浮気のライン
夫婦で何度も話になったことのある「浮気のライン」
ナマズ(=旦那)は、交友関係が私の10倍広く、女性との繋がりもたくさんあります。かつ、ナマズは人と話すことや遊ぶことが大好きなので、人類みな兄弟並みにいろんな人と仲良くしている男です。
だからなのか、付き合った当初から、
よく連絡を取り合う女性がいる
女性ふたりとご飯に行く
ナマズがハーレム状態で遊びに行く
などが当たり前でした。
文字だけ並べると、ナマズが遊び人のように見えます。でも、アルコールを飲んでウェーイ!!とはしゃぐ様なパリピにはほど遠く、どちらかというとお酒をしっぽり飲みながら、最近どうよ?と語りかけてくるタイプです。
そんな人類大好き人間の妻・私が考える浮気のラインはどこかというと、「男女関係を疑われてもおかしくない行為をしたとき」です。
例えば、
心から溢れ出る好意が行為になってしまったら、それは浮気。加えて、気持ちがなくても身体を重ねれば、それも浮気になると思っています。
なぜ、私がこのラインを引いているかというと、
「男女関係を疑われてもおかしくない行為をしたとき」
=「私が傷つくこと」でもあるからです。
誰かに好意を抱いてしまうことは、後何十年生きていく中であると思います(本当はないといいんだけど)。
そうやっていろんな人と関わっていく中で、”いいな”と心の奥にラブが芽生えてしまうのは、正直仕方ないこと。ただ、それを表に出してしまうのは嫌だなと思っているからです。
***
以前、ふたりで浮気について話したときに、こう言ったことがあります。
「女の子とふたりで飲むのはいいんだけどさ、2軒目は行ってほしくないなぁ」
夜の2軒目って、好意がないと行かないものだと思っていたんですよね。で、その後お家かホテル…みたいな。分かってくれる人いるかなぁ…。
ナマズとしては、話し足りなくて2軒目に行く選択肢があるようでした。じゃあ、1軒目で話し続ければいいんじゃないの?と思ったのですが、長居しづらい状況があるんだとか。
私は夜の外食に疎いので、話し合いの末、ナマズの言い分を信じて、仕方のない2軒目は許すことにしました。
***
そもそも、私はナマズへの信頼が絶大であり、浮気は”できない”だろうと鷹を括っています(いいのか悪いのか…)。
初めて会う女性には、必ず最初に私の話をしてくれて、妻帯者である予防線を張ってくれるところや、「君が泣くところは見たくないから、僕が浮気なんてできるわけないじゃないか」とナマズがナマズ顔になってしまうところとか。
小さな信頼の積み重ねで、女性関係についてあまり厳しく取り締まっていません。ナマズの交友関係を縛るのは、水のない水槽でナマズを飼うようなものだと感じていますので。
一方、私も男友達とふたりで、ご飯に行くこともお散歩に行くこともあります。ただ、ナマズからは「行くのはいいけど、僕には言わないでほしい」と私が他の男性と一緒にいるところを想像するのは、身が悶えるとのことでした(可愛い)。
これから先、長く連れ添っていけば色々なことがあるでしょう。その度に、認識のズレや嫌と感じることに、きちんと向き合っていきたいと思いました。
皆さんの浮気ラインも気になります。多くの価値観に触れて、浮気のラインが変わったりして…。笑 参加企画の醍醐味を味わうために、いろんな方の記事に飛び回りたいと思います。
前回の夫婦エッセイはこちらです。
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