見出し画像

水や電気、トイレよりも大切なこと。

ある、国連NGOの代表の女性のお話を聞いてきた。

数年前に大学生ボランティアを引率して中米ペルーへ行ったときのこと。


ーーーー


活動地域は最貧層の村。

昼間なのに薄暗い。

曇っているのかと思えば、なんとスモッグ。

ゴミを燃やして処理をする村だったんだそう。



しかも、清掃工場なんてないから、
野焼きにするしかない。

ゴミは分別なんてされていないから、
ダイオキシンとかの有害物質が漂っている。

まして、水や電気
トイレなんてない。

その必要性すら、分からない。

排泄物はそこらじゅうに
放置されている。。。

だから牧場のような、どこか
懐かしいにおいが漂っている。笑



「なんとかしてあげたい」

そんな思いで、

私費で電気を通したり
トイレを建てたりすることを
地域に持ちかけたそう。

「そんな物は要りません」

そんな回答だった。

ただ、



その代わりに必要だと訴えてきたことがあった。それは、

”(ボランティアの活動の拠点でもある)
センターを、カラフルにペイントして欲しい”

ということだった。

「それが、電気や水より大切なのか?理解できない」

それが当初の感想だった。

ただ、地元の人たちには
ある思いがあった。



一年中、スモッグで薄暗い村。

気持ちまで暗くなるし、希望もない。

せめて憩いの場所であるセンターだけでも
明るい色だったら、気持ちが明るくなる、、。

ーーーー




壁をなんと蛍光グリーンで塗ったそう。笑

地元の子供たちも混じって作業したそう。

そして、本当に、感謝されたそうだ。

地域に寄り添うこと。
共感すること。

思いだけで終わらせずに
行動すること。



やっぱりね、ハートが大事なのよ😆

この記事が気に入ったらサポートをしてみませんか?