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【ショートエッセイ】夢が叶わなくても大丈夫

子供の頃に夢があった。
小学生の頃はサッカー選手になりたかった。
ただボールを毎日のように蹴っていれば夢が叶うと思っていた。
中学生になって医者になりたいと思った。
がむしゃらに勉強した。
毎日のように勉強をすれば夢が叶うと思っていた。

いつの間にか夢を諦めていた。
諦めたと言うか諦めざるを得なかったと言うか・・・。

例えばぼくは散々勉強したあげく、大学の医学部には入れなかった。
何年掛かろうが合格するまで頑張ればよかったじゃないか、でも気持ちが続かなかった。
自分の能力の足りなさを思い知ったから。
たぶん死ぬまで勉強しても届かないとわかったから。
何年も必死で勉強したのに・・・。

夢は残酷だ。
夢を叶えられる人はほんの一握りで、ほとんどの人が無駄な努力で終わってしまう。
最初から夢なんか見なければいい。
でも、夢は絶滅しない。
それでも人は夢を見続ける。

夢が叶った自分を想像してみる。
わくわくして仕方がない。
これが希望に変わる。
希望は生きていくための動力源になる。
ボロボロに壊れた心に力がみなぎる。
そして不安しか見えない未来へと突き進んでいくことができる。

夢は叶わないかもしれないけど、夢に向かって直向きに頑張ることは何にも代え難い。
それでよかったんだよな。

ぼくはまだ夢を見ている。
作家になりたい。
夢が叶わなくて悲しんでいる人を勇気づけたい。
この夢は何としても叶えたい。


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