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私は長年派遣社員として働いている。
正社員の道もなかったわけではないが
結婚して子供を産んで
その子供が重度の心臓病を持って生まれ
手術までの間約4年母子入院を強いられた
子供は可愛いし私にとっては
あの母子入院期間がなければ
うまく子育てが出来なかったであろうと
思われるので良かったとも思っている。

その後自閉症という診断をうけ
割と小さい頃から療育をうけ
付きっきりで過ごしてきた。
小学校上がってしばらくして
離婚を経験し
親子2人になったが
体がまだ弱く送り迎えが必要だったり
突発的な休みが必要だったりしたので
結果的に休みが取りやすい派遣に登録
派遣社員として長く勤務している。

割と大企業とか専門的な業務だとかに
つかせてもらう事も多くて
楽しくやっている。
が、有給はあるものの時給なので
長い休みの時には困る。
ボーナスももちろんない。
なので生活はギリギリだ。

年齢的に今から正社員を見つけるのは
なかなか至難の業だし…
だが、息子の大学資金も必要。
そんな時に自分に癌が見つかり
しばらく働けない状況。これは詰む。
支払いが困難でガスが止まったりした事もある。
学費が滞る時もあった。

息子の特性もあり
公立ではとても無理な為
(自閉の特性で自由度が高い学校にした)
中学受験を選択し私立に行かせたので
なかなか厳しかった。
今も私立だが、なんとか学業の方で
特待をとり諸々免除になって助かっている。

手術の時などは
何とか家族の助けも受け
生き延びたが
誰にも助けを求められない
シンママ&シンパパもいるんじゃないかな?
と最近よく思う。

子ども食堂とか色々とあるが
本気で困ってる人ところに
救いの手がと届くの現実的に難しい。
実際、私がシンママになりたてで
本気で困っていた時には
福祉やボランティアなどの話は
殆ど聞かなかったし
助けをうけられなかった。
福祉で母子貸付があると聞いたが
これは借りるのにとても
ハードルが高い!無理だと思った。

割と私は運が良いほうだし
コミュ力があるらしいので
色んな人に助けられて生きてきたし
今も生きてる。
私のように助けて!大変!って声を
あげることが出来ても
救いの手はなかなかこない
国、県、市町村、福祉の救いの手は
届かない。
今この時にも潰れてしまいそうな人が
沢山いるのだろうと思う。

真面目に働いて
真面目に子育てしてるのに
潰れてしまう。
そんな国って何なんだ?

私は今の日本に明るい未来を
見いだせない。

子供が学びたいものを自由に選択でき
行きたいとろこに行ける
そんな未来ある国になってほしいと
心から願う。

今のところ私が頑張るしかない。

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