恋愛主義 &9


彼は付き合ってた時のように
接してきた。そして一言


「より戻そうか??」


私は目を大きく見開いてビックリした
そして小さく頷いた。


ルンルンの有頂天であった。
彼が戻ってきたこれでもう大丈夫。


しかし彼の家に行くと女物が
たくさん残っていた。
まあ別れたばかりだし仕方ない
と思いつつその日は彼と仲良く過ごした。


彼と離れ家に帰ると強烈な不安
に襲われた。


あれ。女が居なくなってこれ
その間の間女じゃないか??
本当に私の事好きで戻った??




…これは違うかも


女の勘がそう警告を鳴らす。
彼にLINEをする。


「私の事好きじゃなくて
もし女がいなくて寂しい
だけなら彼女にしなくても傍にいるよ?」


この時の私は頭がおかしい。
今思えばなんてこと送ってんの?


彼から即返信


「分かったわ」

彼の気持ちを確かめようとした
私が馬鹿だったのだ。
好きと言われたいだけだった。
引き止めて欲しいだけだった。
だって私たくさん相談聞いたよ?
愚痴も聞いたよ?
ワガママだって言ってない。


ギャルだったのに付き合う子
付き合う子清楚な女の子だから髪も
暗くしたし化粧も薄くした。


全部全部彼の理想になるため。



はぁ根本的に彼にとって私は
好みじゃなく退屈な女でしかないのかな。
私は彼に尽くす自分が好きなだけなのかな。
なんで彼じゃなきゃダメなのか。
彼は私じゃだめなのか。


一人暗い部屋の中考え続けていた。


彼から離れるのが1番いい。
答えは簡単なのになんでそれが出来ないのだろ。

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