良好胚率が27%から65%に増加
始めるのにベストな時期は採卵の3ヶ月前、1mg/日でも効果があり、3mg/日を1ヶ月間でも胚の質が向上したそうです。

たくさん摂りすぎると排卵に影響が出るけれど、1〜3mgではそのような報告はないともあります。

N-アセチルシステイン(NAC)

NACはアミノ酸の一種で、そのものの抗酸化作用だけでなく、体の中のほぼすべての細胞に存在する抗酸化物質の王様グルタチオンを補給してくれるのだとか。
600mgのカプセルで売っていることが多いので、1日2回に分けて1200mg摂取します。

アルファリポ酸

ISWTEによると「アルファリポ酸はミトコンドリア内に自然に存在し、エネルギー産生を補助して加齢からミトコンドリアを守ってくれる」。COQ10、ビタミンC、ビタミンEを活性化させてグルタチオンの量を増やす役目もがあるんだそう。
ミトコンドリア機能を保護して抗酸化能力を高めるという意味では卵の質を上げるために摂っておいて損ではないでしょうと。

空腹時のほうが吸収率が良いとのことで、私は朝起きてすぐに飲みます。胸焼けしたりすることもあるので、用量が少なくて済むR型で200〜300mg、と書いてありました。

ビタミンE

ビタミンEは脂溶性の抗酸化物質で、卵胞内に十分あれば、成熟した質のいい卵子が採れるという研究報告があったそうです。ビタミンEをサプリで補給した女性のほうが早く妊娠し、AMHや卵胞数も高い傾向があると。移植に向けての子宮内膜の準備にも寄与するとありました。
ISWTEの推奨量は200iu/日ですが、私は妊活栄養コーチの薦めで400iu/日摂取しています。

ビタミンC

ビタミンCも、抗酸化作用のために一日500〜1000mgが薦められていました。

おまけ 冷水シャワー

短時間の冷水浴もミトコンドリア活性化を助けるという説はあちこちで聞きますし、眉唾ものでもなさそうです。冷水と温水のシャワーを交互に浴びるとミトコンドリアが元気になるという妊活記事もありました。

なので、シャワーのたびに冷水を浴びるようにもしています。

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