1番見たくないところが、1番の最短ルート
おつかれさまです!岡田です^ ^
6月末でちょうど11年です。何が?というと、僕が、高級パスタ専門店「Pastaクオーレ」を始めてからです。この11年、すごく長かったようで、すごく短かったようで・・・
不思議な感覚です。でも一つ言えるのは、自分の店を始めてからのこの時間は、「濃さ」という観点で見たらまちがいなく一番濃いです。自分という人間は確実にこの11年で成長できました。
飲食店やっていると、忙しくて休めなくて苦しい思いもします。飲食の業界は当たり前にそんなことありますよね笑?
もっと苦しいのは、経営者になり、店が暇でお客さんが来ない時です。時間かけて仕込みしても、お客さんの前に出されることもなく、ロスしたり・・・そんなに辛いことはないですよね?気持ち的にも、お金的にもダブルパンチです。
でも経営していて、そこに輪をかけて苦しい時は、
「進むべき方向がわからないとき」
飲食店をやっていて今まで苦しい時期は何回もありましたが、なにをしてもうまくいくイメージがわかない。でも今のままじゃ、ジリジリ落ち込んでいくのはわかっている。なにかを変えなきゃいけない。でもそれがわからない。もうどうしたらいいんだー!!!
・・・
そんな感じで道に迷っている時が一番、恐れや不安に押しつぶされそうになります。
このように道の選択に迫られたとき。ある法則に気づきました。それは一体何か??今日はそのことについて書きます。
それは
「自分が1番見たくないと思っている方向が、実は自分が行くべき道」
という法則です。
自分にとって、まずそれはないだろって方向。一番言われたくない、一番みたくない方向が結局、後になってみれば、それが自分にとって「一番最短で最良のルートだった」これって、自分の記憶の中で、驚くほど思い当たります。
これってなんでなのか?不思議に思いますよね。でもこれは、僕だけじゃなくて周りの人に、こういうことってない?って聞いてみると「わかるわかるー!」という反応が高確率で返ってくるので、「道に迷った時あるある」みたいです。
そこで、一回気になると。持ち前のネチネチした性格を発揮して、鬼の検索をかけずにはいられない性格なので、脳科学と心理学の本で調べて、考えてみました。
それでわかったのが、すごくシンプルに言うと、人の脳は常に「省エネモード」だからこうなってしまうということです。「脳」は機能が凄すぎて本気を出すと、僕たちの「腸」から分解するエネルギーでは足りない。つまり餓死します。それほど人の脳は高性能すぎて、「エネルギーを常に温存」しなければいけない状態にあるからこういう心理が働くということです。
つまりこういうことです。現状をよくすることって、エネルギーを消費します。だから脳の性質上、隠そうとする。見せないようにする。だから
「一番言われたくないこと」
は
「一番現状から良くなること」
になっているという結論に至りました。
例えば、
頑固オヤジ的な職人肌の、その道40年のラーメン職人さんがいたします。客に媚びないそっけない接客。気にいらないと「2度とくるんじゃねー!」とすぐにお客さんを怒鳴りつける。自分は何十年もこれでやってきた。今更、そのやり方を変えるなんて、、、
考えたくもねー!
ここで、注意してみると、1番考えたくない向き合いたくないことがその人にとって一番効果があることになってませんか?
だって、その道40年ってことは、「味だけで40年やってこれた」ということになります。よっぽど味が良くなければ成り立ちませんよね。
ということは、もし、その人が接客に対する考えを変えて例えば、「スタバ式の接客術」を取り入れたらどうなるか?何回も通ってくれる人には、特別な待遇を意図的に行うような「顧客管理」の考えを取り入れたら?もし、Facebookで発信をやり始めて、お客さんのコメントにも全て対応するようになったらどうなるか?
絶対、相乗効果で、お客さんの満足度は飛躍的に伸びます。多分ものすごいことになるんじゃないでしょうか。
けっこうこれって、切り口は様々ですがどんな人にも当てはまります。
ということで、道に迷って、
「何をしたらいいかわからなくなってきた」
「どっちにいくのが正解か?」
そんな時には
「自分が一番言われたくない」「突かれたら痛いところはどこか?」
を考えると、「最短ルート」が早くみつかることがあるので、一回やってみるのは価値があります。
終わりです。
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