[北欧デンマークで初出産] デンマークでやった尿検査の話。

日本で受けたサービスの話」では、日本で受けたクリニックのサービス内容や、妊娠すると尿検査って大切だから、日本でもデンマークでも毎回尿検査するってことを書きました。

日本でのセレブ対応な産婦人科に慣れてしまってから、妊娠20週目ごろにデンマークに移住してから、受けた医療サービスがあまりにぶっきら棒で驚いたので、今回は少しそれについての備忘録。笑

デンマークでは、2箇所で検査を受けることになりました。
1箇所目は「かかりつけ医/ホームドクター」で。これは本当に小さい町のお医者さんっていう感じの場所で、一般的かつ全般的な診察をする場所になってる。デンマークでは、自分の住んでいる地域のホームドクターに診てもらってから、専門機関に送ってもらうという医療制度になってて、日本みたいに自分で直接専門医にいく仕組みにはなっていない。一旦、ホームドクターに診てもらってから専門医にいくので、よほどの悪い状況じゃなければ2週間以上待たされることもある。確かに全て無料なのはすごいけど、日本みたいに診てもらいたい日時に診てもらえるわけじゃないので、日本の医療制度って結構すごいんだぞと声を大にして言いたい。

ホームドクターでの尿検査は、重厚感ある30cmぐらいの大きなプラスチックバッグに、取っ手と注ぎ口つきの検尿カップ・10cmほどの蓋つき試験管・医療用おしぼり・説明所がセットになっていた。

これがすごく画期的で、紙コップじゃなくて、取っ手つきの容器なので採取してる時に手が汚れない!そして、それを自分で試験管に注いで提出というのも画期的だと思った。しかも、デンマークのトイレは、トイレの個室に洗面台がついてることが多いので、手が汚れてもその場で手が洗えるのは便利だなと思った。

あと、なにがすごいかって尿検査結果が1分ぐらいで出るので、診察中に先生が自分でテストしに別室にいって、すぐに戻ってくること。

2箇所目は、出産予定の病院でもある大きな病院。ここではお医者さんではなくて、助産師さんとの面談。日本と違い、産婦人科のお医者さんと会うのはおそらく出産の時だけなんだと思う。ホームドクターと違って、妊娠・出産のプロの助産師さんとの面談では、触診で赤ちゃんのサイズを予測してくれたり、バースプランの相談をしたりできた。

大きな病院での尿検査は、もっとカルチャーショックだった。
なんと助産師さんとの面談予約時間の前に、自分で尿検査を行って、結果を伝える仕組みだった。
待合室横のトイレに、普通の紙コップとリトマス紙が置いてあって、自分でリトマス紙を紙コップに浸して、標本の元々の色から変化がなければ、リトマス紙も捨てて、助産師さんに結果を伝えるだけ。もし変化があればリトマス紙を面談に持参するか、スマホで写真を撮って見せるという流れ。。
検査内容は、尿タンパクと尿糖値。

まー、尿検査のやり方なんてどうでもいいことだと思うんだけど、父の闘病で病院によく通っていたので、医療サービスの違いって考えたこともなかったけど、実際に体験する側になると面白いなぁと思い殴り書きした備忘録でした。

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