動画革命はこれから加速する
最近TikTokを始めようと思って、こんな本を読みました。
何かを始めるときはまず歴史から紐解く。なんて作家的アプローチーなんでしょうか。
いわゆるネット・SNSの進化って、テキスト→写真→動画という流れになっています。
ネットってまずは文字情報が中心でしたよね。僕も昔はHTMLでホームーページを作ったりしていました。20年前ぐらいです。
そのときは通信データを抑えないとだめなので、画像データもそれほど使えなかったんです。だからテキスト中心ですね。
そこからブログが流行りました。まだこの段階でもテキストですね。ただ通信データ容量が向上し、画像データはガンガン使えるようになりました。
ただそこからTwitterが誕生し、テキストは長文から短文に。つまりショート化したんですよね。
この短くなるというのも、ネット・SNSの特徴かもしれません。
紙媒体で読む小説と、WEB小説の差って短さですからね。WEB小説は2000字ぐらいで物語の起伏をつけて読者に読んでもらう必要があるので、普通の小説とテクニックが若干違います。
小説もネットでは短くする必要があるんです。
さらにインスタという写真情報に特化したSNSが生まれました。動画はユーチューブですね。
動画はパソコンというデバイスと容量の問題でなかなか外で見ることができませんでした。
しかしスマホという持ち運びに最適化したデバイスの普及と4G化によって、その問題がクリアになりました。
いつでもどこでも動画が見られる動画時代の到来です。
もうこの段階になると字を読むのが億劫だという人が増えてきました。何も文字媒体で情報を得なくても、動画を見ればいいんですから。
レシピアプリも昔はクックパッドが人気だったんですが、動画でレシピを見れる『クラシル』が注目されています。ここもテキスト+画像→動画という流れが見受けられます。
こんな時代になると文章で生業を立てている作家はもう大ピンチですよ。アメリカの作家は自分の本を朗読するスタイルが流行しているそうです。作家もトークができないとダメな時代に突入したわけです。
作家が表に出るもんじゃない。作品のみで勝負するべきだ。そんな価値観などゴミ箱に捨てないとダメな時代がきました。
ただその動画も進化を遂げて、TikTokが誕生しました。
ユーチューブとTikTokの一番大きな違いは、動画尺です。TikTokは1分から3分とユーチューブに比べると非常に短いんです。
これは動画のショート化ですね。テキストではブログがTwitterになったのと同じですね。
TikTokを運営するバイトダンスは中国の会社なんですが、中国のIT化・AI化は凄まじいですね。
アメリカの流行がいずれ日本に訪れると言われてましたが、今は中国の流行がいずれ日本に訪れるという感じになっています。
この本を読むと、TikTokはさらに普及するでしょうね。ユーチューブが爆発する前のぐつぐつ煮えた状態になっています。
以前『お父さんはユーチューバー』という小説を書きましたが、この感じならば『お父さんはティックトッカー』を書く必要がありそうですね。
そしてそれは自分で朗読しないとだめなのかも。なんて忙しい時代なんでしょうか。
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