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単に置き換えるのではなくゼロベースで考える #222

今年はある意味
「オンライン化元年」
と言ってもいいほど、オンライン化が進みました。


そうした中で、経営者の多くが

「今までやってきたことを、オンラインツールを使って何とかする」

という

「単に作業を置き換える」

ことを考えるのですね。


先日、経営者仲間と話をしていて、多くの大学がオンライン授業に切り替えている中、母校は理事長がオンライン化をしない方針で考えているとのことでした。

それは、なぜかというと

「現在の授業をオンライン化することで、出来なくなることが多い」
「オンラインに対応できない教授、対応できる教授に分かれてしまう」
「オンライン化することコンテンツの内容が問われるようになり、人気の教授に生徒が集中し、人気のない教授の授業は受けられなくなる」

などだということ。


これが
「単に作業を置き換える」
発想です。


つまり、この視点で考えると
「できないこと」

「デメリット」
が見えてくるので
「やめた方がいい」
となるのです。

でも、経営者はこの視点とは別の視点で考える人になります。


■目的のためにどうしたらいいかをゼロベースで考える

やるべきことは
「目的」
のために
「新たなツールの強みを活かしどのように実施するとよいか」
を考えることです。


オンラインだからこそ出来ることはたくさんあります。

そして
「目的」
のためにどうしたらいいか?を新たに考えるのです。


たとえば、僕はこれまでリアルでの講座をしてきました。

そして、今回の騒動に関係なく、ここ2年ほどは
「オンライン化」
もしてきました。


やってみてわかったのが
「リアルで完成している講座をそのままオンラインでやるのは意味がないしもったいない」
ということです。


いや、正確に言うとやればできるのです。
ただ、僕が、講座で目指している目的がそれだと達成できないのです。


でも、オンラインだからこそできることもある。

それを考え、どのようにしたらいいか?を考え、同じコンテンツでも
「情報の伝え方」
「ワークの仕方」
などを組み替えました。

また、企業のビジネスにおいては
「オンライン化やロボットなどに代替」
した方が
「効率がよかったりリスクが減る」
こともあったりします。


大事なことは
「単純な置き換え」
ではなく、
「使うツールの強みを考え、目的のためにどうするとよいかを考え再構築する」
ことです。


ぜひ、あなたのビジネスでもオンライン化を考えているものがあったら
「そのまま置き換える」
のではなく
「使うツールの強みを考え、目的のためにどうするとよいかを考え再構築」
していってくださいね!

【経営のレシピ】

オンライン化などをするときに
「そのまま置き換える」
のではなく
「使うツールの強みを考え、目的のためにどうするとよいかを考え再構築」
する。

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