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文化庁メディア芸術祭受賞作品展にいってきた

学生時代の友人の作品が展示されているということで、日本科学未来館で開催されている文化庁メディア芸術祭へいってきた。

国立新美術館で開催されていた頃には何回かいったことがあったが、日本科学未来館での開催になってからいったのは初めてだった。

とりあえず遠い。臨海部は非常に遠い。

会場に到着し、作品を眺めていると意外と若者や家族づれが多いことに驚く。国立新美術館の頃とはまた観覧者の世代や雰囲気が変わるのだろうなと感じた。(ここには乃木坂とお台場の地域性の違いを感じた。)

友人の作品を見るのはほとんど初めてだったが、メディアアートに触れる機会があまりない自分にとっては少し難解な作品だった。そもそも現代アートと呼ばれるもの自体が難解なものでとっつきづらいものなので仕方がないといえばそうなるのだが。

しかし、今回は作者である友人が会場にいたので話を聞くことができた。ネット上の情報や解説などではなく、実際に製作者の生の解説を聞くことができるとその作品に対する解像度がよくなり、作品により近づくことができたような気がするのである。

また、美術の畑にはいない自分に説明をしてくれているので非常にその解説もわかりやすい。それぞれの専門分野にいるとその環境に慣れてしまったせいで外の世界がわからなくなってしまう。そういった意味では美術の世界は非常に閉鎖的なものであるかのように感じられた。

そこは友人も理解しているらしく、鑑賞者の生の反応を感じたいと言っていた。

こうした現代アート、メディアアートに限らず、ありとあらゆる世界との関わりを持ち続けることで自分の視野を狭めないようにしたいと思う一日だっった。

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