【第5号】下鴨神社|神々と太古の森
こんにちは、RISA です☆
神社仏閣めぐりんぶん第5号は、京都市左京区にある世界遺産「下鴨神社」を大特集!
神社仏閣めぐりんぶん第一号でご紹介した「上賀茂神社」と並んで京都最古の歴史を持つ「下鴨神社」。
何度も何度も足を運び感じた魅力を、今回も写真やイラスト満載でお届けします。
まだまだ一般的にはあまり知られていない素晴らしい見どころ満載の神社、当記事で1万字の文字と、100枚を超える写真を用いて、余すところなくお伝えしていきます。
🍃はじめに
下鴨神社に参拝するルートは主に2つ。
京阪出町柳駅から徒歩2~3程度の場所にある南側の鳥居をくぐり、本殿に向かう「表参道ルート」と、京都市バス「下鴨神社前」から入る「西参道ルート」。
今回は、神社の南側からの「表参道ルート」を辿っていきます。
一般的に呼ばれている「下鴨神社」は実は通称であり、下鴨神社の正式な名称は「賀茂御祖神社(かもみおやじんじゃ)」。ご祭神の賀茂建角身命(かもたけつぬみのみこと)に由来します。鴨川を中心に町づくりがなされてきた京都。鴨川の下流にまつられているお社というところから「下鴨神社」「下鴨さん」と親しみを込めて呼ばれるようになったそうです。
鳥居を抜けてしばらく歩くと、風がそよぐ緑に囲まれたエリアが現れます。
現在、高級レジデンスが立ち並ぶこの場所も下鴨神社の敷地であり、道の両側に立ち並ぶ木々を抜けるにつれ、森の空気が増していきます。
更に歩を進めると、表参道入口に到着。ここから、紀元前3世紀頃の原生林と同じ植生が今に伝えられる、世界遺産「糺ノ森(ただすのもり)」が広がります。
表参道の入り口の両脇には、どーーんとそびえ立つ大きな木。
早朝の森は静かで、とりわけ清浄な空気が流れていて、まるで山や深い森の中を歩いているような感覚に。
後ほどたっぷりと糺の森の魅力にも触れていきます。
🍃下鴨神社について
正式名称は賀茂御祖神社(かもみおやじんじゃ)。
神社の歴史はとても古く、紀元前90年に神社の瑞垣の修造が行われたという記録があり、それを裏付けるように、近年、糺の森周辺の発掘調査で縄文時代の土器や弥生時代の住居跡がたくさん発掘されたそうです。
その後、奈良時代より前から大きなお社を有し、盛大なお祭が執り行われ、平安時代には国と首都京都の守り神として特別の信仰を受け、源氏物語や枕草子の舞台としても登場しています。
🍃下鴨神社のご祭神
ご祭神は「賀茂建角身命(かもたけつぬみのみこと) 」と「玉依媛命(たまよりひめのみこと)」。
賀茂建角身命は、古代の京都をひらいた神さまです。山城の国(=京都)一宮の守護神としてまつられています。平安京が造営されるにあたり、まず初めに下鴨神社で成功の祈願が行われたそうです。農耕をひろめ民生の安定につとめられたことから、世界平和、五穀豊穣、殖産興業、身体病難解除、方除、厄除けなど等多方面に御神徳があります。
玉依姫命は、第一号でもご紹介した上賀茂神社の祭神である賀茂別雷大神の母で、古くから縁結び、子育ての神さまとして信仰され、安産、水の神としてのご神徳があります。
古い文献に、玉依媛命が鴨川で禊(身を清める儀式)しているときに、上流より流れ来た丹塗の矢を拾われて床におかれたところ、矢は美しい男神になられ、結婚されたという伝承が残っています。
ちなみに玉依媛命の夫は、京都市右京区にある松尾大社の大山咋神(おおやまぐいのかみ)だそうです。(松尾大社も素晴らしい神社なので、また機会があればご紹介できればと思います。)下鴨神社と松尾大社のご祭神の子どもが、上賀茂神社のご祭神、、、こうして神話を知ると、神様の繋がりが分かり面白いです。これも神社巡りの魅力のひとつかもしれません。
🍃下鴨神社 オリジナルマップ
神社を歩いてみて感じた、おすすめスポットを、 広い境内を隅々まで歩き、「ここはスゴイ!」という RISA と RIN のイチオシおすすめスポットを今回もオリジナルのマップにしました。(クリックして拡大して読んでみてくださいネ☆)
2枚目の「下鴨神社 境内マップ」もし神社を歩かれる場合は是非印刷してご持参ください♪
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