リーダーに必要な「２つのスキル」

2020年7月26日 16:00

事業を続けているといつの間にかリーダーになっていることがある。
そして、いろんな「リーダーととしての悩み」が出始める。

「数名の仲間と始めたが、ビジネスの広がりとともにスタッフを採用。初期のメンバーは阿吽の呼吸でやってたのに、大事なことが浸透しなくなった。」

「自分のスキルを教えているうちに受講生が増えてコミュニティになってきた。みんな自分を見て依存関係が生まれ始めている。自立してもらいたいのに。」

「資格を提供することにした。社団法人がいいといわれて設立した。代表には自分がなった。途端に、みんな代表として私を見るようになり、距離感が遠くなった。」

これらを解決していくための
「リーダーに必要な2つのスキル」
を知っておくだけでも行動をしやすくなる。

■１．ビジネスで成果を出すためのスキル

ぼくの顧客の8割が個人や数名で独立して1年目～3年目のステージにいる人たちだ。
そして、初期段階では圧倒的にこちらのスキルが重要。

具体的には

・経営者としての視点
・サービスやメニューの作り方
・上記と関連して顧客設計、価値設計
・単価の決め方
・タイムマネジメント
・行動計画の立て方と軌道修正の仕方
・集客・マーケティング
・自己PR
・ホームページやSNSなどのIT活用

などだ。

公開講座や、個別のコンサルティングでもこちらが主になっている。

残り2割が独立して8年目～10年目の人であったり、1年目～3年目でも最初から10名以上のチームで仕事をしている人だ。

そのステージでは
「人と一緒に仕事をする」
「顧客が増えてコミュニティ化」
ことが多くなり、そうなると
「チームを動かすスキル」
が必要になってくる。

具体的には
・チーム全体としてのスケジュールづくり
・チーム全体へ浸透させるメッセージ（ビジョン、大切にしていること）
・チームを引っ張るリーダーシップ
・個々のメンバーの力を引き出し、チーム力に変えるチームビルディング
・メンバーとの会話術

などだ。

ぼくらは一度に新しいことを同時並行ではできない。
ちゃんとひとつひとつ分解をして、大事なことから進めていくのが結果的に一番早い。

ただ、この整理して優先順位を決めるのが苦手な人もいるので、経営塾やコンサルティングではこの部分を重点的に行っている。
そして、これが明確になるだけで、結果が出るのが早くなるのだ。

大別すると、今自分はどちらのスキルが必要なのか。
さらにそれが決まったら、その中でも、どのスキルを強化したらいいのかを決める。

なお、ビジネスで成果を出すためのスキルは

１．まず何をしたらいいか知る
２．反復して実践

をすれば、3ヶ月くらいで結果が出始める。

実際に経営塾では、ひとりひとりに身に着けるべきスキルや視点を伝え、それを反復することで、早い人は1ヶ月目から、それ以外の塾生も3ヶ月目には売上が自然と2倍や3倍になって行く。

一方で、リーダーとしてのスキルの方は、習得にもう少し時間がかかるものが多い。
目安としては1年～2年くらい。

なぜかというと、リーダーとしてのスキルは、自分だけではなく、チームメンバーやコミュニティメンバーへの働きかけになるからだ。

僕らがコントロールできるのは自分だ。
他人はコントロールできない。

でも、メンバーを動かしていかないとチームとしての力が発揮されない。

コントロールできる自分のリーダーシップを改善しながら、チーム全体に浸透させていく。
そのために、ある程度の時間が必要になる。

今、自分のステージでは何を身に着けるべきか？そんなことを考えながら歩みを進めていってほしい。

経営には大きく2つのスキルが必要。

１．ビジネスで成果を出すためのスキル

具体的には

など

２．チームを動かすスキル

など

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