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私が物理を好きな理由
私は最近『すごい物理学講義』という本を読んでいる。
この本の冒頭の一節が、私が物理を勉強していて感じていた気持ちや
私が物理に惹かれた気持ち、物理が好きなわけを言語化してくれている。
わたしたちは、自分自身にとらわれすぎている。
わたしたちは、自分たちの歴史を学び、自分たちの心理を学び、自分たちの文学を学び、自分たちの神々を学ぶ。
私たちの知の多くは、人間それ自体の周りをめぐっている。
あたかも自分たちこそが、宇宙で最も重要な存在であるかのように。
私が物理学に惹かれるわけは、たぶん物理学が窓を開け、遠くを見るように促してくれるからである。
物理学に触れていると、家の中にさわやかな風が吹き込んでくるような気分になる。
はじめに ー 海辺を歩きながら
この文章に出会えただけでも、この本を買って読んだ価値があると言えるくらいに、この一節に私は強く共感した。
物理学は幅広い分野を含んでいるが、その例として、力学、電磁気学、宇宙物理学、量子力学などがある。
これらは小難しい学問というイメージがあるかもしれないが、
そんなことはなく、私たちの生活や住んでいる世界の中にごくごく自然にあるものだ。
この世界を一番詳しいところまで、また一番簡潔にスマートに表せているのは、物理学だと思う。
そんな聡明な部分がとても好きなのだ。
はじまりは、夜に見上げた星だった
私が物理に…というか、初めは宇宙に興味を持ったのだが、そのきっかけはYouTubeだった。
私は小学生のときに星に興味を持って、なんとなくすごいな~と思っていた。そして中学生になって何気なくYouTubeで調べてこの動画を観た。
この動画をみたとき、この映像から伝わってくる宇宙の広大さに圧倒された。
引き込まれた。
この動画のコメント欄にも
”これを見ると日常の慌ただしさを忘れて時が止まる。”
”死んだ後に全部「この世の答え」を教えて欲しい。”
”自分の悩みがちっぽけに思えるから、心を落ち着かせるために見る。”
”宇宙のこと考えるのすっごいわくわくして、ちょっと怖くて、でも楽しいから好き。”
といったことが書き込まれていたが、わたしも同じようなことを思った。
なんて宇宙は広いんだろう。
私たちから見える星座ってこんなに遠いの?!
銀河とかもう大きさの規模が段違いで想像できないよ、宇宙って、なんだか壮大すぎて怖いな、畏れを感じる。。
なんで人間はここまで宇宙のことを知れているんだろう。
こんなに分かってるってことは人間のなかでもより宇宙のことを知っている人がいるってことか。いいな。
ずるい。
私も知りたい。
宇宙のすべてを知りたい。
こう思った。
それからあとも何度もこの動画を観たし、悩みがあったり疲れたりしたときに宇宙に思いを馳せることで、精神を保つことができた。
今も宇宙に思いを馳せることはよくしている。
歳を重ねれば重ねるほどに考えることは増え、幅も広がるが、
色々なものが周りには溢れていて、視野が狭くなったり考え込んだりしてしまう。
自分に向いていた意識を、物理は外に向けてくれる。
物理のそんな洗練された部分に、これまでもこれからも惹かれ続けるのだと思う。
おまけ
私たち地球の住所は、
局部超銀河団 おとめ座銀河団 局部銀河群 銀河系(天の川銀河) オリオン腕 太陽系 第3惑星 地球
だそうです。
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