見出し画像

6/42|「反応しない練習 あらゆる悩みが消えていくブッダの超・合理的な『考え方』」

Day50|私たちは自由である。

自分の行動だけでなく、感情まで自由である。

この本では「ムダな反応をしない」というブッダの言葉で語られていた心の反応。

世の中の人間関係のおおよそすべての問題がこの「心」にあるとして、反応しない=心までも自分の手の中にある=自由である。

「あの人は感情がないよね~」「感情的になってしまった」

感情って直接扱われるもののように普段言葉でも使われていますが、感情が表に出るその間に反応がある、と知っているだけで見え方が全然違うということが分かる一冊でした。

本の概要

これも有名な1冊かと。

草薙 龍瞬(くさなぎりゅうしゅん)さんという僧侶の方が書かれています。

※ちなみにブッダは仏教の祖、悟り開いた方です。

日本ではなかなか○○宗教を信仰している、という型がないのでその分儒教や仏教や私でいうとヨガ哲学(サンキャ哲学)といった色々なものの「考え方の一部」とりて取り入れることが多いのかなと思います。

この本も普段仏教に触れていない前提で、こういう部分は現代社会の皆さんのお役に立てる考え方ですよ!と教えてくれる本です。

この本を読んで知れること

・悩みやモヤモヤへを理解することが第一歩
・良し悪しを判断しない。事実は?
・課題の分離。不要に落ち込まないほうがいい!
・他人<自分。他人の心の反応は他人にゆだねる!
・自分の人生を信頼すると、世の中の味方が変わる。

話の幅は広くて、心の反応、感情コントロール的なところだけでなく、その上で攻めた人生を送るための自分の心と社会の付き合い方みたいなところまで書かれており参考になりました。

誰もが完璧じゃないよね、でもその中で毎日を昨日より少し上向きにしていきたいよね、そのくらいでいいよね!という感じ。

本からの学び

仏教という抽象的なものを具体的かつ合理的に実践できる形で書かれていたので人にも薦めやすい一冊だなと思いました。

ただちょー個人的には、もう自分の中で到達していることを指南されている感覚でした。

本当に自分に否定的だったし、いわゆる自己肯定感も低くて。その中で自己理解や自己愛について少しずつ知識をつけ考えそこはクリアしていって。さらに社会人になって、じゃあその中で他人や組織とどう付き合っていったらいいか、見せていったらいいかが少しずつできるようになり。

私はこの過程の中で、感情に振り回されることが減ったのと、不用意に自分を責めることが減ったなと思っていて。完璧じゃない自分も愛しつつ、もうちょっと自分が上向くようにモチベートしていくにはどうしたらいいだろうと内省しながら調整しているのが今、という感覚で生きています。

なので、なんか色々なエッセンスをゲットしながら私は進んできたけど、まずパッと何からきっかけを得たらいいか分からない方にはすごく体系的でいいなと思いました。

そういうことで苦悩している若者は本当に多いと思うので。コミュニケーションツールとして役に立ちそうな本だと思います。

最後に

こういっていいのかは分からないですが、この本も「心の健康」関連の1冊かなと思って。

画像1

「心の健康」って最終的にはその心を持つ本人にしか解決しえなくて。でも、ひとりじゃ絶対解決できるものではなくって。そういう時に人や情報、本人に影響するものの中から解決や考え方を身に着けて自分で自分の心と付き合えるようになっていく。内省力がついていく。

私よく「心の健康」っていうんですがそれってどういうことを私は言いたいのかなと改めて今思って。おそらく「自由意志で生きているということ」なんじゃないかなと。

なんでそれが健康なのかというと健康=幸福感と近しいのかと思っていてそれは、個人化された現代社会だと自分個人の中でしか作りだせないから。

だから、心が健康ってことは、自分の心が納得して生きている状態なのかなって。

この本みたいなそういう状態になるためのツールを私も増やしていきたいなと思いました。学ぶことが本当にいっぱい!

※ちなみに、心の健康の一般的なものは厚生労働省のHPにあった!





この記事が参加している募集

読書感想文

この記事が気に入ったらサポートをしてみませんか?