走力を息子に抜かされた日
親子ランというイベントがあり、毎年参加している。
小二までの子と一緒にエントリーでき、1 キロ走る。
コロナ禍の開催されなかった年を除き、ほぼ毎年エントリーしていた。
息子は現在小二なので、今年が親子ランにエントリーできる最終年であり、私の人生において親子ランを行う最終年となる。(←大袈裟)
去年までは、途中で息切れする息子を励ましながらなんとか完走していた。
それが、今年はサッカーで持久力と走力が鍛えられた息子に引っ張られる (むしろ遅いことに怒られた。とほほ…) 関係性となり、順位的には完全に私が足を引っ張ってしまっていた。
最後のイベントで、息子に走力を抜かされる。
嬉しいような、ちょっと悔しいような、いや嬉しいでいいのか。。と複雑な気分だ。
早生まれで学年の中では小さく、まだまだ幼いと思っていた息子。
幼いは幼いが、いつの間にか私よりも長く速く走れるようになっていた。
いつか走力だけでなく、体力や腕力も抜いてしまう日が来るのだろう。(こないと困るけど)
息子の成長が眩しく嬉しく、ただ不可逆であることにちょっと寂しさを感じたり。
いつか息子が家の壁に穴をあけたり、親と取っ組み合って打ち負かしたり、する日が来るのだろうか。(反抗期はなるべく穏やかにお願いしたい)
最後の親子ランを終え、もう親子で何かをするという機会は少しずつなくなっていくのだなとしみじみ感じた日曜夜。