なくても何とかなるけど、あった方がいい事業計画書 #142
今年の夏に2つ目の拠点として立川のGREEN SPRINGSに出来た東京都の創業支援スペースのTOKYO創業ステーションTAMA。
今日からそちらで全8回の事業計画書作成ゼミが始まりました。
通常のセミナーなどは、20名とか30名で開催ですが、このゼミは8名限定。
つまり、講義もしますが、実際に仲間と一緒に事業計画書を作成していきます。
そのために、講師からひとりひとりに対しフォローできるように少人数制での開催になっています。
なお、ぼくが起業して1年目~3年目の方をメインとした
「創業後支援」
を始めて10年が過ぎました。
この中で、事業計画書を作成して起業を始めた人がどれくらいいるかというと1割にも満たないかと思います。
作成するきっかけは、助成金や補助金の申請や金融公庫や銀行から融資してもらう時。
その際には提出が必須になるのでそこでつくり始める。
あとは将来的にIPOを目指していて、ベンチャーキャピタルなどへ出資をしてもらう場合も必須ですね。
でも、それらが不要な小規模事業主の場合は、作らずに始める人も多い。
つまり、なくても何とかなる。
ただ、本来
「事業計画書」
はその名の通り
「事業」
の
「計画書」
なので、あると進みやすくなります。
現在、毎週金曜日に丸の内のTOKYO創業ステーションでプランコンサルティングも行っていますが、こちらのメインの目的も
「事業計画書」
です。
早い人であれば1ヶ月くらいで仕上げる人もいるし、人によっては3ヶ月~半年くらいかかる人もいる。
これは
「誰に」
「何を」
「どのように」
提供するのか、また、自分の強みや得意なことを活かした
「価値と差別化」
が明確なのか、もやっとしているのか、また、明確になった後、それが
「事実」
なのかを調べる
「実地調査」
をどれくらいで終えられるのかで変わってきます。
なお、事業計画書を作成するかどうかは別にして、この部分はどちらにしても明確化しておく必要があります。
なぜなら、それによって
「マーケティング」
の仕方が変わってくるし
「差別化」
ができていないと売れなかったり、価格競争に巻き込まれるからです。
機会があれば、事業計画書を作成することにチャレンジしてみるといいと思います。
おススメは半日集中講座!のようなものではなく(半日でつくれたら苦労しないので)、複数回にわたって作成するゼミやセミナー、あるいはコンサルティングです。
東京都の場合はTOKYO創業ステーションで提供していますが、それ以外に、各市区町村などの自治体、また、民間サービスなどでも実施しているので、ぜひ活用を検討してみてください。
なお、立川へ降りたのはかなり久々だったのですが、特にGREEN SPRINGSは新たに出来た複合施設なので、解放感がありお洒落でした。
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