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p.3【感覚】"黒人=怖い"染み付いた価値観

こんばんは、今日は私がニュースを見ていて引っかかった言葉について書こうと思います。

それは、オリンピックに参加するために来日したウガンダ人選手の1人が「生活が不安定なウガンダには帰りたくない。日本で働きたい。」という趣旨の書き置きを残して行方不明になったというニュースの際に放送された街頭インタビューでのこと。

とあるサラリーマンの方がそのニュースに関してどう思うか意見を求められた時、彼はこう言いました。

「怖いですよね。早く見つけて欲しいです。」

この言葉を聞いて、私は意味がわからなかったです。何が怖いのかが私にはまるで理解できませんでした。ウガンダ人選手のことをまるで犯罪者のように捉えた発言だと感じました。
彼の発言は、人種の枠を取っ払って考えると「オリンピック選手」が怖いという発言になります。
もし、その行方不明になったオリンピック選手が白人だったら?アジア人だったら?日本人だったら?怖いと感じた?と、彼に問いたいです。
なぜ、そのサラリーマンが「怖い」と発言したのか、意図はわかりませんが、私なりに推測してみると、ウガンダ人選手が黒人だからという理由に辿り着きました。
たしかに、アメリカで黒人への人種差別が起こっている理由の1つに黒人の犯罪率、ドラッグの使用率が高いということがあります。それは紛れもない事実ですし、このことが黒人=怖いという印象が多くの人に染み付いてしまっている理由だと思います。
確かに、そういう染み付いてしまった考えや価値観、感じ方はそう簡単に変えられませんが、こういった差別的発言の報道を許している日本のテレビ局にも失望しました。公共の電波に乗せて、こう言った差別的発言を日本全国に届ける。この影響の大きさは計り知れないと思います。なんだか、メディアのあり方を変えたい、変える必要があると感じました。
確かに近年、人種差別に関して少し敏感になりすぎている面も多々あると思います。私も「え、これも差別にはいるの?!」と感じることが増えました。私のこの違和感や意見も、人種差別に関して少し敏感になりすぎた結果なのでは?と感じる方がいると思います。

でも、こういう違和感を失った時こそ恐ろしいと思います。
こう言った小さな違和感や感覚を大切にしていくことでいつか大きく社会を変えられるのではないかなと思います。各々のこう言った感覚を大切にして、各々が声を上げ、発信することで変えられるものがあると思います。
最後まで読んでくださり、ありがとうございました。

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