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自宅を事務所に その1

 初めは他所に事務所を借りることを想定していたのだけれど、夫婦ともに無職で、しかもこれからの事業の実績もない状態ということで(保証がないということで)不動産屋に難色を示され、まずは自宅の一室を事務所にしようと現在、夫婦で奮闘中。

 うちの家は3LDKで、一階に2部屋、二階にLDKと1部屋という間取りになっている。一階の玄関横の部屋は通称“自転車部屋”で、夫婦の趣味のスポーツバイクとその用品を保管する部屋となっている。南向きで良い部屋なのに自転車置き場とは…という感じだけれど、玄関に近いので出し入れがしやすくて。
 その部屋をこの度、事務所に作り替える予定。お金をかけずに模様替え的に事務所を作りたいと考えている。

 この部屋の良いところは南向きということ。玄関のすぐそばにあるので、来客用に適しているということ。そして一間半(270cm、扉三枚分)の大きな押し入れ兼クローゼットだ。三枚の引き戸になっていて、開くと一枚分のスペースに収まる扉。大開口。そのスペースをぜひ事務所に活用したい、と考えている。

 そもそも押入れを大開口の構造にしたのは、結婚する時に双方の親が持たせてくれた着物一式を入れる桐箱を出し入れするためだった。あれ、けっこう横長なんだよね。私は物欲無い派なので、指輪も着物もいらないと言ったんだけど、まだ私たちの時代は「こういうもんなのよ」という親の意見が通る時代だった。

 で、その部屋を事務所にするには押入れを整理しなければならず、そのためには着物を処分しなければ…ということになって、先日、着物を買い取りに出した。

 古い電化製品(ビデオデッキとか)や楽器も買い取りにも出した。大幅な断捨離作業だ。一つひとつが面倒だけど、いつかはやらなくちゃいけないこと。なので、良い機会だと思う。

 大型ごみをゴミ処理場にも持って行った。けど、あと一往復はしないといけないだろうな。「いつかは来ない」と整理名人は言ってたけど、それでも「いつかが心配な私」には捨てられないものがいくつかある。

 まあ、それはそれで捨ててもいいものと捨てられないものが分別できただけでも良しとしよう。
 あ、自転車は面倒だけど、これからは二階で保管することにする。

(つづく)

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