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2024.02.17 三菱みらい財団交流会に参加してきました

2月17日(土)に三菱みらい財団の交流会(関東支部)に参加させていただきました.

関東を中心に様々な取り組みをされている団体・学校の先生とお会いし,お話しさせていただく機会は今まであまりなかったため,とても新鮮であったと同時に私たちの団体でもより精進していかなくてはならないなと背筋が伸びる思いでした.

こちらの交流会では,他の団体・学校の先生方と”作戦カイギ”をすることでネクストアクションに繋がる話題が多く展開され,休憩時間になっても議論が止まることなく熱中していたことが強く印象に残っています.
(交流会が終わるころには頭をフル回転させた反動でふらっふらになっていました(笑))

他者への問いかけによって様々な立場の要素を含めて今までは想像もしなかった視点や意見を獲得する感覚がとても楽しくて議論を止めたくないなぁと感じさせてくれる雰囲気は,普段からそれぞれの活動について熱心に考え,行動している人たちが集まっているからこそ作られたのだろうと思いました.

運営の皆さんの柔軟な対応や交流会が参加者にとって学びに溢れたものになるように設計された企画には,終始感心して自分だったらどのように動いていただろうなと考える機会となりました.
高校生みらいラボでも出張授業や合宿企画を開催していますが,ぜひとも参考にさせていただきたいと思いました.

それでは写真と一緒に交流会の様子を振り返っていきましょう.

自分が持っている問い

今,自分が持っている問いを書き出してみると意外と思考に偏りがあることに気が付きます.
これらの問いは私の過去と重なる部分があったり,現在携わっているプロジェクトの課題であったりと結局のところ自分を改めて捉えなおしている工程なのかもしれないなと思いました.
まさに「日本だからできること 私たちだからできること」という問いには,自身が自分だからできることを追い求めていたことやアメリカでそろばんを教えた経験から生じているんだろうなと考えられますね.


皆で考えたい問い

後ほどこの問いを持ち寄り,似たもの同士でグループになって”作戦カイギ”を行っていくわけですが,私の問いにはキーワードとして「ワクワク」という言葉を入れています.
「ワクワク」って言葉は人によってとらえ方が変わるもので,その違いが面白いなと感じているワードでもあります.
「ワクワク」という感情を生み出すのは本人かもしれませんが,その感情が湧き出る要因というものを私たちは作り出せるのではないかという問い.
それは芸術品でも,文学でも,知識でも,文化でもなんでもよくって,それらを作る私たちってどんな存在なんだろうかというところまで考えさせられました.


”作戦カイギ”の内容を他の班の人にもシェア

”作戦カイギ”が終わると他の班で話し合いをしていた人とシェアの時間.
私たちのホワイトボードを見て興味を持ってくださった方とさらに考えを深めます.
ホワイトボードの前で話し合いの流れを説明するときは,高校の化学部でポスター発表をやったことを思い出し懐かしくなりました.
あのときの経験のおかげで人前でもかなり話せるようになったので当時お世話になった顧問の先生や同期には感謝してもしきれません.
ホワイトボードいっぱいにちりばめられた文字に興味を持って多くの方が説明を聞きに来て議論に加わっていただけたことがとても嬉しかったです.
(「菅谷さんのところ,たくさんオーディエンス集まっていたねぇ!」とお褒めいただきありがとうございました🙇🏻)
このときはずっと話続け,頭をフル回転させながらわずかな人生経験をもとに議論をしていたのでとにかく必死だったことは覚えています.
将来は自分も余裕をもって議論できるようになるのかしら?

私たちの班のホワイトボード

私たちの班の議論は「探究」→「成功体験」→「ワクワク」→「アイデア」→「本物」のキーワードを追って進行していました.
探究でグループ研究にするか個人研究にするか?
グループ研究では似た分野で集めたとしても,興味関心が違うこともあるよね.
そのときに先生たちはどうしてもレールを引きたくなってしまう.それはなぜ?
それは生徒に成功体験を提供したいからではないか?
成功体験によって子ども達は何を得られるのか?それは「ワクワク」ではないのか?
ワクワクは知らないことを知ること,非日常体験をすること,自分がやりたいことに対して他者から興味を持ってもらうことからできるのではないか.
探究でワクワクはどのようなことから生まれやすいのか?それは「アイデア」かもしれない.
そのアイデアはどこから生まれるか?それは本物を見ることで生まれるものなのかもしれない.
探究で本物を見るって何だろう?そもそも「本物」ってなんだ?
こんな感じでぐる―っと回った議論を通して探究について考えていきました.

本物って何だろう?を考えるときに私が常に考えている問いでもある「見る→わかるって何だろう?」と結びつくことに気が付いて個人的に一番盛り上がっていました.
議論するって楽しい.カイギするって楽しい.

自走していくためには?

最後に,”作戦カイギ”を経て自分たちの活動が自走していくためにはどんなことをしたらよいかについて考えてみました.
あの交流会の直後だから出た言葉たちなんだなと思うと大切にしたいメッセージですね.
「できることのおすそ分け」とは,この交流会の前に出張授業で見た中学2年生の「自分のやりたいことはこれだから,君のと組み合わせたらこんなことができるね!」という会話から得られたキーワード.
今改めて見てみるとすてきな言葉ですね.

名古屋支部・仙台支部・東京支部同士の交流会にて

東京支部代表で感想を述べさせていただきました.
まだまだ言葉が足りないなとも思いましたし,さらに落ち着いて話せるような安定感が欲しいなと強く感じました.
次にこのような場をいただけたら,そのときはより成長した姿を見せられるように頑張ります.


集合写真

東京支部に参加した皆さんと一緒に集合写真📸
本当にありがたすぎることなのですが,皆さんに薦められて中央の席に座らせていただきました.
この場にふさわしい人間になれるように精進します!


まとめになりますが,交流会でお会いした皆さん本当にありがとうございました.
引き続き,ご一緒に活動できることを楽しみにしております!
「できることのおすそ分け」をぜひぜひさせてください!

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