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毎日雑記④ 漫画の好きな小さいコマ選手権Ⅰ
漫画で気合の入るシーンは当然大ゴマでド派手に書かれる。好きなシーンはそう言った場面なことが多いけど、こんなシーン好きなのは俺くらいだろうな、って思ってるコマを選んで語り合う時間が実は一番楽しい。そんなお気に入りの一コマを紹介していきます。
最初にえらんだのは「ハイキュー!!」7巻第55話『”俺のベスト”と”お前のベスト”』より最終コマの第2セットが始まり烏野メンバーがコートに入るシーン。1セット目に調子を落としてベンチに下げられた影山だが、セット間に菅原からアドバイスをもらったり日向と喧嘩したりとで決してへそを曲げることはなかった。そんな中でこの一コマである。前のコマでは茶化していたのに、コート外に残る影山の頭をベチッとたたく田中の気遣いとイケメンっぷりが輝く。目線を向けていないところもまた良い。
ハイキュー!!は女性読者も多いからか人気投票ではなかなか順位が伸びないけど、バレーボール経験者でみんな田中大好きだと思う。田中の印象に残るシーンは、それこそこの試合でも及川に追い詰められながらも折れずにサイドアウトを奪うシーンや、稲荷崎戦での超インナーなどもっとあるんだけど、この細かい気遣いも彼の魅力。この作品には同じように細かくてリアルな描写がちりばめられていて、それが漫画ファンもスポーツファンも取り込む傑作たる所以だと思う。田中のようなムードメーカーがいるチームは強いし、スポーツをやってきた人間が一様に味わう苦悩を乗り越えていく姿には憧れる。結局みんな田中が大好きなんだよなあ。
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