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【管理栄養士解説】遊び食べには発想の転換で対応を💡自然に食が進むアイデア


本日の子育てお悩み相談~遊び食べ~

今回の子育てお悩み相談のテーマは「遊び食べ」です。
保護者の方から寄せられたお悩みを見ていきましょう。

4人の男の子を育てる母です。
2歳の末っ子の遊び食べに困っています。
最後まで食べずに椅子から降りて遊びに行こうとするため、なかなか食事が進みません。
先に食べ終えた兄たちは楽しそうに遊んでいるので、本人も遊びたくなるのかもしれません。
保育園ではそこまでの遊び食べはしていないようなのですが、遊び食べをやめさせるにはどうすればいいでしょうか。

管理栄養士の回答

今回のお悩み相談に回答するのは、管理栄養士の宍倉絵美です。

管理栄養士 宍倉 絵美
フリーランス管理栄養士。保育園栄養士を経て、現在はキッズアスリートの食事アドバイスや食育講師、コーチングを取り入れた減量サポートや健康分野のライター等で活動中。栄養教諭免許状あり。

お兄さんたちが先に食べ終わって遊んでいるのですね。
食事環境から考えると、やはり末っ子さんも食べることよりも遊ぶことに気が向きやすい状況かと思います。
おもちゃなどが目に入らない環境で食事をするのが理想ですが、お兄さんたちが別室に移ることができない限りは難しいですよね。

発想の転換で心の負担を軽くしよう!

まずはご相談者様の心の負担を軽くするためにも、発想の転換をしてみましょう。
いかに遊び食べを止めさせるかを考えるよりも、
いかに子どもが食べやすい物を食事に出すかに重きを置くのはいかがでしょうか。
子どもが食べやすい物であれば、自然と食事にかける時間が短くなり、食事の集中力が切れにくくなります

できる限り避けたいことは、朝食を殆ど摂れないまま保育園に出発してしまうことです。
日中に遊びや運動に集中できるようにするためにも、脳のエネルギー源となる朝食をしっかり摂れるよう、次のアイデアを試してみませんか?

子どもが集中して食べやすくなる食事アイデア

好きな物ばかりであれば食べるのは早くなりますが、主食・主菜・副菜などバランスよく食べたいですよね。

まず、主食であるご飯ものはおにぎりにし、お肉や魚などの主菜をおにぎりの具にしてみるのはいかがでしょう?
副菜は野菜が多いため、食べ進みがよくないことが多いと思います。
例えば、ナムルなどはご飯とともに海苔巻きにして食べても良いですね。
ポテトサラダなどのサラダ類は、生春巻きの皮やトルティーヤでクルクルと包んであげると食べやすく、子どもも楽しんで食べてくれます。
その他にも、野菜を混ぜ込んだ卵焼きや小さくカットしたお好み焼きなどはフォークに刺してパクっと食べやすく、栄養バランスも良いですよ。

ママ一人でこれらの工夫をするのは大変かもしれませんので、ご家族も巻き込んでみましょう。
パパはもちろん、大きなお兄さんであればおにぎり作りや巻物作りをお願いできるかもしれませんね。
ご兄弟にとっても楽しい食育の時間になりますし、頼りにされてちょっとした料理の作り甲斐を感じてくれるかもしれません。
食事が始まってから食卓で作ってもらえば、お兄さんたちが椅子に座ってくれる時間も自然と長くなります。

その他、時間を決めて食事をしたり、早寝早起きで食事リズムを作ることも集中して食べることに繋がります。
ご兄弟もそうだったかもしれませんが、遊び食べは3歳を過ぎる頃には落ち着いてきます
今はご家族と協力しつつ、末っ子さんの成長過程を見守ってあげてくださいね。


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