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便利な IT ツールがあっても使うのが人である以上ヒューマンエラーはなくならない

ここ数年でコロナ禍の強制的後押しもあり、保育園や学校などの DX はだいぶ進んだように思う。
嬉しいのは連絡帳のオンライン化(正確にはアナログとの併用)、アンケートなどのオンライン実施、地域のグループもメーリングリストや回覧板(笑)ではなくオープンチャットなどでやりとりできるようになったことだ。

ただ、使うのが人である以上、ヒューマンエラーは発生しうる。
当たり前だ。人それぞれ IT の知識やリテラシーが異なるからだ。


誤送信トラブル

上述の通り、出欠連絡含め、学校との連絡はアプリを介してオンラインで行えるようになった。
そこで最近、学校側の誤送信が発生した。
個人宛の連絡を全員宛に送ってしまったというものだ:(;゙゚'ω゚'):
恐らく、学校側から送る時は、個人宛とクラス宛と学校全員宛の複数のオプションがあり、その選択を誤ったのだろう。

昨今、セキュリティファーストの動きはどんどん大きくなってきており、私は仕事上、誤送信には非常に意識して慎重になる立場だ。
間違えやすいユーザーインターフェイスなのであればそれを改善すべきだし、オペレーションでも防ぐべきことだと考える。
セキュリティ(個人情報漏洩)だけは、「失敗しました。ごめんなさい」でサラッと済まされる問題にはならないからだ。※やってしまった失敗自体は取り返せないので。

私は仕事でガンガン、セキュリティファーストが染み込んでいるけど、でもそこを標準化するのは無理な話だ。

システムを使う側の学校の先生や保護者にも IT リテラシーや個人情報の意識に幅があるものだ。

※個人的な対策としては、私は、学校からの受信はもちろんアプリを愛用してるし、出欠連絡もアプリで行っているけれど、個別相談的なものは、あえて紙の連絡帳か電話か直接で行っている。手書き文字や書体から読み取れる空気もある。
そして、学校関係の連絡用にメールアドレスを分けている。(以前、とある地域の委員が誤爆で個人宛先を BCC に入れず送ってきたこともあり、メアドを別途作っておいて良かったと安堵した。)

個人情報に関する意識の差

今年も学校の読み聞かせボランティアをすることになったが、毎年紙面で氏名と住所と電話番号、そして謎に生年月日まで書かされる。
そして、(毎年何もないから不要と言っているのに) 万が一何かあった時のための連絡経路として、クラス代表、学年代表を決めさせられ、強制的に LINE 交換することになるので、毎年微妙に「この人誰だっけ」と関係性を忘れてしまうくらいの LINE つながりが増えていく。
※これは個人で複数のアカウント作れないようだし、こっちで消しても向こうからは消えないし、アカウント名に氏名(正確には姓名)を載せる気にもならない。

LINE も特に親世代で、文面や写真をライトに転送したりしてところを見て、ちょっと怖いなと思った。
その転送先に IT リテラシーが全然ない人がいたりして、その人の落ち度でデジタルタトゥーになったら誰が責任をとってくれるんだろう。

価値観の異なるグループスレッド

特に親の付き合いなんてものは、極端に言うと共通点は同じ年に出産したのと住んでる場所が近いというだけなので、まぁいろんな人はいる。

個人情報のハードルがやたら低い人(他人の個人情報をライトに共有してくるとか)
たかだか登校班の投稿に「ルール」を求め始める人

ヤバそうな人とは正直関わらないのが1番なのと、出す情報は意識している。デジタルとアナログ、オンラインとオフライン、何事も使い分けが必要だ。

⭐︎⭐︎⭐︎
アナログからデジタルになって、大多数のことが便利になっている。一方で使う人の価値観やリテラシーや知識は統率するのは難しかったり、そもそもヒューマンエラーがある前提で、自分で自分の身を守る意識が必要になってくるという、なんとも変化の多い複雑な時代に私たちは生きている。

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