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結婚しなくていいのか?みんな内心心配しているという昭和田舎の考え。

仕事をしているふりをしてyahoo!japanのトップページを見ながら最新のニュースを確認している人は日本にはどれだけいるだろうか?職場の上司や部下の足音が聞こえただけで仕事をする画面に戻る。マウスをカチッと押す音に少し罪悪感を抱きながらも仕事に関係のないページを見られる訳にはいかない。

綾瀬はるかとジェシーの熱愛はそんなyahoo!のトップページで知ったような気もするし、スクロールして下の方の芸能ニュースで見たような気もする。綾瀬はるかは日本を代表する女優であることは異論のある方は少ないだろう。長澤まさみに対しても同じような感情がある。perfumeの3人に対しても広島のポリリズムというデビュー曲からは信じられないほどの地位を確保している。

何が言いたいのかというと、綾瀬はるかにしろ、長澤まさみにしろ、perfumeにしろみんな内心心配している。

「結婚しなくていいのか?」

余計なお世話だ。結婚だけがすべてじゃない。そんな価値観令和の今でも持ってるの?田舎者が!!罵倒の言葉が並ぶ。人の恋愛事情や結婚観など口を出すなんてどこの田舎者だ!?人のことを心配する前にまずは自分の人生を心配しろ!そんな心の声も聞こえてくる。

東京できらびやかな仕事をするということは仕事が楽しいだろうし、仕事さえしていれば結婚なんてしなくてもよい。お金さえあれば老後だって心配いらないじゃないか。「結婚」に縛られているのは、この3点。

①結婚してこそ一人前という昭和的価値観
②子どもが生まれて育ててこそ一人前という価値観
③生理的な子どもを産む限定的時間

①「結婚してこそ一人前」という価値観は戦前の家父長制度に起因するものだと予想される。家父長制度では何よりも年長の男子が尊重され、極端に言えば高齢者や子どもの「生殺与奪権」の権利や、市役所から戸籍謄本への記入の権利を委嘱され、家族を戸籍から抜くも入れるも、年長者の男子の一存で決められた制度であると認識している。一家の大黒柱になってこそ一人前。という思想を持った世代が団塊の世代である。

また②子どもが生まれて育ててこそ一人前という富国強兵政策の明治政府からつながる良妻賢母思想や「男は仕事、女は家庭」という男女役割分業制度の名残として、子どもを育て上げてこそ一人前の人間として認めてやるという社会からの圧力を感じざる負えない。この子どもが生まれて育ててこそ一人前という考えが、③生理的な子どもを産む限定的時間につながる。

女性は子どもを産む時期が限られてくる。10代前半から40代まで、現代の科学技術であれば50代になっても子どもを産むことはできるかもしれない。しかし精子も卵子も若い時ほど質が良く、どんどんと劣化するのは科学的に証明されている。つまり、子どもを産む期間は限定的出ることは周知の事実その限定期間が迫ってくると周りも本人も焦りだす。という価値観が東京や芸能界では通じないのだろう。

綾瀬はるかも長澤まさみもperfumeも結婚して子どもを産まなくたって特別な人生を歩んでいて立派に一人前だ。それを心配するのはどうも年取ったということか昭和の価値観に置かされているのだと思う。少子化は止まらない。超少子化は歴史上覆ったことなどない。ハンガリー政策が少し話題になったかな。

ではでは。

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