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心配性ミニマリストの旅じたく

昔から、荷物は少ない方だ。今風に言えばミニマリストに近い。
お出かけはミニバッグだけ。旅行や帰省も、リュック1つで身軽なのがいい。

と同時に、私は心配性でもある。ミニマリスト的な「今必要なものだけを」という考え方とは反対に、「これも必要になるかも」と物をため込みがちなイメージの心配性。

特にこんな時期だから、万が一を考えた準備はしておきたい。でも荷物は最低限にしたい…!

そんな葛藤の末に生まれた、旅の持ち物リスト・やることリスト。
考え方は人それぞれだから、あくまで自分の備忘録として記すけれど、ついでに誰かの参考になったら嬉しい。(情報の取捨選択はご自身で)

ちなみに、海外旅行だと事情が変わってくるので、今回は国内旅行の場合に絞り、女性一人旅を前提としている。

事前にやること

【移動手段と宿の確保】

2泊3日など短期であれば、往復の移動チケットと、全ての日程の宿を確保する。

10日以上の中長期滞在やオープンエンドの場合は、旅先で得た情報や状況によって宿の場所を変えたくなることもあるので、私はあえて全部予定は組まない。行きの移動手段と前半の宿だけ予約しておいて、旅の途中で後半の予定を決める。
ただし、旅行のハイシーズンやキャンペーン等で混む時期は、宿も移動手段も予約が埋まってしまうこともあるので慎重に判断しよう。

【宿の備品確認】

ホテルなら揃っているタオル・歯ブラシなどの備品も、民宿では持参すべきケースが多いのでチェックしておきたいポイントだ。
また、洗濯機や電子レンジがあるのかによってもQOLが変わるので、自分が快適に過ごせるタイプの宿を選ぼう。

【体調管理とPCR検査】

(色々な考え方があると思いますが、以下は私の場合です)

旅先では予想外のことが起こる。思いがけない出会いもあり、それを含めて旅の醍醐味と言えるだろう。
けれど、出会う人々の中には高齢者や免疫の弱い人々もいるかも知れない。自分では気を付けて行動していても、全ての状況をコントロールできる訳ではないし、自分のフィールドから出ている旅先ではなおさらのこと。

そんな時、心配性な私は「外から来ている自分が原因で何かあったらどうしよう」と不安になって、楽しむどころではなくなってしまう。
なので、個人的には移動の1週間前からの体温計測と、直前(と帰った後)のPCR検査を行うようにしている。

持っていくもの

基本的な考え方:軽いアイテムを選ぶ、小容量化する、1つで複数機能をまとめる、必要なものはしっかり持っていく

【衣服】

ほんと、服が一番かさばるし重い!
いかに服を最小限にするかが荷物軽量化のカギだが、旅先での健康を守るためにも服は重要なので、工夫が必要だ。

  • 上着1枚

  • トップス3枚

  • ボトムス2枚

  • パジャマ1セット

  • 下着の上下3セット(冬場はヒートテックをプラス)

  • 靴下3セット

行く場所にもよるが、私は自然に囲まれた民宿が好きなので、カジュアルで洗える服が中心になる。
上記は、宿泊先で洗濯機(なければ周辺のコインランドリー)が使えることを確認のうえ、3日ごとに洗濯する計算で組んでいる。

上着とトップスは、体温調節ができるものを用意しよう。
夏でもお店の冷房ガンガンで震えたり、冬でも車内暖房で汗を書いたりする。自分でコントロールできない環境に飛び出しているのが旅なので、せめて自分の服装で調節できるようにしたい。

ボトムスは、汚れてもいいパンツ(スポーツカジュアル)とレストランに入れる程度に綺麗めなパンツがあると便利だ。私は合わせやすい黒~紺色のものを愛用している。
芝生やベンチに座ることも多くなるので、できれば洗えてアイロン不要なものが安心だ。

ホテルなら浴衣があるからパジャマはいらないと思うかも知れないが、あの浴衣って布団の下でめくれて起きたらほぼ裸で「寒っ!」ってなる時ない?私だけかな…
とにかく、エネルギーを使う旅の最中、睡眠はとても大事。民宿はパジャマ持参必須なこともあり、かさばらない範囲で持っていくことにしている。

【健康管理】

旅先で体調を崩すと面倒なので、心配性な私にとってはこれが一番大事かもしれない。

  • 外出用のマスク(枚数は余裕もって)

  • 殺菌ハンドジェル

  • アルコールシート(出先で使うスマホやデバイス用に)

  • 体温計(毎日測る)

  • 風邪薬、頭痛薬、酔い止め(念のため)

  • ビタミンサプリ(旅行中は野菜不足になりがちなので)

  • 布マスク(寝る時の喉乾燥対策)

  • 歯ブラシと歯磨き粉(ホテルの場合は不要)

旅行中は、常に外出しているようなものなので、宿泊先と家とは勝手が違う。
部屋に帰ったと思ったら共用スペースに行くためにまたつけなきゃ、ということも多く、いつもよりマスク消費量が多くなる。
もちろんコンビニなどで買い足すこともできるが、そのあたり気にする人は多めに持って行って損はないと思う。軽いし。

写真を撮ったり地図を見たり、特に旅行中はスマホを外で触る機会が倍増する。
外から帰って手洗いをするなら、スマホも除菌するのは自然な流れかも知れない。スマホは雑菌のと温床と聞いて以来、私は普段から帰宅時などにアルコールシートで拭くことにしているので、旅行にも持っていく。

【ショルダーバッグ】

重いリュックを宿に置いたら、さっそく小さなバッグで出かけよう。私の場合、中身はいつもと変わらない。

  • スマホと財布(地域によって支払いは現金のみのお店も多い)

  • 身分証と健康保険証

  • ボールペン

  • エコバッグ(折りたためる軽いもの)

  • ハンカチとティッシュ

  • 絆創膏数枚(靴擦れ用)

  • 最小最軽の折りたたみ傘(雨予報の場合)

  • 予備のマスク1枚(食事時にマスクが床に落ちるなど、万一のため)

【ツール系】

  • スマホやデバイスの充電器

  • イヤホン

  • ハサミ

  • 小さい水筒

  • ビニール袋(大と小。濡れた洗濯物を入れたり、何かと役に立つ)

  • 洗濯ネット(服などをそのまま共用の洗濯機に入れたくない人に。荷物の仕分けにも使えて一石二鳥)

  • 印刷した周辺地図や時刻表(スマホの電波が届かないような地域に)

中長期の場合、ハサミは意外とよく使うけれど、大きさによって機内持ち込み不可のため注意。私は幼稚園から連れ添ったハサミを空港で没収されました…泣

水筒は、外出時の水分補給だけではなく、キッチンが共同の民宿・ゲストハウスでも役立つ。
自室に湯沸かしがない場合、喉が渇くたびに共同キッチンにお茶を行かなければならず、それが別階だと地味に面倒くさい。でも水筒に水やお湯を入れて自室に持って帰れば、好きな時に喉を潤すことができる。
持ち運びの便を考えて、私は290mlの小ぶりな水筒を愛用している。

↑この水筒、量も大きさもちょうどいいし、軽いし、構造もシンプルで洗いやすい。なによりフォルムが可愛くてお気に入り。
底がゴム仕様になっているため、ちょっと手が当たっただけでは机から滑り落ちない安心感がある。

【身の周り系】

  • 爪切り(4日を超える場合。意外と伸びて気になるよ!)

  • 耳かき(ほとんど使わないが、必要な時にないと辛い)

  • クレンジング(小さい容器に入れる。シートでもOK)

  • オールインワンジェル(洗顔後はこれだけ。肌に合うもの)

  • 日焼け止め

  • リップクリーム(乾燥すると地味に辛い)

  • サングラス(外に出ている時間が長いため。特に春夏)

  • 生理用ナプキン(突然きた時用に。数枚+夜用1枚あれば、買いに行くまでの時間をかせげる)

  • タオル2枚(ホテルの場合は不要)

  • 耳栓とアイマスク(相部屋の場合)

  • 輪ゴム2個(おやつを食べきれない時などに)

日焼け止めは、夏や海には必須!!と強調させて頂きたい。
私は真夏の海で塗り忘れ、肩から背中・二の腕にかけて火傷になりました。痛くて眠れず、「因幡の白兎ってこんな感じだったんだろうな~」と悟りを開くはめに。海に行く時は、日焼け止めに加えて沈静ジェル(アロエとか)もあると安心。
海でなくても、紫外線の強い時期は(日焼けを気にしない人も)日焼け止めを塗りましょう。ほんと、痛みはQOL爆下げするからさ…(´・ω・`)

化粧水などのお肌アイテムは複数持っていくと重いので、オールインワンジェルを小さな容器に入れていく。お化粧する人はクッションファンデや色付き下地など、なるべく1つで済むものが軽くてお勧め。

現地で買えるもの

ある程度の町なら、コンビニやスーパーで現地調達できるものも多い。
ただ、現地で買えるからという計算が外れたり、体力の問題ですぐに買いに行けない場合も考慮して、本当に必要なものは少量でいいので持っていくのがおすすめだ。(例:絆創膏や生理用ナプキン)

離島や自然の中に行く時は、店や物資調達について調べた上で準備していこう。コンビニもATMもなし&最寄りの店が3キロ先で臨時休業…などもよくあるケースだ。

閑話休題:リュックかキャリーケースか問題

これは悩ましい問題だが、私は結局リュックを使い続けている。

リュックはとにかく機動性が高い。しっかり歩ける靴さえ履いていれば、階段やガタついた道もポンポンとテンポよく動けるし、電車に遅れそうな時も全力ダッシュできる。
それに、軽い素材ならほとんど重量を追加せずに済むので、荷物を軽く少なくしたい私にとってはピッタリなのだ。

一方で、小柄な私がスニーカー+リュックのスタイルをすると、どうしても「旅してます」感、元気っ子感が出てくる。しかも、立っている時は荷物の重量が全て体にかかり、子泣きじじいのようにジワジワと背骨を苦しめる。
30代も半ばに差し掛かり、そろそろパンプス+キャリーケースでエレガントにバケーションな雰囲気を醸し出してもいいんじゃないかしら…という考えが頭をよぎる今日この頃である。

しかし、キャリーケースの車輪が大きな音をたてたり、足元の悪い道をひっかかりながら進んだり、片手で引っ張ることで腰への負担が偏る可能性を考えると、う~んと悩んでしまう。

その結果、「リュックに収まる量ならリュックでいいや」という選択に落ち着くのだが、何となくモヤモヤは残る。
どなたか、キャリーケースのほうがお勧めだよ!という方がいらっしゃいましたら、ぜひ良さをコメントで教えて下さい。

まとめ

先日、落ち着いている時期を見はからって、何年振りかの旅をした。
久しぶりに日常を離れて、違う景色や人々に触れることで、身も心も洗われた心地がした。旅は私にとって、最高のエネルギーチャージだと再認識できた。

2020年以降、旅のとらえ方やスタイルは大きく変わったように思う。
どんなスタイルで旅をするにしても、身軽さと安心は両方確保したい。そんな私の現時点での工夫を並べてみた。
参考になれば幸いです。


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