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我が家のマンガONE PIECE

私たち夫婦の恋のキューピットポイントはいくつかあるのですが、そのうちの一つがONE PIECE。「海賊王に俺はなる!」と麦わら帽子を被った男の子が、海に向かって思いっきり宣言した漫画です。もはやONE PIECEと聞いて、何それ?という人に出会ったことがないくらい、内容は全く知らなくても「ONE PIECE」は強烈な固有名詞である気がします。

ONE PIECE大好き夫婦のため、もちろん漫画は家に全巻あり、最新刊が出るたびにナマズ(=旦那)がホクホクの気持ちで買いに行きます。特にナマズのONE PIECE愛は凄まじく、各巻のタイトルや表紙絵、どのシリーズが何巻から何巻までかは賢い頭に全てインプットされており、二人である特定のシーンの話になると、一発で漫画1冊を引っ張り出すことも日常茶飯事です。

ここからは、漫画ONE PIECEに因んだ、我々の日常を2つ紹介していきます。

1つ目は「君だったら、何の実食べる?」という話題です。ONE PIECEでは、ルフィがゴムゴムの実を食べてゴム人間になったように、数々の〇〇の実が登場します。私たちは漫画で新しい実が出ると、今度はこんな実が出たよ!と報告し合い、自分が食べるなら?を話題にすることも。

つい先日「一対一で戦うことを想定して、何の実で挑むか?」を考えました。頭の中で知っている実をズラーっと並べて、ナマズが何でくるかも予想しながら検討します。いざ勝負!

「じゃあさ、せーので何の実食べるか言おうよ」
「いいよ!」

「「せーの!」」

「「ゴロゴロの実!!」」

「「被ったーーーーー!!!」」

ゴロゴロの実は、体を雷に変化させ雷を操ることができ、雷の速度で移動することもできます

同じ思考回路により、ふたりで雷を落としまくる勝負になってしまいました。これでは望んでいた戦いにならないね、とゴロゴロの実禁止令のもと2回戦目に突入します。

「次は戦おうね」
「よし!決まった!」

「「せーの!」」

「「グラグラの実!!」」

「「また被ったーーーーー!!!笑」」

グラグラの実は、振動を起こし、操ることによって、あらゆるものを揺らすことができます

今度は地震を起こしまくる試合なり、勝負になりませんでした。自然災害はやはり悍ましいという結論が出て「一対一で戦うことを想定して、何の実で挑むか?」の話題は終了します。他にも、「日常生活を楽にするには何の実がいい?」「オリジナルの実を考えよう」など、実の話は盛り上がるのでオススメです。

さて、二つ目のONE PIECE愛の紹介です。こちらは、ONE PIECE好きの夫婦がいましたら、是非とも日常に取り入れていただくとポップな日々を過ごすことができます。

我が家には近代的な食洗機はなく、お皿や調理器具は全て手洗い。シンクもべらぼうに広いわけではないので、フライパンや炊飯器の洗い物は一苦労です。しかし、こんな時こそONE PIECEに助けてもらいます。

絶妙に億劫な三大洗い物である、炊飯器・麦茶ポット・水出し紅茶用ポットとデカくて厄介な洗い物の、フライパン・お鍋に海軍のキャラクターの名前をつけました。

炊飯器 → サカズキ(赤犬)
麦茶ポット → クザン(青キジ)
水出し紅茶用ポット → ボルサリーノ(黄猿)
フライパン → センゴク
お鍋 → ガープ

旧三大将ですね〜

一度に厄介な洗い物が重なると「今日は赤犬(炊飯器)と青キジ(麦茶ポット)とセンゴク(フライパン)が、戦いを挑んできてるぞ」と言い、ナマズが「俺はルフィだあああ!今から倒してやる!!!」と洗い物をせっせか片付けてくれます。そして、全て洗い切った後に「今日も海軍をやっつけたぞ」と満足そうな顔をするのです。

要は、ナマズを気持ちよく洗い物させるための呪文でもあるのですが、油汚れのフライパンと向き合うよりも、愉快な設定をした方が楽しくなります。ONE PIECEでなくても、好きな漫画の悪役やライバルなどを”やらなければならない嫌なこと”に位置づけると、少し頑張れるかもしれません。(ちなみに私は、海軍が3名以上いると萎えるので、ナマズの気持ちを盛り上げ、代わりに洗ってもらっています)ぜひ、お試しあれ!

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