同じような問題が起る時の対処法
会社員時代、
①問題が発生する
↓
②原因を突き止め対応
↓
③解決する
↓
④しばらくすると、また同じような問題が発生する。
まるで、もぐら叩き状態。。
げんなりしていた時期があった。
でも、それを繰り返すうちに
「同じような問題が起こる本当の原因」
に気づくことができ、それに気づいてからは問題の発生率がグンと減ったのだ。
■きちんと対応ができると・・
きちんと対応ができると次の3つのメリットがある。
1.問題や課題が解決できる
2.その解決の過程で自分のスキルがあがる
3.同じような課題が起らないようになる
ポイントは
「表面的に見えている原因への対応」
「そこが原因だと思ったことへの思いつきでの対応」
ではなく
「根本原因を探り対応」
することにある。
■こんなことがあった
会社員時代に、自分のチームの雰囲気がすごく悪いことがあった。
「自分で考えない」
「すぐに他の人のせいにする」
「いつも部屋の中が重たい感じがして、嫌々仕事をしている感じがする」
そんなメンバーばかりで、何か問題が起こる都度
「原因を突き止め対処する」
「それを起こした人に2度とやらないように注意する」
「いやいやするのではなく、自分から進んでやることがプロの仕事だということを伝える」
「ひとりひとりが場を明るく、楽しい職場にすることを意識すること」
を伝えていた。
そうすることで、とりあえず、発生した課題については対応できたのだけど、一向に
「自分で考えない」
「すぐに他の人のせいにする」
「いつも部屋の中が重たい感じがして、嫌々仕事をしている感じがする」
が改善されなかったのだ。
でも、ある時に、根本原因に気づいて対処してからは、どんどん状況が変わっていった。
■自分の「脳」を正しく使う
ぼくらの脳は、賢いけど、真正直だ。
だから、与える質問が間違っていると、間違った答えが返ってくる。
会社員時代のケースも、ぼくは自分の脳への質問内容と質問順を間違えていたのだ。
解決できていなかった時は
「何がいけないのか?」
を考えていた。
でも、これだと「本当の原因」にたどり着けない。
でも、2つの質問と流れで考えるようにしたら
「本当の原因」
にたどり着けるようになりました。
会社員時代のケースでは、結果として
・僕自身が常に原因をメンバーに求めていた(自分には何の非もないと考えていた)
・僕自身がリーダーの立場を嫌々やっていた(楽しんでいなかった)
・結果として、僕自身がイライラしたり、重たい感じだった
ことが「本当の原因」だったのだ。
よく言われる
「組織はリーダーの鏡である」
ということを知ったのだ。
それくらい、リーダーや経営者の影響力は大きい。
でも、こうして「本当の原因」にたどり着けると
1.問題や課題が解決できる
2.その解決の過程で自分のスキルがあがる
3.同じような課題が起らないようになる
という状態が手に入るようになる。
■課題の本質と対処法にたどり着く2つの質問
まず、ひとつめの質問は問題に対して、まず
「それはちょうどいい!」
と唱え
「~のチャンスだ!」
の「~」は何だろうか?を考えることだ。
脳は普通に考えるとマイナスのことばかり考える。
だから、まず、起こっている問題は「自分にとってちょうどいい!」と教えてあげるのだ。
すると脳は
「何がちょうどいいのだろうか?」
を考え始める。
そして、出てきた答えを出来る限り書き出す。
ふたつめの質問は
「自分がやれることがあったのにしてこなかったことは何だろうか?」
である。
自分が直面している課題に対して、100%自分に非がないということはない。
なぜなら、そこに自分も関わっているからだ。
そして
「やれることがあるのにやってこなかったこと」
が問題を引き起こす一因になっている。
だから、それをみつける。
この2つの質問をすると、自ずとやるべきことが見えてくる。
そうしたら後は簡単だ。
やるべきアクションを書き出し、優先順位をつけ上から順番にやって行けばいい。
ポイントは、このアクションはすぐに行動できるレベルにまで落とし込み、最低でも10個は書き出す。
そして、あとは、淡々とやっていく。
一つや二つやって解決しなくても凹む必要はない。
淡々と上から順にやっていく。
すると、8割の問題は10のアクションをしなくても解決していけることに気づくだろう。
ぜひ、試してみてほしい問題解決法だ。
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