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【管理栄養士解説】ジュニアアスリートが避けるべき食事って?市販菓子との付き合い方も💡

ジュニアアスリートのお悩み相談テーマ~避けるべきメニューや食材~


本日の子育てお悩み相談のテーマは「避けるべきメニューや食材」です。
保護者の方から寄せられたお悩みを見ていきましょう。

バレーボールをしている女の子の母です。
仕事が忙しく、子供の食事に気を遣えていないのが悩みです。
私の帰宅が遅いので、普段は炊いたご飯にレトルトのカレーや牛丼の素、麻婆丼の素をかけて先に夕食を食べてもらっていますが、このような食事で身体づくりができるか心配です。
また、私が不在の間にスナック菓子やクッキーなどの市販菓子をたくさん食べていることも気がかりです。
出来ることは限られるかもしれませんが、せめて普段の食事で避けたほうがいいメニューや食材はありますか?
できるだけ食事を良いものに変えていきたいです。

管理栄養士の回答

今回のお悩み相談に回答するのは、管理栄養士の藤井歩です。

管理栄養士 藤井 歩
フリーランスの管理栄養士として特定保健指導、ダイエットサポート、栄養コラム執筆などに従事。また、バレエ教室の指導アシスタントやアクセサリー作家など幅広く活動しています。

いつも遅くまでお仕事されているとのこと、本当にお疲れさまです。
忙しい中でも、娘さんの身体づくりを支えたいというお気持ちが伝わってきます。

何よりも食事バランスを整えることが大切

今はカレーや牛丼、麻婆丼を召し上がることが多いのですね。
実は、ご飯物や麺類などの単品料理は栄養が偏りやすくなります
特定のメニューや食材を避けるというよりは、偏った食事を避けることを意識してみましょう。
ご自宅でのお食事でも外食でも、主食・主菜・副菜が揃ったメニューを取り入れることが理想的です。

とはいえ、品数を増やすのは大変ですよね。
ご飯物や麺類を食べる場合には、

・サラダや汁物などの副菜を添える
・たんぱく質や野菜が摂れる具だくさんメニューを選ぶ

などの工夫をしてみましょう。
例えば、週末に鶏ハムなどを仕込んで冷凍しておき、サラダに加えて食べるのもオススメですよ。
野菜が不足する場合は、冷凍野菜やカット野菜を活用すれば手早く味噌汁やスープを作ることができますね。
あるいは、ご家族の力に頼るのも良いかもしれません。
娘さんの協力が得られれば、一緒に料理を作ったり、サラダだけでも作っておいてもらえると良いですよね。

市販菓子と上手に付き合うコツ

現状、娘さんは市販菓子を楽しんでいらっしゃるのですね。
全く食べない生活に変えるのはストレスに繋がってしまうかと思います。

大切なことは、
①量
②頻度
③時間
(小皿に取り分けて決めた量を食べる、夜遅くに食べないなど)
ルールを決めて楽しむことです。

娘さんと相談し、守れそうなルールを一緒に考えてみましょう。
食べ過ぎると肥満に繋がったり、夕飯をバランスよく食べられなくなったりするなど、食べ過ぎのデメリットも伝えると良いですね。

また、市販の甘いお菓子やスナック菓子、甘いジュースなどは高カロリーなわりに栄養価が低い食品です。
最近ではノンフライのスナック菓子や糖質オフ・カロリーオフのお菓子が販売されていますので、お菓子を購入する際にもそのようなものを選ぶのもオススメです。

食事にしても市販菓子にしても、特定の物を「食べてはいけない」と考えるよりも、「いつ、どのくらい、どのような量・組み合わせで食べるのが良いか」と考えていただけると、気持ちも窮屈しませんよ。
ぜひ娘さんと食事を楽しんでくださいね。


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