【起業のお話し】売っているものを正しく認識するというお話
「買って!って言えないんですよね・・」
「お客さんに提案するのが苦手で・・売り込んでいるように思われそうで」
これは起業して1年目~3年目の人に多い悩みのひとつ。
でも、ここをクリアしないとビジネスってうまく行かない。
「いや、わかっているんです。ちゃんと自分から売り込まないとダメなのは・・」
ということも言われます。
そう。ここが間違っています。
この時に僕がいつも返す言葉が
「売り込む必要無いんだよ。だって、自分も売り込まれたら嫌でしょ?」
ということです。
すると、クライアントや経営塾生はみんな一瞬、目が輝くのだけど
「えっ、でも、それじゃ売れないですよね?」
となる。
この問いに対する答えは・・
■売っているものが間違っている
多くの起業して間もない人が
「売るっているもの」
の認識が間違っているんです。
みんな、商品やサービスを売ろうとするのですね。
「XXコーチングしています」
「XX式カウンセリングです」
「整体師です」
「料理教室をしています」
「お片づけの仕事をしています」
そして、これを「いかがですか?」と勧めようとする。
買ってくれないから、一生懸命説明する。
これが「売り込み」ですよね。
なお、この議論をする前に
「売り込みとは何か?」
を定義しておく必要がある。
僕の定義は
「相手が求めているか求めていないのかに関わらず説明・説得して買ってもらおうとする行為」
です。
僕も、これは苦手です。
「えっ、じゃあ何を売ったらいいの?」
「どうしたらいいの?」
という声が聞こえてきそうだけど、その答えは実はみんな知っているのです。
では、ひとつ質問です。
あなたが何かを買う時に、なぜそれを買うのですか?
■人が物を買う時、サービスを利用する時の理由
最近僕が買ったものをいくつかあげてみると
・プリンターのトナーがなくなりそうなのでトナー。
・嫁さんが最近、腰が痛いとのことだったので、評判がいいエアウィーヴ(^^)
・アミノバイタルプロという必須アミノ酸BCAAのサプリメント
です。
購入した理由は・・
・トナーはなくなると困るからです。つまり必要なもの。
・エアウィーヴは嫁さんの寝ている間の腰痛対策。つまり困っていることや悩みの解消。
・サプリメントは運動時の疲労回復。
ちなみにサプリは
「最後までくずれないカラダへ」
というキャッチコピーに踊らされています(笑)
サービス利用であれば
・ストレッチ専門店での90分の施術
で、利用した理由は、
・運動時の故障防止のためのボディメンテナンス
です。
同様に、かりやさんが最近買ったものや利用したサービスの
「理由」
はなんでしょうか?
■僕らは「これ」を買っている
つまり、僕らが買っているのは、商品やサービスではなく
・自分の悩みや困っているコト、課題を解決するためのもの
・自分の人生をより良く過ごすため、より良い未来のためのもの
です。
これが「消費者心理」です。
つまり、商品やサービスを売るのではなく
・お客さんの悩みや困っているコト、課題を解決するもの
・お客さんが人生をより良く過ごすため、より良い未来を手にするもの
を売ればいいのですね。
そうすると
「売り込み」 =「相手が求めているか求めていないのかに関わらず説明・説得して買ってもらおうとする行為」
にはならないですね。
なぜなら、「相手が求めている」ものを「ここにありますよ」を伝えるだけだからです。
そして、だから、「説明・説得」は不要になります。
■自分のお客さんで考えてみよう!
ぜひ、自分の商品やサービスについて
・お客さんの悩みや困っているコト、課題を解決するもの
・お客さんが人生をより良く過ごすため、より良い未来を手にするもの
を考え伝えてみてくださいね。
誰がどんなふうに笑顔になるのか、喜ぶのか。
そして、売上は、そのことに対する感謝の対価です。
【経営のレシピ】
商品やサービスを売り込む必要はない。
・お客さんの悩みや困っているコト、課題の解決
・お客さんが人生をより良く過ごし、より良い未来を手した状態
を伝える。
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