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良いアウトプットを出すためには、その10倍のインプットを

仕事は、アウトプットの連続

仕事をしていると、日々アウトプットしていかなければならない。

  • ミーティングで目標の進捗と施策を共有する

  • 次はこのプロジェクトやりましょうとメンバーに提案する

  • 予算を取るために上司にプレゼンする

他にも挙げればキリがないほど、とにかく他者を巻き込んでいく必要があり
そのためにアウトプットは欠かせない。
作家など、一人で静かに作業をするような職業であっても、
クライアントとの打ち合わせなど、作業以外の部分はあるし
一人黙々と作業をしているだけの社会人はおそらく少数派だろう。


「アウトプット」をブレイクダウンする

日常で必要なアウトプットといえば

  • Slack やメールなどで発信する

  • 会議や商談で発言する

  • 会議資料を作る

  • WebやSNSで発信する

  • 飲み会で発言する

など、様々なパターンがある。
そのどれもに共通していることは
その時は突然やってきて、瞬時にアウトプットが求められるということだ。
会議で質問されて「確認して後ほど共有します」
と言うことは簡単だが
そればかりおこなっていたら、一向に仕事が進まないし
何よりプロフェッショナルではない。

会議で資料を作る時も、一見すると時間をかけられるようなタスクだが
資料で伝える目的を定め、その情報を収集し、体系化し、デザインに落とし込み、文章を書くといった一連の作業をスムーズに行うには
下準備となる情報収集や、会議資料を作る際のポイントなど
基礎知識が既に頭に入っており、それぞれの引き出しからすぐに引き出せることが前提となる。

こんな作業なんてことない、と思う人はきっと
その作業を社会人生活で幾度となく繰り返してきた人だろう。
社会人1年目の時は、決して楽にできる作業ではなかったはずだ。

ページデザインで必要な日常のアウトプット

私は、今自社で使っているユーザー向けのページのUI/UX改善を行っているが

  • 課題は明らかであっても、それをどう解決するのか

  • 各部署の担当者はどう感じているのか

  • 項目の並び方や表現は何が適切なのか

  • 英語だとどんな表現がよいか

  • それを示すにはどんなデザインがよいか

とにかく、考えることが膨大にある。
そして、ラフ案を作ろうにも、インプットがないと出せないのだ。

ユーザーのインサイトを考え、
SEOのためどんなキーワードが重要かをリサーチし、
自社が発信したい情報を落とし込み、
端的なキャッチを考える。

明確なのは、これは作業ではなく、思考が大半を占める仕事だと言うことだ。
そして思考のためには、その土台となる知識や経験が必要であり
それはアウトプットにかける時間の10倍をかけなければ手に入れることはできない。

良いアウトプットを出すためには、その10倍のインプットを

アウトプットをするとき、想定の2〜3倍早く作業が終わることがある。
そう言う時は決まって、それに関するインプットが十分に行われた状態で作業に入っている。

本を読む、経験者に話を聞く、自ら経験するなど方法は様々だが
インプットをおろそかにしてアウトプットをしようとすると
結局リサーチ作業などに時間を取られ、最終的に工数がかかったりする。

そうならないために、日々鍛錬が必要なわけで
そうした、直接成果に繋がらないように見えることが
とても大事なのである。

人間に求められるスキル

これからの時代、作業はAIがやってくれる。
ChatGPTに「育休復帰の挨拶を英語で」と試しに検索してみたら
1分で挨拶を考えてくれた。
当たり障りのない定型文でありながら、人間味のある挨拶文だった。
(興味のある方はぜひやってみてほしい)

これに、どう付加価値をつけられるかが、人間の勝負どころである。
AIをどう活用すしようか。
これとこれをつなげたらイノベーションが起きるのではないか。
など、組み合わせや展開方法を考えるのは
現状、人間しかできない。

なので、できるだけ「丸投げ」はせず
一気通貫でプロジェクトをやり遂げられる人になりたいと思っている。

5年後、自分はどんな価値を発揮できているだろうか。




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