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フルリモートで、どこまで影響力のある人になれるのか。

ある日、後輩からもらった嬉しい言葉

育児休暇を復帰してから、私はフルリモートで働いている。
先日、復帰後初めてオフィスに行ったら、通勤しただけでかなり体力を奪われてしまい、仕事の生産性をとっても、プライベートとの両立を考えても、やはりリモート万歳である。

そんな私が最近、若手ちゃんからある嬉しいコメントをもらった。
「リサさんが復帰されてから、色々仕事がやりやすくなりました!!!!」

え!?!?!?

その子は、同じチームだが、
直接仕事をすることはあまりない。

そんな立ち位置の子が、そんなふうに思ってくれていたのが
とても嬉しかったのだ。

フルリモートで、どこまで影響力のある人になれるのか

なぜ
フルリモートで働き、
全く立場が違い、
やっている仕事も違う自分が
思いもよらぬところで良い影響力を発揮できたのか、考えてみた。

1.とにかく発信しまくる

仕事上での成果やアップデートの共有もそうだが
Slack上での会話、会議でのブレスト、とにかく感じたことや疑問は常に発散し続けた日々。
小さな改善や、アイデアの共有も欠かさずに行ってきた。
そうすることで、ああでもない、こうでもないと
一字一句に気を遣っていた新人ちゃん達へのインスピレーションになったのでは。

これをやることのもう1つのメリットは
「リサさんってこんな人」という人物像ができ上がり
間接的な自己紹介になること。
復帰後の自己紹介なんて、せいぜい2〜3分なので
自分を知ってもらうには、その後のSlackでの会話を見せた方がよっぽど効率的である。


2.可視化できるものを数多く共有する

私が得意とすることの一つに、
言語化されたものを可視化すること
がある。

「これをやりましょう!」
と決まれば、大体こんなビジュアルが共有されていた方が議論が進むな、とか
こんなデータをこういう図にしよう、とか
ミーティングの最後には大体頭の中にできあがっている。

リモート環境下では、いかに少ない工数で
齟齬のないコミュニケーションをとり、自分のアウトプットを最大化するか
それに尽きると思っている。

この、「少ない工数で齟齬のないコミュニケーションをとる」という点で
思考を可視化することが大いに役立つ。

やり方は簡単で、
Google Spreadsheetで表にするとか
スケジュールを表に落とすとか
回答してほしい項目を記入するためのフォーマットを作成するとか
その程度で十分。

これがあった方が、自他ともに思考が整理され、
手戻りが圧倒的に減る。

3.仕組み化する

復帰後に取り組んだことの1つに仕組み化がある。
属人的なプロジェクトは、この仕組みがないといつか破綻する。

また、ある程度定期で行うようなものに関しては
仕組み化しておくことで、
考える工数を減らし、自分以外の人に運用を任せることができるようになる。

マーケの場合だと、下記なんかは仕組み化が可能。
・月例でのデータ振り返り
・メディアの更新作業
・メルマガや広告バナーのテンプレ運用
・チームからの要望を吸い上げる場所の設置

最初の仕組みさえできれば、タスクやスケジュールが明確になるので
人への依頼もしやすいし、自分の予定も立てやすい。
また、副次的なメリットとして、仕組み化すると
周囲の人もその仕組みを念頭に置いて自分のプロジェクトを進めることができる。
(例 毎月Aさんがメルマガを配信してるから、そこの掲載してもらおう など)

これができると、ようやくチームとしての力が発揮されると思う。


4.DMや1on1ミーティングを活用する

すごく簡単なことだが、些細なことでも1対1のコミュニケーションを重んじるのは、意外に重要かもしれない。

誰しも、グループチャットでは言えないこと、話しにくいことがあるはず。
人と距離を縮めるには、些細な疑問を解消するためであったり
意見を聞く場として1対1のミーティングをセットしてみると良い。
ミーティングをするまででもなければ、DMでもいい。

これは意外に国籍に関わらず、有効な手法だと思う。
人は誰しも、頼られると嬉しいものなのである。
(逆に、雑に仕事を振られるとやる気が出ないのである)


5.スピード感を大事にする。基本即レス。タスクはすぐスケジューリング。

私は後回しにすると永遠にやらないタイプの人間なので
読んだメールやチャットはすぐに返信するようにしている。
実際に、夜中にSlackをチェックして、翌朝返信しようと思っていると漏れることがしばしば...

夜中にメールチェックなど絶対やらない方がいいが
どうしてもチェックする場合は返信を作成して予約送信にしてしまうか
テキストだけ書いて翌朝送信するようにしている。

ある程度アウトプットに時間がかかりそうなものに関しては
そのタスクを細分化して、いつやるかスケジューリングしてしまうことが多い。
そうすると、大体の仕事は期日より早く、スムーズに終わる。

鮮度が落ちると、思い出すだけで数分使わなければならず、
仕事の生産性が落ちるだけでなく
相手も同じ状況に陥るので、全体の工数が多くかかる気がしている。

スピード感を持って対応してくれることは
信頼にも繋がるので、周囲にも一定の良い影響があるのではと思う。
(やりすぎて、周囲にも即レスを求めすぎないことは重要)


謙虚に、コツコツと。

さて、この振り返りが合っているのかどうかはわからないが
多少自分の仕事へのモチベーションにはなったのではないかと思う。

仕事に近道はない。
浮かれすぎずに、謙虚に
コツコツ積み重ねていこう。


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