迎春

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大好きな小説を自分の経験をもとに不定期に書きます。好きに書くので好きにコメントやスキを押してください。

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    このマガジンは「楽しく、続ける」を趣旨として発信してます。まだnoteに慣れてない人は知り合いづくりと記事の共有を兼ねてぜひご参加してみてはいかがでしょう🌹 ※原則1日投稿記事は2本までとしました。ご了承ください。

  • ショートショート

    短い作品をまとめています。 興味のある方は是非読んでください。

  • 読書感想文

    本を読んだ感想を書いています。 同じ作品を読んだ方や興味のある本があった方は読んでみてください。

  • 短篇小説

    短編小説をまとめました。 1000文字から4000字程度が目安です。 是非読んでください。

  • 日雇いと愛(連載小説)

    私が感謝したい人達に精一杯のありがとうを伝えました。 もう会えない人のほうが多いけど、今の自分があるのは貴方たちのおかげです。 ありがとうございます。

最近の記事

  • 固定された記事

「I'm give up working holiday」

2社目に入社した会社も、続けることができずに辞めることになった。 会社員として上手に立ち振る舞いすることができなかった。 タバコを吸わないのに、私は雨雲を見ながら大きく息を吐き捨てた。 「雲はいいな」 逃げるようにしか会社を辞めることができなかった私は家の布団で天井を見上げていた。 胸が苦しい。 この胸を突き刺すような痛みはなんなんだろう。 このままじっとしていたら胸の辺りが凹みそうだった。 「とにかく働かなきゃ」 生活費を稼ぐためにも、胸の痛みを忘れるため

    • ショートショート 黒幕甲子園

      「今年の夏は最高気温が50℃が予想されます」 アナウンサーが流暢にニュース原稿を読み上げている。 暑くて1円にもならないのによく球を追いかけられるよ。 「今年は別に甲子園開催しなくて良いんじゃないの??」 「会長、貴方が一番球児を応援したいんでしょ」 「でも50℃って熱中症で試合中に病人がでるだろ」 「一応、こんな方法を考えていまして」 「運転手さん。甲子園球場まで」 「かしこまりました」 「お客さん、知ってますか。甲子園球場」 「えぇ、もちろん」 「いや、そうじゃなく

      • 読書感想文 夢にも思わない

        今夜は眠れないの続きである、夢にも思わないを読み終えた。 やっぱ好きだな。 宮部みゆき先生、好きになりそう。 てか、もう好きか。 っていうか、小説好きの人からしたら今更感が半端ないんだろうな。 あぁ〜そうだよな〜って感じなんだよな。 クドウさん可愛いもんね。けど、緒方くんの気持ちわかる。 てか、普通緒方くんに感情移入だよな。 島崎に感情移入できる人なんて人口の何%だよ(笑) けど、この人間関係が堪らないだよな。

        • 読書感想文 素敵な体調の崩し方

          月 葉月さんの素敵な体調の崩し方を読んでみた。 共感。 自分にが自分に期待しすぎていたり、周りから必要とされてないって感じてしまうことって、あるんだよな。 それを誰にも相談できずに、悶々と内なる自分と格闘して破裂してしまうって誰にでもある。 わかっていても、どうしようもない環境にいたり、相談できずにずるい方法を選ぶ人の気持ちもわかってしまうから辛い。 やっぱりさ、中々難しいけど…うん。 家族と仲良くできるって幸せ。 自分のコンプレックスを受け入れてくれる人がいる

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          読書感想文 遅刻する食パン少女

          誰もが聞いたことがあるベタなシチュエーションからの、想像ナナメ上の結末の作品が10作品あったな。 人によって作品の好みがあるだろうけど、嵐の研修が一番個人的に好きかも。 あと肩車士も好きかな。 ホッとする作品やしんみりする作品もあるけど、なんかこれが自分には合ってるかもな。 なんて。 小説を普段読まない人とかは読みやすい気がするな。 またショートショート読んでみよう。

          読書感想文 遅刻する食パン少女

          ショートショート 鋭利なチクワ バールのようなチワワ

          おぉ!! 異世界に転生したな。 なになに、魔王を倒してこの世界に平和をもたらすか。 魔王を倒すことができたら元の世界に戻れるかもしれないか。 お姫様と結婚できるなら別にこっちの世界でいいけどさ。 俺は自分のステータスを確認して持ち物を確認した。 【鋭利なチクワ】 なんじゃこれ。 回復アイテムじゃなくて武器なんだ。 攻撃力0だから新しい武器にしよう。 武器屋。武器屋。 「このアイテム以外に装備することはできません」 この世界のバグかな。 「このアイテム以外に装備す

          ショートショート 鋭利なチクワ バールのようなチワワ

          ショートショート 無情会館

          「はぁ〜い。シャツを捲ってください」 ワクチン接種のために近くの会館にやってきた俺は看護師を見せる。 入れ墨の入った俺の体を見ると手の平を返すように態度が変わった。 「すぐに終わりますから。失礼します。気分が悪くなったら手をあげてください」 時代が少しずつ刺青に寛容になってきたとは言え、やっぱり世間の目は冷たい。 若気の至りで入れてしまった入れ墨を今更消すこともできない。 看護師達が俺の方を見てコソコソと話している。 陰口を言われるのも慣れた。 あれっ、思ってるよりも気

          ショートショート 無情会館

          【読書感想文】 三四郎

          面白かった〜 けど、ここから先の夏目漱石さんの作品は単純な面白さだけじゃなくなるっぽい。 解説をみるかぎり…. それからや門、それ以降の作品は青春小説じゃないっぽいぞ。 東京に上京して恋や友情、学問に翻弄される作品ではないらしい。 なんか怖い。 けど読みたいな。 美禰子さん…みたいな女性と話せるよう読書に励もう。

          【読書感想文】 三四郎

          ショートショート 非情怪談

          「皆さん、火事です !!こちらの非常階段をお使いください」 「誰かデパートで火事が起きるって予想するんだよ」 「最近、多発している無差別放火魔の仕業らしいぞ」 「助けて〜〜!!私の子供が。私の子供が!!あの火の中に」 「お母さん。あなたも死んでしまいます。早く逃げてください」 「いやっ!!あの子のいない世界なんて!!」 「お母さん!!」 ここは地獄なのか… 「危機一髪だぜ。一歩間違えたらあのお母さん死んでたぜ」 「木綿さんは本当にギリギリだよな」 「傘のお化けが瓦礫を避け

          ショートショート 非情怪談

          ショートショート 【見たことがないスポーツ:青果ベースボール】

          昔々。 野菜の村と果実の村は大変仲が悪かったそうです。 このままでは戦争になりかねないと思った村の村長同士が村の青果を使ったスポーツで互いの感情をぶつけ合うことにしました。 青果ベースボール。 果実の村はトマトをボールに大根をバットに。 野菜の村はリンゴをボールにバナナをバットに。 最初は敵の青果を打ったり、砕けたりする様子が気持ちよかったのですが、段々とお互いの村の住人は元気がなくなってきました。 野菜の村の住人は言いました。 「敵の村だからって、食べ物を粗末

          ショートショート 【見たことがないスポーツ:青果ベースボール】

          【読書感想文】 同志少女よ、敵を撃て

          2022年本屋大賞受賞した作品を今更読んでみた。 私自身に戦争に免疫がなく、かつ日本が舞台の作品ではなかった。 世界史が好きな人、狙撃をかじったことがある人は読みやすいのかな… キャラクターの性格はわかりやすいので感情移入しやすいのだけど、やっぱ戦争だから辛い… 戦争は人を悪魔にしてしまうのかな。

          【読書感想文】 同志少女よ、敵を撃て

          ショートショート 2cmアパートメント

          顕微鏡をこっそりと覗く。 2cm程の正方形の家には男女が愛を育んでいた。 これから成長してく二人を見ていると私はつい頬が緩んでしまう。 日本人の9割が花粉症になってしまった現代。 社会は花粉症の研究に熱心になっていた。 私は花粉の研究を続けていたが、この医薬品の開発に成功すれば、ほとんどの花粉症患者は救われる。 ただ私はなんとなく思った。 この花達はただただ人間のエゴにより絶滅される品種になることを。 実際、この花は社会から嫌われている。 この花を燃やして騒ぐ若者も増え

          ショートショート 2cmアパートメント

          ショートショート リベンジトリートメント

          会議室が沈黙に制圧された瞬間だった。 「今回の商品も赤字です。次の商品開発が失敗すれば我が社は…」 部下の話を理解するのに時間がかかった。 「次の商品は何を開発しましょう。社長」 医薬品を開発してきた我が社はどの商品も時代の流れに中々苦戦していた。 高度経済成長期に売上を伸ばしてきたこともあり、現在の若者の消費者ニーズを全く掴むことができなかった。 「夢叶君、何かいい案はないかね」 夢叶は唯一20代の女性社員だった。 「う〜ん。なんかうちの医薬品ってやっぱ安心安

          ショートショート リベンジトリートメント

          ショートショート 海のピ 山のポ

          世界のカタカナ達が一斉にどこかへ逃げ出してしまったようです。 日本人は世界に散ったカタカナを探す羽目になってしまいました。 米にはアやメが洋菓子を頬張っており、和菓子の良さも力説しました。 仏国には着飾った服を着たパやリを口説き落として日本へと帰国させました。 豪州にはカやン、ガ、ルーなどが地域の生き物と触れ合っていて中々帰りたがりませんでした。 国だけではなく自然あふれる場所でもカタカナは好きに生きていました。 海には下心満載のピとチが女性と遊ぼうとしていました。 山

          ショートショート 海のピ 山のポ

          【読書感想文】 今夜は眠れない

          読み終わったときに素晴らしくて、拍手しながらブラボーと言ってしまった。 ミステリーでもありつつ、中学生の主人公の内面が大人に成長する模様は感動。 キャラクターもみんな素敵なんだけど、特に親友の島崎は良いな。

          【読書感想文】 今夜は眠れない

          ショートショート 彦星誘拐 織姫妖怪

          7月6日。 「彦星は誘拐した。お前とはもう二度と会わせない。お前達の愛は所詮偽物だ」 神様から渡された手紙を読んで私は絶望した。 せっかく1年間、熱心に働いてきたのに。 彦星様。貴方は何をされたんですか。 私の貴方への愛は本物です。 織姫は禁忌を破り天の川を渡ることにした。 「一度この川を渡れば二度と戻れなくなるかもしれないぞ」 天の川前に立つ役人に言われた一言は私の覚悟を試すものだった。 「構いません」 私は天の川を渡ることにした。 「織姫は誘拐した。彼女に

          ショートショート 彦星誘拐 織姫妖怪